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【つながる旅行記#279】パラサウロロフスのデンタルバッテリー…?【東海大学自然史博物館】

前回は謎の両生類から始まり、定番の恐竜たちの骨格を体感することが出来た。

大展示室には前回紹介したもの以外にも様々な恐竜が展示されているが、中でも一番大きいものがディプロドクスだ。

いやもうデカすぎて全然よくわからないことになっているが、実際にディプロドクスに出会ったらこんな視点になるんだと思うと、やはり今の陸上生物とは比較にならないなと思う。

(ディプロドクスは体長26m)

キリンどころじゃないな…

大きな恐竜を見たあとは小さめな恐竜も見ておこう。

こちらはプロトケラトプス

プロトケラトプス

トリケラトプスのような角はないが、くちばしフリル状の構造はある。

モンゴルや中国では、赤ちゃんを含めて多くのプロトケラトプスの化石が発見されているそうだ。

赤ちゃんたち
卵は凄いのだ

そして自分が幼少期になぜか惹かれていた恐竜である、パラサウロロフスみたいな頭があった。

トサカもそうだが、このカモっぽい口もまたいい。

……でもこれはサウロロフスだったようだ。(意味はトサカトカゲ

ちなみにパラサウロロフスの「パラ」はなんなのかというと、「似た・近い」という意味らしい。

要するにパラサウロロフスは、「サウロロフスに似たやつ」みたいな単純な名前だったのだ。(〇〇モドキみたいな…?)

好きだった恐竜の衝撃的な事実……!

パラサウロロフスのアゴ

だがそんなパラサウロロフスファンに向けて、申し訳程度にパラサウロロフスのアゴがあった。

まあ自分が好きなのは音が出るというトサカなのだが……。


とはいえ、この展示のおかげで「デンタルバッテリー」という概念を知れたのは収穫だった。

草食恐竜は植物をすり潰して食べる際に歯が摩耗するので、新しい歯にどんどん生え変わる仕組みがあるようなのだ。


でもなんかこれ、どっかで聞いたような話だな……?

……ああ、福岡市動植物園のゾウの展示だ!

厳密には生え方が異なるが、こういう草食動物の歯の仕組みは恐竜の頃から実装されていたんだなと思うと……胸が熱くなるな


色々な頭
始祖鳥

そしてなんと、あの有名な始祖鳥を発見。

羽毛っぽいものもバッチリ確認できる。

鳥だこれ
孔子鳥なんてのもいるらしい

そして流石にそろそろお気づきだと思うが、この自然史博物館は世界中のありとあらゆる有名どころのレプリカを揃えている。

本物じゃないんだ…」とガッカリした人もいるかもしれないが、レプリカだからこそ世界中の恐竜が静岡でこんなに至近距離で見られるのだ。

あと、本物だと重すぎて立ち姿での展示が難しいという事情もあったりする。


それにまあ、化石は基本的に別の鉱物に置換されているものなので、みんなレプリカみたいなもんだといえる気も?

一応2005年には「ティラノサウルスの大腿骨から血管や細胞が見つかった!!」なんて報告があったりもしたのだが、「ただのバクテリアでしょ」とかいう話が出て以降は日本語の情報は皆無なので、詳細は不明だ。

……まあ多分バクテリアだったのだろう。


そんなわけで展示はまだまだ終わらない。

果たして恐竜ゾーンを抜けた先にあるのは一体何なのか……!


次回へ続く!!


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