【つながる旅行記#72】鎌倉文学館と独特なネーミングのバラたち+由比ヶ浜
前回は鶴岡八幡宮と鎌倉大仏を見た。
今回まず行くのは、鎌倉といえば文豪ということで、鎌倉文学館だ。
鎌倉の大仏から普通に歩いていける距離にあったので助かる。
いかにもな金持ちの屋敷のような雰囲気が漂う。
鎌倉文学館は、何を隠そう元は前田公爵家の別邸なのだ。
前田というのは、あの有名な加賀百万石の前田家である。
戦国無双をやっといてよかった。
ゲームから得た知識は旅でも生きるのだ。ちょっとは。
敷地内にトンネルを作っちゃうのが公爵家スタイルなのだろうか。
この建物もTARITARIの聖地巡礼の場所の一つ。
登場キャラの住んでいる家なのだ。
まあ正直昔のアニメなのでキャラクターの名前もうろ覚えだけど……。
調べてみると住んでいたキャラは「ウィーン/ 前田 敦博」とのこと。
ああそうそう。帰国子女でウィーンって呼ばれてたキャラだった。
えっ、”前田”ってそういう……?
まさか今更キャラ名の由来に気付かされるとは。
こんな建物に住んでるとか羨ましい話だ。
しかもここ、昔は佐藤栄作が別荘として使っていたこともあったという。
元首相の別荘が家のキャラだったとは。
中は残念ながら撮影禁止だったので、庭に移ろう。
この庭の手入れだけでいくら掛かるんだよと思いつつ、奥にはバラ園まであるらしい。
なんだか奇抜な名前が散見されるバラたちだ。
そして「いや花を見せろよ」という声が読者から聞こえてくる気がする。
わかる。
もはや木を見てるだけだし。
でもこれ4月だから!
逆に4月のバラ事情を知れて良かったということでいいんじゃない?
そう、4月にバラは咲いていないのだ。
自分の旅に花たちが合わせてくれるわけではない。
とはいえ、まったく知らなかったバラの世界を垣間見れた気がして良かった。こんなに多種多様な品種が作られるくらい、バラには愛好家がいるということなのだ。
世の中にはいくらでもこだわりの世界があるらしい。
自分もなにか一心に熱中できることが見つかればいいのだが。
というわけで鎌倉文学館を後にする。
こういう昔のお金持ちの住んでいた場所に行くのも面白いなと気づいた。
行く先々でこういう場所に行くのもありかもしれない。
さて、もう夕方になってしまったがどうしよう。
とりあえず駅に向かうか。
由比ヶ浜……。
なんだか浜に行きたくなってきたな……。
今後の人生でここにまた来れるかもわからないのだ。
思い立ったが吉日。
寄っておこう。
ここが由比ヶ浜……。
そう、海が近くにない環境で育った自分は、砂浜にやけに惹かれる。
あと波の音や潮の香りにも。
まあ4月なので海水浴シーズンでもないし、打ち上げられたゴミとかもたっぷりではあるのだが、それすらも風情を感じる。
トンビもいっぱいいるけど……。
さて、海成分を摂取したし、由比ヶ浜駅へ戻ろう。
もう時間も時間なので、次がラストだ。
神奈川の旅ももう終わるんだな……。
次回へ続く。
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