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創作大賞2023にチャレンジした29人の仲間を最後まで全力応援する。

《連続1472日目!》



長かった創作大賞2023も残り2日間の読者応援期間を持って終了となる。


この創作大賞を盛り上げ、しかもクリエイターのみなさんを応援するために立ち上げた「創作大賞のいっぽん」

現在までに29名の方に参加をいただいている。


参加いただいた、どの作品も本当に素晴らしく、ぜひ多くの方に読んでいただきたいもの。



そこで…

今回は、最後の応援ということで参加いただいたみなさんの作品をすべてご紹介したいと思います!


(そのあらすじや書き出しに加えて、私がみなさんの作品記事に寄せたコメントも転載して入れさせてもらいます)

ぜひ、多くの方に読んでもらいたいなあ。


①ハスつか
 『進め!海パンビキニ探検隊。ベトナム謎の暗闇洞窟で純白おむすびを探すのだ(前編)』【1000日おむすびハンターシリーズ❶】

日本だけでなく世界中のおむすびを探し、noteでレポートをしていく1000日おむすびハンター!

まだ世界中を普通に旅することができた2019年の夏。
おむすびハンターが向かったのはベトナムのジャングル地帯にある世界遺産ホンニャ・ケバン。

そこにあったのは世界一美しいと言われる天国洞窟、さらには情報がまったくなく謎に包まれた暗闇洞窟。
そして・・探検の先で出会ったのは、ここでしか食べられないジャングル料理と純白のおむすびだった。

(すべて、作者の実体験に基づいているノンフィクション小説です)

(最初は、言い出しっぺの自分の作品をいれさせてもらいました)



②かわせみ かせみさん
 大好きなことについて話したい気持ちは、年齢も距離も超えて

話しにくい雰囲気の人だったらどうしよう。
 私の50代っぷりに引かれたらどうしよう。
 こちらから気づいたら緊張しちゃうからスマホを見ていよう。そう思うそばからキョロキョロ探してしまう。
 身体全体が鼓動を打つのを感じて、ドキドキ心臓の音が耳にうるさい。そんなに緊張するな私。第一声が震えちゃうぞ。スマホの画面を触る指がほんの少し震えそうになるのをおさえる。落ち着かない。
 あっ。あの子じゃないかな。

楽しいよう。
この言葉にすべてが凝縮されていますね。かせみさんの心のうちが丁寧に描かれていて、自分もドキドキしながら読んでしまいました😊




③川中紀行さん
 俺が赤って言っても、みんなの赤のイメージが違うから、俺が具体的に赤を示すんだ。

という蜷川幸雄の言葉を、
彼の薫陶を受けた
勝村政信さんが紹介していた
(先日の『FOOT×BRAIN』)。
小学生から高校生までの子供たちに
サッカーを教える際に、
キーとなる用語の定義を明らかにし、
意味を分かったうえで共有する
J1リーグのサガン鳥栖アカデミーの指導法を
受けて言った言葉だ。
演技指導には、サッカー以上に
誤解を生まない的確な表現が
必要だろう。

大切な言葉には定義があって、それを自分が行動して見せていく。
重要なことですよね。
FOOT&BRAIN好きです!




④茉叶☆Makanaさん
 魔法の靴でリレーの選手に!

私が大人になったらやりたかったこと。
自分の子どもと子ども時代をやり直すこと。
私は子どもの頃、できなかったことが多かった。
子どもらしい子ども時代を過ごさなかった。
母に、「あなたは運動神経が悪いんじゃなくて、運動神経がないからしょうがない」と言われ、それを信じた。

足が遅くてもしょうがない。
ボールが取れなくてもしょうがない。
二重跳びが跳べなくてもしょうがない。
はやぶさ、後ろはやぶさなんて目に見えないじゃん。

親になって、娘さんと一緒にもう一度子供の頃から人生を歩める。
これって素敵なことですよね。
愛情たっぷりの記事を読ませていただきありがとうございます😊




⑤ミーミーさん
 帯同カメラマン森山が撮る!〈前編〉

【あらすじ】
ある地方の公立中学校。2泊3日の修学旅行へと出発の朝、集合時間に30分も遅れて現れた帯同カメラマンは、2年部主任・田井中みゆきの中学時代の同級生「森山」だった。

