情報処理技術者試験 試験1週間前の直前対策 6選
今回は情報処理技術者試験の試験直前の対策を紹介します。
どの区分を受ける方にも役立つ内容を含むようにしています。
ぜひ目を通していただければ幸いです!
情報処理技術者試験 試験1週間前の直前対策 6選
1. 午前の過去問は数をこなしましょう。直前なので暗記も視野に。
直前になると午前問題に関しては数をこなすことが大切になってきます。
深さよりも幅優先のイメージです。午前試験はどの区分でも過去問が一定数流用されているためです。
情報処理技術者試験を10回以上受けた私の経験として、例えば計算問題を数字だけ変えるみたいな出題は見たことがありません。同じ字面が並んでいれば、解答の数字も同じになっています。
なので1週間前というタイミングになったら、答えの導出が分かりにくい問題などは丸暗記も視野に入れてきましょう。
一例ですが、私は以下の問題の字面が並んでいたら「エ」の分数の形が正解になると暗記していました。
とにかく、午前で足切りをくらわないことが大切です。
2. 午後の過去問は時間を計測して解きましょう。
今までの学習の中で、午後の過去問題は解いてきましたでしょうか。その際に時間を計測して解く練習はしてきましたでしょうか。
もしやっていなかったら、時間を計測して午後の過去問演習をしましょう。
午後の試験時間を通しで演習するのがベストですが、学習時間の確保が難しそうであれば大問1つずつの時間計測でも大丈夫です。
例えば高度区分の午後Ⅰであれば90分間で大問2つ解くので、過去問の練習では42分で大問1つというイメージです。この例では90分を大問2つだと大問1つあたり45分と思ったかもしれませんが、当日は問題を選択する時間も発生するので余裕をもって42分としています。
私は普段、大問1つずつで時間を計りながら午後の過去問演習をしています。
試験当日の午後問題はとにかく時間との勝負になります。ペース配分は合否を決める重要な要素です。
問題を読むペース、解答方針をまとめるペース、解答を書くペース。
自分のペースと制限時間が噛み合っているかを、過去問の演習を通じて試験当日まで訓練しましょう。
3. 午後の過去問で自分が今までの間違えた内容の傾向を確認。
今までに解いた午後の過去問の解答と自己採点の結果が残っていたら、もう一度振り返ってみましょう。残っていない人はこれから解く問題は自己採点結果を履歴として残しておきましょう。
振り返る時は正解した問題よりも間違えていた問題に注目するのがポイントです。
「弱い分野がないか?」「問題文中のヒントに反応できない時のパターンに規則性はないか?」こういった傾向を見つけることで、対策を打つことができます。
「一度間違えた問題」「一度間違えた問題に似た問題」が次に出た時に正解できるようになっているかどうかがポイントです。
4. 問題集や参考書で解ききれなかった午後の過去問は解説を読む。
問題集や参考書に掲載されている午後の過去問題を全て解くのはどうしても難しい部分もあると思います。私自身も問題集の午後の過去問題を全て解き切ってから試験当日を迎えられたことは残念ながらかなり少ないです。
そういった場合には、試験直前であれば解答解説だけでも目を通しましょう。
よく問われる問題と解答のパターンが見つかるかもしれません。
5. (午後Ⅱ論文向け)
「論述の対象とする〜〜の概要」の記載内容を固めておく
ここからは午後Ⅱが論文の試験区分を受験する人向けの内容です。
午後Ⅱ論文では解答用紙である原稿用紙のほかに、「論述の対象とする〜〜の概要」といったヒアリングシートのようなものも試験時間内に仕上げる必要があります。
これ、初見だと書く内容に迷ってしまうと思うんですよね
ここをスムーズに仕上げて論文作成の方に時間を使えるように、事前に記載内容は固めておきましょう。参考書で学習していればそこにサンプルが記載されていることが多いので確認してみてください。
記載にあたって注意点があります。「担当」や「役割」や「期間」や「工数規模」や「チーム人数」・・etc. といった項目があるのですが、これらの記載内容に矛盾が無いようにすることです。
例えば人数と期間が工数規模に見合っていなかったり、ITストラテジストの試験なのに担当業務が「システム運用」だと違和感があるわけです。
もちろん、普段の業務ほど精密なデータは必要ないですが、当日に考え始めると貴重な試験時間を消費してしまいます。
あきらかな矛盾がないものを事前に作っておき、試験当日を迎えましょう。
6. (午後Ⅱ論文向け) 本番のように論文を1本書いておく。
直前に論文を1本書くことをオススメします。
私は論文をまともに書かずに試験当日を迎えた際に以下の大失敗をしたことがあります
・どのくらいの粒度で書いたら何文字くらいになるのか想像がつかない
・ゆえに、不要な前置きが長くなって本題を書く前に設問アの文字数上限に到達してしまった
手書きの試験のためコピペや切り貼りができないので、論述展開のペースと尺(文字数)の関係を抑える意味でも、直前に1本書いておくことを推奨します。
さいごに
ここまで読んでくださりありがとうございました。
試験直前の立ち回りで合格をグッと近づけるために、皆様のお役に立てていれば幸いです。
資格試験全般における試験当日の過ごし方についてまとめた記事もあるので、よろしければご覧ください。
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