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【番組で もっと話したかったエピソード➌】おむすびの日に、みんなで「ぼだっこおにぎり」を食べた話

《連続1757日目!》

先日「マツコの知らない世界」に出演させていただいた。
正味30分ちょっとの放送時間の中で紹介したおにぎり屋さんは16店。
通常のテーマよりかは、かなり濃い内容だったかなと。

でも実は・・・
もっとこのあたりは深掘りして話したかったなあ、もっとおにぎりを紹介したかったなあというところがいっぱいある。
(放送時間や進行の流れがあって、話せなかった…)

そこで、ゴールデンウィークスペシャル企画として、
もっと話したかったエピソードを過去の記事を元にリライトしてお届けしたいと思います。

もし次に呼ばれる機会があれば、絶対話をしたい内容なので、ぜひ読んでもらいたいって思います!

その第3弾は・・・

ぼだっこのおにぎり。

番組の中では、秋田県の注目すべきご当地おにぎりとして登場。
その超塩辛い鮭について、マツコさんといろいろ話をした。

そのやりとりが、ミルクボーイの漫才みたいになっているとの話もw

そんな、「ぼだっこのおにぎり」だけど、自分の中ではとても特別な存在。

今回は、そのぼだっこのおにぎりと、そこから広がる物語をご紹介したいと思う。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

それは、2019年1月の話。





1月17日はおむすびの日。

数字のごろ合わせでもない。田植えでも収穫の時期でもない。
どうしてこの日がおむすび?って思うかもしれない。

実は…
1月17日がおむすびの日が制定されたのには、深い理由がある。






おむすびの日は阪神淡路大震災から生まれた


今から29年前、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災。寒く厳しい時期に、避難生活を強いられた人々ためにボランティアの人たちによって炊き出しが行われ、その時におむすびが多く食べられた。
震災にことを忘れないように、そしてその中での食事の大切さ、ボランティアの方々への感謝なども込められて、この日がおむすびの日に設定をされた。


今年も能登で大きな被害が出た地震があった。
多くの人が亡くなり、多くの方が今でも避難生活をされている。

この日本に住んでいる限り、自分や自分の周りで、いつ災害が起きてもおかしくないと言われている。
だからこそ、常日頃から防災への意識を高めなくてはならない。

自分は、防災士の資格を持っていることもあり、防災や減災についてこのnoteの中でも、いろいろ書いてきた。


★防災士として、書き綴ってきたこと。

ぜひ上のリンク先を読んでみて欲しい。こんなことを書き綴っています。

●被災地のボランティア活動と被災地の子供たちをJリーグ観戦に招待した話
●防災をテーマにした2つの事業アイデアを考え、多くの人の前でプレゼンをした話
●災害備蓄に役立つ、長期保存おむすびを実際に試したレポート
●大川小学校「ひまわりの丘」の種の話
●Yahoo!防災模試をやってみた話



おむすびの日にみんなでおむすびを作って食べた話


そんなおむすびの日に、みんなでおむすびを作って食べた話を今日は書こうと思う。

それは、今から4年前の1月17日のこと。

場所は東京の浅草橋にあるゲストハウス。
ここで、20名ほどの方を呼んで、おむすびをその場でむすんで食べるイベントを開催した。

コロナが広がる前ということもあり、人と人とが近い距離で語り合い、笑い合い、おむすびを作って食べるような会だった。


このイベントの目的は、その前年の2019年、サッポロビールさんの企画としておむすびに合うビール「おむすびエール」を作る時に、秋田県羽後町さんと協力して、現地で田植えをしそして稲刈りをしてできた、「超自然栽培のあきたこまち」を東京でみんなと一緒に味わうこと。

秋田県の郷土料理やお鍋を用意し、集まった20名ほどの方と一緒におむすびをむすびながら食べるという内容だった。



これは、12月に行われたお披露目イベントの枠があっという間に満員で埋まってしまい、まだ参加したいという方が大勢いらっしゃたので追加で開催されたものでもあった。




★2019年5月に行われた秋田県羽後町での田植えの様子はこちらに。




★2019年10月に行われた、秋田県羽後町での収穫の様子はこちらに。





このイベントは、テーブルの上には、たくさんの塩むすびが用意され、それに好きな具をトッピングして食べるスタイルだった。

話をしていると。どんどんお腹が空いてくる。
目の前のオープンキッチンから、美味しそうな匂いが立ち込めてくる。

早く。早く。おむすび食べたい。

たくさんの塩むすびとビールが運ばれてくる。

じゅる、じゅる。

よだれが止まらない(笑)

さらに、秋田県の名物のお鍋がやってきた!


秋田県の名物、せり鍋!
東京ではなかなか食べられない貴重な鍋らしい。。

このせり鍋。
特徴は、この独特な香り。
清涼で大地の恵みの素晴らしさを感じられる香り。
これが楽しめるのだ。

このせり鍋のいちばん美味しいところは、実は・・
根っこ。

鍋の写真の中にあるお蕎麦みたいなもの。それは、せりの根っこなのだ。

今回は、秋田県羽後町のお隣の湯沢市名産の三関せりを使用。
柔らかい土壌で作られた、長い根っこが特徴のブランドせりらしい。



そして、このせり鍋とおむすびとして合わせたのが
秋田のソウルフードである「ぼだっこ」


ぼだっことは、とにかく塩辛い鮭のこと。
塩辛いけど、これまたやみつきになる味わい。

秋田県では超メジャーな食べ物でコンビニにも売っているらしいが、他の県ではまったくみかけない超レアなおむすびだ。

艶々に炊き上がったあきたこまちの上に。塩っ辛いぼだっこを乗せてがぶりっ。

ほぉ!!!

しょっぱい!

でも、このしょっぱさがいいんだ。
炊き立てのあきたこまちの甘さがより強く感じられる。

最後に少し残ったぼだっこおむすびを、せり鍋のお汁の中にいれてみる。

ずずずっ。
ああ。幸せ。

せりの香りを、おむすびが吸い込んでいく。
ぼだっこの塩気もいい感じにスープに溶けこみ、ちょっと贅沢な鮭茶漬けみたいだ。



この時のイベントの模様が農水省のSNSでも紹介された

この時のイベントの様子や、秋田県でお米を育てておむすびビールを作ったことが、農水者のSNS「やっぱりごはんでしょ!」で紹介していただくことになった。



★農水省のSNSで紹介!


SNSの中では、こんなふうに熱量たっぷりでイベントを紹介してもらった!


お米には人と人、地域と地域を結びチカラがあると書いていただいているけど、まさにその通りだと思う。


そして、このことも追い風になって世界で唯一のおむすびビール「和musubi」の商品化につながり、この年の秋にサッポロビールさんから一般発売されることになった。


★世界で唯一のおむすびビール「和musubi」が一般発売。



和musubiの発売では、多くの方の助けをいただきました。
本当に感謝しております。



おむすびは人をつなぐ。


防災のことやおむすびのイベント。
振り返ってみるといろいろなことがあった。

noteで読んでくださっているみなさんにも本当に応援していただいて、ここまで活動することができて、また書き綴っていくこともできている。

この恩をこころに、これからの活動につなげていきたい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

いかがでしたでしょうか。

こんな感じで、話したかったエピソードをどんどん紹介していきます~
明日もお楽しみに!


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ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!