遅刻をしてきたうえに酒臭い。ぼさぼさの髪に伸びた髭。最悪の再会となったみゆきと森山だったが、森山のカメラマンとしてのスキルの高さと人柄に皆だんだんと心を開いていく。
順調に進んでいた修学旅行2日目の朝、事件は起こった。

やっぱり、何度読んでも面白い!
こんな話をかけるなんて、本当にすごいです❗️

帯同カメラマン。
設定がもう面白すぎです!
修学旅行を舞台にしているので、自然と光景も頭に浮かんできますし。
人物も心情の描き方もとても丁寧ですね。
すごい❗️




⑥ひよこ初心者さん
 【短編小説】回遊する魚の噺#創作大賞2023#オールカテゴリ部門

魚も、海の中で息苦しくなることがあるのだろうか。
 雨粒が目に入るのも気にせず、闇で塗りつぶされた空を仰ぐ。星も月もなく、この道には街灯もない。光るものはときどき狂ったように走る自動車だけ。
 ここまでどうやって来たのか、もうここがどこかもわからない。
 ハイヒールの中がぐっしょりと濡れて、歩くことも嫌になる。私はその場に靴を脱ぎ捨てる。
 前方に建物が見えた。外壁は黒っぽく闇に呑まれているが、中は煌々と明かりがついていた。海中の魚が光に引き寄せられるように、店内へと入る。
 扉には鈴がついていて、それがカランカランと軽快な音をたてる。すぐに目に入ったのは、正面の棚に並べてあった大量の砂時計だった。

情景や心のうちが細かく描かれていて、うっとりしながら読み進めていけました。さすがです❗️




⑦ナカムラ エコさん
 今年の誕生日
※コミックエッセイ部門に応募

誕生日に日付が変わった瞬間にお祝いしたかったようです。笑

次男さん、かわいい!
おめでとうございます~😆




⑧みやもとまなぶさん
 中小ITショチョーの秘密①/「仕事する理由って何ですか?」

中小IT企業に勤務する私(40代後半)は、東京事業所の所長である。
5年前に前任の所長と突然の交代。

システムエンジニアから経営層に東京事業所を任されることになる。

私の呼称は「ショチョー」

どこかのフィリピンパブで呼ばれているみたいだ。

突然の所長交代から事業は何とか軌道に戻り、何とか会社を立て直してきているところに新卒女性が入社してくる。

1話目の話をちゃんと最終話で回収しているのですよねー
自分がこれまで仕事の中でしてきたことを照らし合わせながら「そうだよね」と共感しまくりで読んでました😆




⑨ k_maru027さん
 泪橋~須賀川下向(1)

 貧乏籤びんぼうくじを引いた。
 それが、一色図書亮いっしきずしょのすけの正直な感想だった。ため息しか出てこない。どうして、こんな鄙の地に足を踏み入れることになってしまったのだろう。
 図書亮は名字からも分かるように、名門一色家の血を引いている。一色家は鎌倉時代に北条氏に睨まれ御家を潰されそうになったところを、足利家にとりなしてもらったという。そのため足利家には絶対忠誠の誓いを立てているのだった。一色家の祖である公深きみふかは鎌倉幕府に仕え、さらにその孫である直氏は、足利尊氏に仕えて鎮西探題の役目も拝領した。さらに九州が平らげられると関東の所領に戻ってきて、鎌倉公方に仕える「宮内くない一色家」の祖となった。

これだけの内容を書けるって尊敬してしまいます。
知識と教養が言葉の中に溢れ出てます!凄い。





⑩ リトさん
 『性風俗で働く親に育てられた子供は“汚い“のか?〜#創作大賞2023』

職業に貴賎はなく、金に綺麗も汚いもない。
コレは、私の座右の銘である。
偉人の言葉でもなく、どなたかの著名人の言葉でもないこれは、私が、私の母の背中から受け継いだ考え方のひとつだ。

世の中には、『汚い仕事』と『汚い金』があるらしい。
性風俗なんてその最もたるもので、体を売り、好きでもない男性に媚を売り、仕事とはいえ誰かもわからないような男性に奉仕せざるを得ない彼女たちのことを、人はみんな“汚い“と言う。

