職場遍歴 キャバクラ客引き編#1
観覧ありがとうございます。
続きです。
だいぶ昔の話なので思い出せる範囲で記憶を頼りに書いていきます。当時の話なので今は色々と変わってる可能性があるので悪しからず。
キャバクラのボーイは前の記事で書いた様に3ヶ月で辞めることとなります。
J君から客引きの誘いを受け話を聞きに行きます。
ちなみにJ君とは高校生からの知り合いです。
地元も高校も別でしたが、以前出てきたY君の友達でそこのグループは悪ガキが多かったので悪い事とは全く無縁の僕は一緒にいるだけで面白く感じ、よく夜中に遊びに行く様になり、つるむ様になります。
J君は高校を中退して色々やってましたが当時はキャバクラの副店長してました。しごできです。
その店は以前僕が働いてたお店よりグレー寄りのお店でゴリゴリに客引きも使ってました。
ちな僕が3ヶ月で辞めた店はグループ自体が大きく、かなりホワイトでした。客引きも禁止です。
もし水商売をしようと思ってる方がいたら大きいグループをお勧めします。個人店になればなるほどグレー度合いは上がってく気がしますw
僕が誘いを受けたのは単純にキャッチの人間が足りて無いのと僕がキャバクラ経験者だからだそうです。
J君に僕は仕事内容について尋ねます。
するとJ君
「歩いてる人をキャバクラに連れてくだけだよ」
なんで雑な説明なんだw
給料についても聞きますが、店にいるキャッチの親玉に聞いてくれと言われ、別日に僕とJ君でお店に行きます。
お店に行くと詐欺師風のメガネをかけたの40代くらの鼠男に似た方がいましたw(以後Mさんと呼びます)
J君が「話してた新しいキャッチです」と紹介してくれます。
するとMさんが小馬鹿にする様にニヤニヤしながらJ君に目配せしてます。J君自体は??といった感じ。
するとMさんが「君ほんとに大丈夫?」
内心こいつはなんで失礼なやつなんだと怒りを覚えましたねw
元々童顔の僕。向こうからしたらキャッチに似つかないヒョロガリの若造が来たと小馬鹿にしてたんでしょうね。
そして僕「はい、大丈夫です。」とだけ言います。
MさんもJ君から元々キャバクラで働いてたことを聞いてたみたいなので、まぁ店内経験したことあるなら大丈夫か、と言われ即採用になりました。そしてその日からすぐに働き出すのですがその前に気になる給料について話しておこうと思います。
繁華街に溢れかえってるキャッチですが、個人事業主やダマでやってる方は基本的に自分が引いたお客さんのお会計からパーセントが決まっていて、それが給料になります。後々本業の方何人かと仲良くなりますがその人は20パー近くもらってたと記憶してます。
ここの数字は業界やお店によってかなりばらつきがあります。キャッチと言っても居酒屋、カラオケ、そして水商売など色々ありますからね。
ちなみに僕の雇用形態はダマのアルバイト。
日払いでMさんから毎回手渡しで貰ってました。もう時効です。勘弁してください。
バイトなので僕の給料はパーセントでは無く、5000円が基本給。そこから2人を1組として、1組引くと+1000円、2組で+3000円、3組で+5000円と言った感じ。※1人の客は引いてもカウントされないので2人引いて1組扱い。
5000-6000-8000-10000円と給料が上がっていきます。4組以上はあまりなかったですがその後も+2000円ずつされていくイメージです。
勤務時間は7時半-11時。約3時間半なのでお客さんを引けば引くほど時給が上がっていきます。ちなみに11時上がりなのは終電があるからです。
そしてMさんと街に出る僕。トークや基本的なルール、テリトリーを聞きます。
トークはブラックトークと言うものがあります。ブラックトークとは言ってはいけない言葉です。あまり覚えてないですが、キャバクラって言葉を出しただけでアウトだったと記憶してます。まぁ、私服警官にさえ声をかけずに、かけてしまってもブラックトークや付き纏いをしなければ捕まることはありません。
なので僕は人を見てガンガン使ってましたw
ルールは値引きやサービスの仕方などです。
キャッチを使わずにお店に入ると40分6500円+TAXだったと思います。時間によっても変動した気がします。
値引きの限度額は1人頭4000円まで。
乾杯のビールは1杯までOK。乾き物(ポテチなど)もサービス可能。
それ以上のサービスはMさんに電話して聞く様にと言われました。
ここの値引きの感覚と温度感で客引きの腕が試されると思いますね。
テリトリーはここからはどこどこの店のエリアだから声かけ禁止など。僕の場合、基本的には立ち位置が決まっているので、そこで一声かけて行けそうな人がいれば付き纏います。いくら声をかけて取れそうでもそのテリトリーを超えた瞬間に声かけはできません。これはかなりシビアで後々僕もトラブルになるのですがほんとに厳しいです。
結構端折っちゃいましたがそんな感じです。
基本的な説明を受けてまずは周りのキャッチさんに挨拶。これもトラブル防止のためです。
Mさんは忙しいからと1人街に放り出されます。
果たして僕はお客さんを捕まえることができるのか…
長くなったので続きます。
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