【つながる旅行記#265】とりあえず伊豆高原の別荘地を歩く【城ヶ崎海岸駅】
前回は城ヶ崎海岸でピクニカルなコースを楽しんだ。
ではせっかくなので城ヶ崎海岸にあった展望台に登ってみよう。
(つい最近びゅうおにも行ったが、こういう高いところから周囲を見渡すのっていいよな……)
伊東の市街地から見たときよりも大きい大室山が見える。
山焼き効果で滑らかな緑色の姿になっていて、非常に素晴らしい。
思えばこの辺りの自然は、大室山の溶岩に埋め尽くされた……というか、冷えた溶岩の上に根付いた植物たちが長い時間をかけて成長したものなのだ。
そう考えると、植林などによる里山ではない本当の自然の中を歩けたのはいい経験になったかもしれない。
(こういう場所を巡るのも楽しそうだな)
それではちょっとこの辺りを歩いてみようか。
海岸沿いではなく、山側の方へ。
ということで城ヶ崎海岸から大室山方面へ向かって歩いていく。
なにやら別荘ばっかりで普段行く観光地とは違った雰囲気があるこの場所だが、当然ながら山の方に向かっているので登り坂である。
とりあえずの目的地として、城ヶ崎海岸駅を目指すとしよう。
しかし城巡りでもないのに登り坂を行く羽目になるとは……。
やはり平面の地図を漫然と見てるだけでは駄目だ。
世の中には高低差というものがあるのだから。
お、ここにもイソヒヨドリの姿が。
さすが伊東市の市を代表する鳥だけあって出現頻度が高い。
……ん?
う、ウサギ!?
……そう、伊豆ではこんな感じでノウサギも生息しているのだ。
ド田舎で育った自分だが、ノウサギなんて見たことがないのでテンションが上がりまくりである。
伊豆に別荘を買うと、こういうものが見られる楽しさもある……!?
さて、ほどなくして城ヶ崎海岸駅に到着した。
海岸まで結構な距離がある気がしてならないが、城ヶ崎海岸駅である。
城ヶ崎海岸駅は見た目がログハウスな感じの駅で、海岸というより山要素を強く感じる。
まあここらへんは伊豆高原とも呼ばれているので間違いではない。
では駅をあとにして、更に進むとしよう。
実はさっき地図を見ていてめちゃくちゃ気になる場所があったのだ。
『怪しい少年少女博物館』。
もう名前からして怪しすぎる博物館である。
博物館好きとして、こんなものスルーできるわけがない。
そんなわけでなんだか小腹も空いたし、目的地の博物館のすぐ近くにあったお茶屋さんに寄っていく。
なにやらすっごい粉がかかったソフトクリームが出てきた。
妥協を感じないお茶パウダーのかけ方に好感が持てる。
はっ……!
まさかこれは大室山を表現しているのか!?
まあんなこたないなということで混ぜてみる。
一口食べてみると、そこら辺のよくある既製品ソフトとは違ったさっぱり感。これは確かに無添加な感じがする。
ガッツリ甘いものを欲している人には向かないかもしれないが、これはこれで良い感じだ。
またいつか食べに来よう。(気軽に来れる場所じゃない気もするが)
そしてぐり茶の杉山から徒歩10秒で見えてくるのが、目的地の『怪しい少年少女博物館』である。
営業してるのかがまず怪しい佇まいだが、一応幟は立っているので開館はしているのだろう。
建物前のペンギン人間によって、ここだけ異質な雰囲気がすごい。
……では突撃するとしよう。
今までたくさんの博物館に行ってきた自覚はあるが、こんなにもある種の覚悟をして入ろうと思うのは初めてかもしれない。
一体中ではどんなものが見れるのか。
次回へ続く……!!
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