なにが汚くて、なにが綺麗かもわからないまま。
風潮と偏見に囚われて、嘲笑する人たちに訊いてみたいことがある。

言葉のひとつひとつが重く、切なく、強く、心に響きました。リトさんやご家族の歩んできた人生が詰まった魂の作品だと思います。

心から、多くの方に読んでもらいたいなと思います。😊





11. みけにゃんさん
 【エッセイ】130日の休職で感じたこと〜ある日会社に行けなくなった〜

ーーー適応障害。

診断書に書かれた文字に私は疑問符が浮かんだ。

『しばらくゆっくり休みましょう』
病院でそう診断された。2020年秋のこと。

適応障害とは、生活の中で生じる日常的なストレスにうまく対応することが出来ず、不安感や行動に変化が現れて社会生活に支障をきたす病気とされている。
病名について当時よくわかっていなかったが、ひとつだけわかっていることがあった。
ああ、これでしばらく会社を休める。
となんとも不謹慎だが、そう思った。

長い人生なんだからちょっとくらい寄り道、休んでもいい。
本当にそうですよね。ゆっくりゆっくり、無理しないことが大切。
その中でいろいろチャレンジをしている、みけにゃんさん素敵です。😊





12. たゆ・たうひとさん
 結露のためいき

仕事帰りに時々、夫が缶ビールを買ってくる。
夫はお酒を飲まない。だからその缶ビールは私のためのモノだ。いつからか、そうするようになった。
だからと言って買ってきたその日に飲まなければいけないわけではない。冷蔵庫にストックがないわけでもない。
それでも時々、夫は私のために缶ビールを買ってくる。それは私たち夫婦の会話のようなもの、無言のルール。

夫はお酒を飲まない。だから私のための缶ビールは、夫のアピールであり、意思表示。

時折、寝室に向かう夫が、無言でテーブルに缶ビールを置いていくことがある。

ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまいましたー
最後のあたりも表現力が素敵すぎて、ドキドキ🥰




13.ハゲのタイタンさん
 【掌編】祈り 〜蒼と優の物語〜

 世の中にはどこが好きか分からないけど、何故だか気になる異性が一人は居るものである。

 立花蒼アオイはやっぱり塚本優ユウの事を忘れられず、付き会うことにした。
 蒼自身、優のいったいどこが良いのか良く分からないのだが、最近は優のアパートに入り浸りだ。

 今日も蒼が作った夕食を、二人で仲良く食べている。
 「この肉じゃが、どうかしら?」
 「うん、とっても美味しいよ!蒼は料理が上手だね」優が微笑む。
 「優、このアパートは二人で暮らすには少し狭いわ。私も半分くらいなら家賃を出せるから引っ越しましょうよ」

オチよあってくれと思いながら読んでいましたが、最後は切なく悲しく…🥲
企画への参加もありがとうございましたー





14. 桃乃木 楓-momonoki-kaede- さん
 「痛い」1話~短編ホラー小説~

あらすじ
ある日突然中学生の少女を襲う激痛。繰り返し見る悪夢。恐怖の体験。そこに込められた意味を探るために行動を起こすが・・・
母娘に訪れるのは恐怖か静寂か。
全3話。そして最終話に明かされる過去との繋がりとは一体・・・

ラスト1行にゾッとする。

展開にリアリティがあって、一気に最後まで読んでしまいました。😊
兵隊さんがいい人だったのか悪い人だったのか、娘さんが14歳になった時に何が起こるのか…
いろいろ想像が掻き立てられますね。😱





15.修行僧一休さん
 一寸先は蜜の味

日常生活を送っていると、よく「ツイ廃」という言葉を見かけたりします。
でも、Twitterってそこまで害悪でしょうか?
確かにくだらない議論に花を咲かせて、かなり大規模に炎上している人もいるにはいます。
しかし、私や他のnoterさんもそうですが、あまり過剰な表現はしない傾向にあると思います。
なぜなら
「私たちは単なる発信者ではなく、クリエイターである」という認識を、意識的にせよ無意識的にせよ、持っているからだと思うのです。

一寸先はヤミー!
さすがです。
というか、ドリンク当選しまくりにびっくり😳
強運うらやましいです!




