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エッセイというか日々の戯言

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絶え間なく進む日々の中で、感じたことなどを綴っていこうかと。
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2019年1月の記事一覧

記憶装置。

久し振りに見た写真に僕はいない。
当たり前だ、シャッターを切ったのは
誰でもない僕なのだから。
そして、実感する。
シャッターを押す瞬間
僕は写真を撮るという行為と共に
記憶装置としての役割として
存在を保持していたということを。

noteで連載していた青春小説
「ハイライト」の主人公のように
僕は常に誰かの姿を切り取ってきた。
それは自分に自信が無くて
椅子取りゲームの要領で
自分の居場所みた

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2019年1月19日(土)の戯言。

2019年1月19日(土)の戯言。

今年で平成が終わる。
個人的には20代も終わる。
社会規範で論じれば
子供の頃、遠かったはずの
大人として生きていることになる。
実感は湧かないけれども。

六連勤を終えての休日は
何とも言えない夢で目覚めて
ひどく気分が悪いスタートだった。
疲れているのか或いは
無意識が何かを訴えているのか
そんなことは当事者にだって
分からないけれど、空は青空だった。
今日はセンター試験だとか
全く無縁のイベ

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成人の日。

今日は成人の日。
去年或いは今年の3月までに
二十歳になる世代は
地域のホールや体育館に集められ
大規模な同窓会を行ない
夜には飲み屋で騒ぐことが
認められているような日だ。
学生が多く住むアパートの一角にある
僕の部屋は、いつにも増して静かだ。
みな、地元にでも戻っているのだろう。
静かな夜は貴重で、素晴らしい。
今年も逮捕者が出たニュースもあるようで
新成人のバイタリティーが
少しばかり羨まし

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娯楽。

娯楽と聞いて、人は何を思うのだろうか。
気にしたことは今まで無かったけれど
娯楽について考え始めたら浮かんできた疑問だ。
「仕事や勉学の余暇にする遊びや楽しみ」
これが辞書による意味である。
余暇の時間を埋める何かということだろうか。
それは間違いなく十人十色だし
その人の個性を浮き彫りにする篩のようだ。

学生時代、毎日のように部活に拘束されており
休日の過ごし方なんて、人生での重要項目を
勉強

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