【つながる旅行記#278】『東海大学自然史博物館』を巡った記録
前回は三保の松原を満喫し、博物館欲求を更に満たすために近くの博物館へ自転車を走らせた。
そんなわけで、まずは自然史博物館に入っていこう。
入り口付近には恐竜。
これだけでもう子供はテンションが上がりそうだ。
そしてチケットはもちろん2館共通券を買う。
もう14時ではあるが、まあなんとか両方見れるんじゃないか?(フラグ)
館内に入ると、なんだか幻想的なライティングのエスカレーターで展示室へ向かうことに。
こういうの、いいよね……!
そしてなんだかよくわからない古生物がいきなり登場。
今まで生きてきてセイムリアという単語を聞いたためしがないが、このセイムリア(シームリア)は爬虫類と両生類の両方の特徴を持った生物らしい。
なんだかこういう”両方の特徴”というフレーズを聞くと、沼津の深海水族館でのシーラカンス&ハリモグラを思い出す。
なおセイムリア(Seymouria)の名前の由来はテキサス州のシーモア(Seymour)で見つかったからとのこと。
FF10プレイ済みの人間は反応不可避である。
そしてサイズがいきなりデカくなったこちらがスクトサウルス。
沼地で植物を食べていた生物らしいので、出会っても安心。
なお、古生代の終わり頃には両生類から進化した爬虫類が地上に進出し、水辺を離れて生息域を広げていた。
両者の違いは色々あるが、知っておきたい違いは……『アゴ』である。
爬虫類は両生類の丸呑みとは違い、餌をしっかり噛むことができる。
そしてそれが出来るようになった理由は、下顎を持ち上げる筋肉が付いたからなのだが、その筋肉が収まる場所が必要ということで、目の裏にへこみや穴ができた。
いままで恐竜の化石を見てきて「なんか穴多いな…?」とは思っていたが、筋肉が収まるスペースだったことを今更知った自分がいる。
何かの機能を会得するためには、それ用のスペースを設けなきゃいけないんだな。
また、爬虫類は穴の数で双弓類、単弓類、無弓類にグループ分けがされている。
いや無弓類に穴ないじゃんという話なのだが、深いことは考えないでおこう。
なんかこう、色々あるのだ。
そして舞台は大展示室へ。
自分でも知っている恐竜たちがいっぱいいそうな予感……!
なお、「ステゴ」は「屋根」のことらしい。
そして「サウルス」はギリシャ語で「トカゲ」。
つまりステゴサウルスは「屋根トカゲ」である。(すっごい弱そう)
なぜこんな名前になったのかというと、発掘当初は部分的なパーツしかなかったため、この板状の部分が亀のように体を覆っているとか、この板が横倒しになって屋根みたいになるんじゃないか?という発想から「ステゴ(屋根)」になったとか。
……というか、こんな有名な恐竜の名前についても自分は調べたことがなかったんだなと。
近くには超有名なトリケラトプスもいた。
こちらの名前の意味は『3つの角を持つ顔』である。
もはやサウルス(トカゲ)とかいう生物要素すら削られているが、こちらは古代ギリシャ語の「τρiα(トリ)」、「κερατο(ケラト)」、「ωψ(オプス)」を組み合わせたとのこと。
わかりやすい名前で非常によろしい。
なお、2010年頃には「トロサウルスってトリケラトプスの成長した姿では?」という話があったりしたのだが、最新研究では普通に別種っぽいという認識が主流のようだ。
恐竜の研究は技術の進歩によってまだまだ新発見がありそうで、今後も楽しめそうな分野だ。
なんかもうこんなデカい生物が闊歩しまくりだったことがもうロマン溢れまくりなわけだが、
デカい恐竜といえば……!!
そう、やっぱりティラノサウルス!!
この堂々たる風格!!!
(タルボサウルスです…)
……世界はまだまだ知らないことばかり。
やはり今後も学んでいかねばならないことを実感しつつ、次回へ続く……!
(※タルボサウルスは一応アジア最強ではあるので、すごいぞ!)
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