16.地中海性気候さん
 ただ、欲しかった。

窓の外には雪が降り始めている。

ガラス窓のサッシ部分は結露して、丸い粒々がたくさんくっついている。暖かさと冷たさの境界線に偶然できた粒々の美しさに、心を奪われた。

年明けだった。私は仕事場で、PCに向かい残業していた。どんどん考えが深みにはまっていった。同じことを何回も何回も。ぐるぐると。
──あの人と結婚するにはどうしたらいいのかなぁ。

私は、結婚を反対されていた。

彼、夫、サム…
主人公の中で相手に対する見え方が少しずつ変わってきているのですね。
情景が丁寧に描かれていて、主人公がみているものが自分の目にも浮かぶようでした。
うっとりするような作品です。😊




17.稲垣経営研究所さん
最先端の原価計算と都市伝説(監査法人1年目の教科書)

 1962年で当時の大蔵省より公表された『原価計算基準』。現在も製造業の個々の条件に応じて、実状に即するように適用されています。今回は当分野の比較的新しい学術論文を参考に、実務家としての視点も踏まえ解説。自分なりに、最新の学術論文を実務家サイドで掘り下げている・・・よって「自称」最先端です。
そして「学術論文」の引用記事を書くとなると、例えば「今の〇〇という制度に欠陥がある。そこで〇〇を国に提言する!」と立派なことを述べているように見えて実は「(中身のない)空中戦」はありがち・・・。ゆえに「地に足のついた」記載を心掛けていますので、長文ですが最後までお付き合いのほどお願いします。

この内容をまとめられて、しかも無料で公開されていることに本当に驚きました。
絶対、お金取れますというか、本になりそうです。
ぜひ、多くの方に読んでいただきたいですー





18.保坂歩さん
【小説】松田とマユ #1

放課後の教室で向かい合う女子高生のマユと、女性教師の松田。
いたずらっぽく笑うマユに、松田は銃をつきつけようとしていた。

煽り合う彼女達はどうやら戦っているようだが、松田のほうが劣勢らしい。
そして、窓の外には誰もいない。
――この世界には、もう二人しか生き残っていないのだ。

世界はすでに滅びており、滅ぼしたのはこの二人だった。
二人の正体。それは、とある神話に語られる光の神と闇の神。

幾度もこの世界を巡って戦っていた二人は、女子高生と教師の体で生まれ、いつも通りの最終戦争を開始したのだ。

しかし今回は様子がおかしい。
二人は神である以前に、今の姿とその縁にこだわっているようで――

イラスト1枚から、ここまでの作品を創れるとは、驚きました😊
壮大なスケールの中に、細かい心情まで描写されていて驚きでした。
最後も納得の終わり方でした!




19. Kato@仕事サボりのプロ さん
【小説】アラサー公務員と仕事サボりのプロ・第1話【フィクション】

とある市役所に勤務する鈴木は、偶然SNSで“Sato@仕事サボりのプロ”と名乗るアカウントを見つける。
その投稿をしているのが、同じ市役所の先輩“佐藤”ではないかと気づいた鈴木は、佐藤を呼び出し問いただすことにした。

フィクションって書いてありながら、きっとご自身のことなんだろうなあと思いながら、最後まで楽しんで読ませていただきました。
仕事に対しての考え方が少し軽くなってきた気もします〜
ありがとうございます😊




20.雲州鳩さん
「星雲乱破ナイファス」第一話

西暦2210年、人間が太陽系から外星雲に文化を拡大させている未来。優秀な遺伝子配合児「デザイン・チャイルド(DC)」が増大。太陽系の裕福層都市を支配し治めていた。
一方で、過酷な環境でのコロニー建設や惑星資源の探索、戦争に使い捨ての兵力として使役される為に作られた、人と獣のハイブリッド「ビースター」は、貧困や闇家業に生きる他はない。
11歳の傭兵ビースターであるマンジーは絶望する地獄の戦場で、「姫若君」と呼ばれる騎士が駆る二足歩行戦闘機「KEBナイファス」に危機を救われ共闘。生きる未来に向かって歩き出す。

