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障害年金受給のためのヒント(1)


障害年金を受給できると根本治療の速度がぐっと上がります

この記事を読む人が、障害年金を受給に成功し、将来的には更新の必要などなくなることを切に望みます。

(そしてこのマガジンの他の記事も読んで治療情報を収集していってください)

申請は社労士一択

僕はお役所(日本年金機構)と連絡をとって質問・相談をしたことは一度もありません。

Webで見て分かる最低限の知識だけあればいいです。

シビアな考え方ですが、年金事務所の職員はあなたが受給できなくても損害はありません。

ですが、成功報酬のみの社労士はあなたが受給できないと仕事として損害が発生するのでベストを尽くしてくれます。

問題は腕のいい社労士を見つけることです。
同じ事情を話しても「取れます」という人と「無理です」という人がいます。
弁護士選びとまったく同じです。

社労士(社会保険労務士)というのは年金や保険に関する様々な手続き代行等を行う士業です。

障害年金の取得に社労士を使わないのは、訴訟に巻き込まれたのに弁護士を使わないのと同じだと思っています。

それでいけた人ももちろんいますが、使っていればもっと上の等級が獲れた可能性があります。

ケースバイケースですよと言えばそれまでですが、このマガジン自体は僕の経験をもとにしているので、周囲に誰も助けてくれる人がいない前提で書いています。

以上より、社労士に依頼することを強くお勧めします。

社労士は弁護士と同じく、得意分野は人によって差があり「障害年金専門」という人もたくさんいます。

ただ、これは詳しく調査したわけではないのですが、「障害年金専門」を掲げたうえで、貧乏な人しか依頼しない手続代行に着手金を取る人は少し警戒した方がいいと思います。

逆に成功報酬のみで動いてくれる社労士は、こちらの状況をヒアリングして自信がなければすぐ断ってくれるので面倒が省けます。

つまり、腕のいい社労士を見つけるのに必要なものは根気だけです。知識や頭脳はあまり関係ありません。

僕が依頼した先生は着手金なしで、成功報酬は初回受給金額の1割と交通費等の必要経費でした。

(初回は大抵さかのぼって支給されるのでまとまった金額が入ります。なのでこのようなケースは多いと思います)

「自分の状況説明書」を作っておく

審査突破のヒントというより、一番現実的なことから書きます。

最初に相談した社労士が「それなら〇級(望む等級)取れそうです」と言ってくれるとは限りません。おそらく何件もメールや電話等で相談することになるでしょう。

そのために、コピペするなりメールに添付するなりできる「自分の状況説明書」を作っておきましょう。

現状の困り状態および、それまでの治療経過を時系列で書いたものです。
これにより労力が大幅に省けます。

頭がぼーっとしたりゴチャゴチャしたり、いろいろ大変かと思いますが、これは主治医を選ぶ際にも必要な技術になります。

長年患っている人は、社労士や医師を探すにあたって、自分の現状だけでなく今までの治療経過を整理して伝えなければいけません。

しかも大抵、それを何度もくりかえす羽目になります。

なので、少しでも体調がましな時に、現在の生活状況と、初診から今に至るまでの症状、診断名や就労状況などを、覚えている範囲で書き出していきましょう。

年月は正確でなくていいです。初診の正確な日付等は社労士が調べてくれます。

もちろんカウンセラー相手ではないので、生育環境なども不要です。

どの病名が効くかリサーチしておく

これは以下の記事にも書きましたが、病名が複数ついたことのある人。

それぞれの診断を下したクリニックに行って現状を伝え、何級が取れそうか相談だけしにいきましょう。

病名によって獲れる・獲れないはかなり変わってきます

あくまで、僕が獲った当時の一医師の判断ですが、「発達障害は審査が通りにくいから私の診断した統合失調症のほうがいい」とはっきり言われました。
(おそらくグレーゾーンの人が大量にいるからだと思いますが、この話自体今そこまで信頼性のある話なのかは分かりません)

ちなみに、社労士の人に「今までついた診断名のどれがいけそうですか?」と直に聞く方法も一応ありますが、人によっては嫌がるかもしれませんので注意してください。

次章では

・現状の伝え方
・客観的証拠の残し方
・社労士選びの必須条件
・ちょっとした裏技

あたりを解説しようと思います。


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頂いたお金は新しい治療法の実験費用として記事で還元させていただいております。 昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。