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Kakao PayのIPOについて

前回KakaoBankのIPOについて書いてから少し時間があいてしまいました。

今回は2021年11月3日に韓国で上場したKakao Payについて書いてみます。IPOサイズは公開価格ベースで約1.2兆円というこちらも特大サイズです。

Kakao Pay IPOの概要

Kakao Payとは?




事業モデル



バリュエーション

公開株価は39千ウォンでしたが、初値はこれより38%高い53.7千ウォン、初日の終値は79%高い69.8千ウォンでした。2022年1月7日現在の終値は55千ウォンですので、足下のNASDAQやマザーズが大きく崩れる中でもKakaoBankはギリギリ上場初値をキープという状態ですね。

日ごろお世話になっている某証券会社さんによれば、韓国証券取引所に上場する際の目論見書は、類似企業の選定ロジックが細かく記載されているそうです。KakaoBankについては以下とのこと。


Kakao PayのComps選定基準

  1. Bloombergの産業分類(Financial Transaction Processors, Consumer Finance):405社を選定(グローバル)

  2. 時価総額100億ドル以上500億ドル未満、かつ売上高1億ドル以上50億ドル未満、かつ前期黒字:9社

  3. Fintech関連事業の前期売上高が全体の30%以上、かつ金融プラットフォーム事業も有する:3社

⇒ 伯PagSeguro、伯StoneCo、米Upstart


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