壮大な世界観と細やかなキャラクター設定。文章もデザインも素敵すぎる。

圧倒されました!
ほんと凄いです😊




21. 五辺宏明さん
【追悼 渡辺雅弘】Girasoul ~聴く者の魂を揺さぶるヴォーカリストMamiと、パーカッシブなカッティングを得意とするギタリスト渡辺雅弘によるアコースティックデュオ 《第1話》

2023年4月25日に急逝した渡辺雅弘わたなべまさひろ。
雅弘が遺した楽曲を歌い続けることを表明したMami。

事務所に所属することもなく、自分たちのペースで活動するGirasoul(ジラソウル)。
彼らの音楽に魅了され、可能な限りライブに足を運んだ。改めて数えていないが、ここ10年間で最もライブを観に行ったのは、間違いなくGirasoulだと思う。

ふたりと出会ったのは、2012年。日射しの強い夏の日だった。

途中から涙が止まりませんでした。
動画の演奏も、渡辺さんのブログも読ませていただきました。
そして、3月のライブの力強いギターの姿も。
Girasoul とギタリスト渡辺雅弘さんへの尊敬と愛情が詰まった本当に素晴らしい作品でした。
読ませていただき、ありがとうございます。




22.YOKUMIさん 
ゴールマウスの恋人【前半】

【あらすじ】
岡部鞠菜は、大学のゼミの教授から貰った、サッカーJ2リーグのチケットを手にし、一人で何となくサッカー観戦に出掛ける。
初めてのスタジアムで、ファルコン狭間GK・砦跳人のスーパーセーブを見た瞬間から、鞠菜は変わり始める。跳人と恋人関係になり、跳人と過ごす幸せを実感しつつ、“侍クロス”スペイン語事業部への就職も決める。
しかし翌シーズン、J1リーグに昇格したファルコン狭間は苦戦する。ラリーガから移籍した、GKパウロ・コクランを夢中で追う鞠菜は、仕事と恋愛との間で悩む。

しっかりとサッカーやクラブチームのことが描かれていて面白かったです。

ゴールキーパーというポジションはなかなか注目されないので、そこに光が当たっているのも興味深かったです。😊




23. 翔花里奈さん
「硝子の鳥籠」 第1話 ざらついた平穏(1)

 祓魔師エクソシストたちによって、悪魔の巣が撃破されたのは大正の世の話。各国には、祓魔師の組織・十字クロス協会が現存し、当時取りこぼした悪魔たちの対応にあたっていた。
 物語の舞台は、離島に建つ、協会が後継を育てるため設立した学園。
 化学教師・早瀬川はやせがわ千影ちかげと、高等部二年生・早瀬川百香ももかは、歴史ある祓魔師家系の美人姉妹として名を馳せているが、実は百香は男。さらに養子である。

 協会の存亡を左右する要人・百香と、彼の身代わりとなって死ぬ運命を持って生まれてきた千影。
 解けない鎖に繋がれた二人の、魂の行く末とは……。

1枚のイラストから、ストーリーを膨らませていったその想像力がとにかく素晴らしいです!
そして、驚くような設定。

この絶対の中で広がっていくこの先のストーリーが楽しみすぎます。
素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました😊





24.宿木ゆきさん
「孤の家」第1章│自由のローン

32歳になる佐藤茜は、Webライターをしながら北海道の一軒家で一人暮らしをしている。理解ある彼氏、休暇を共に過ごせる友人、不自由のない経済力。自由を彩るすべてを手に入れているはずの彼女は、それでも満ち足りないものを抱えていた。その答えを探し求める彼女の記憶と未来が、すこしずつ明かされていく。筆者の実体験をベースとする、家と家族にまつわる連作小説。

主人公の目を通して、それぞれの話が進みながら最終章でうまく合わさって、本当に面白かったです。
一気に読んでしまいました!
あとがきを読むことで、それぞれの話もより深く理解することができました😊
凄いなあ。面白かったなあ。





25.福地正実さん 
vIRtuAL sIngER (1)

彼女にも振られた 漫才の相方からも解散を告げられた俺はバイト先で契約社員になった。 感染症の蔓延で在宅勤務をする俺の楽しみは近所のコンビニにいる可愛いアルバイトの女の子を見るくらいだ。 そこへ届いた身に覚えのない宅急便。中に入っていたのはVRゴーグルだった。
ゴーグルは以前に契約した事も忘れていたアダルトサイトから送られたものだった。
無料で送付されたそれを使うと信じられないほどリアルな画像が現れた。そして、その中のプロモーションで聞いた、バーチャルシンガーの歌声が俺の心に響いた。中途半端に終わったお笑いの夢、コンビニのバイトの子に恋をしながら、不思議であいまいな世界へ迷い込む。

今の時代にあった設定で、主人公も魅力的に書かれていて、ワクワクしながら読み進めていきました。
ありがとうございます😊




26.nepaさん 
雨の詩 【詩】

いい天気
けむる霧雨
しっとりとぬれた木々
真っ黒な枝々
その黒さは やさしい

いい 天気だ

言葉のひとつひとつが丁寧に書かれていて、生き生きしていて、美しくて。読んでいて心に響く素敵な作品でした。
ありがとうございます😊





27.おかゆさん
リリカル・スペリオリティ! #1 「悪魔ちゃんは、新宿に住んでいる」

1980年代後半、突然の好景気に沸いた日本。人々の欲を掻き立て、不動産や株価が跳ね上がったバブル景気。その裏で暗躍していたのは、実は「デビルズ」という組織だった!?
官公庁システムへの不正アクセス事件をきっかけに、警視庁公安部へ配属された岸谷華蓮。デビルズの正体を探るため、華蓮は教師としてある高校に潜入する。
一方リリスは、「自分が可愛いと思ったものが可愛い」が信条の「悪魔」。見習いのサタンと共に人間が持つ「人より上に立ちたい」という欲を集めるために日本に派遣された。リリスは高校生の「佐藤リリカ」として華蓮と同じ高校に潜入するが、果たしてリリスの狙いとは?華蓮はリリスの正体に気づけるのか!?

1枚のイラストから世界を広げ、丁寧に文章を書かれているのが素敵だと思いました。
ちゃんと参考文献も使われて、下調べもされているのですよね。
凄いです!



28.ゼロの紙/コピーライターさん
迷ったら、観覧車に乗って。

最果てのロカ岬を見に行ってくると告げた恋人の爽は、突然帰らぬ人になった。施設育ちの柊小夏と爽はいつも一緒だった。彼のいない季節を生きなければならなくなった小夏。今際の際で爽は謎の言葉を遺していた。「頑張ればメッセージを送るよ」と。宛てもなく彷徨っていた時マップにも載っていない風情の街「かまた」をみつける。小夏にはその街が「最果て」のように見えたのも決めてだった。バイト先<キャフェ ちぎれ雲>で出会ったのは消えてしまいたい小夏を放っておいてくれないこの街の人たちだった。そんなある日、使われてないはずの爽のLineから小夏に突然メッセージが入った。

主人公も出てくる登場人物も、みんなが一生懸命でそれでいて切なくて…

不思議なことがあってもそこに違和感がなく、その存在を愛おしく感じながら読み進めてしまいました。
素敵な作品を読ませていただきありがとうございました😊



29.PJさん
【創作大賞2023】第一話『世界の約束』by PJ


 この世に未練を残して死んだ者は『死魂(しにだましい)』となる。
 その死魂をあの世に送る『字人(あざひと)の一族』。一二歳の『高畠のぶお』は、分家ながらその資質を色濃く受け継いでいた。
 その遠縁の一二歳の金髪金眼の『安藤スナー』。フランスにいた彼女もその血をひいていた。
 小六の夏休み。二人は出会い、死魂をめぐるとても不思議な体験をする。
 二人が出会った二体の死魂は、戦争によって引き裂かれた『ヤスオとハナエ』。
 『白の像』と『黒の像』と『菩提樹』。その謎を解いたとき二体は天に召された。
 『自分たちが愛され生まれた存在』二人はその事実に涙した。
 その時の二人は、その後にやってくる別れのことを、知る由もなかった。

世界観や設定がしっかりしていて、それでいて先が読めないストーリー。
この先を読み進めるのが楽しみです😊
企画参加もありがとうございます。





読者応援期間もあと2日。
よろしければ、チャレンジをした仲間の作品を読んでいただき、その作品にスキやコメントをいただけたら嬉しいです。




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創作大賞感想

ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!