日商簿記3級合格のコツその1

今までも勉強したことはあったのだが、試験日程が合わなかったり気がついたら申込日が過ぎていたなどで取れていなかったが、つい先日調べたらCBTでいつでも受けられるようになっていたので、会計の本当の基礎の基礎ができてるか確認するためにも合格しておくことにした。

準備

テキストと問題集

テキストはこれまた今更MBAのためにもらったこの本、、、というかMBA受験に3級程度の簿記でいいのか?と思いつつ、合格後に研究したい課題次第だよなとして飲み込む。

問題集はこちら。内容はあまり確認しなかったがKindleで読めるものを採用した。

勉強する内容の概要の把握

ここはざっと教科書の目次をみて確認する。

  1. 財務諸表(貸借対照表と損益計算書)

  2. 簿記の全体像

  3. 基本的な取引と勘定科目

  4. 商品売買

  5. 現金預金

  6. 固定資産に関連した取引

  7. 資金の賃貸借

  8. 給料に関連した取引

  9. その他の取引

  10. 帳簿と伝票

  11. 決算I〜IV(I〜IVで各章の構成)

  12. 株式会社会計・税金

  13. 証ひょう、試算表

さらに大雑把にまとめると、

  • 簿記3級で習得すべき財務諸表とは?

  • 取引とその記録方法、ルールなど

  • 決算

  • その他税金とかテクニックとか

と言ったところだろうか?

状況理解のための勉強開始

ひとまず教科書を読み進めてみる。すでに何度も勉強してきたところなので、特によくわからないと言うことはないが、ひとまず試験の合格を目標とした時の自分の立ち位置が不明なので、それを明らかにするためにもなんでもいいから手をつける。
大体教科書を4章ぐらいまで読んだところで飽きたので、少し問題集も進めてみる。これは教科書あるあるなのだが、教科書を一通り理解したところで試験に合格するテクニックが身に付くということではないためである。実際初っ端から解けない!

『計算が苦手でも合格できる日商簿記3級』P27-28

さらっと思いついた合格戦術と基本的な考え

財務諸表や簿記の全体像について

知ってて当たり前の知識なので、試験にならない。ここで無理して覚えようとしても記憶に定着しないので、後の問題を解きながら都度簿記の全体像の中のどこにあたるのか、今解いている問題がどういうルールの話をしているのかリファレンス的に思い出すようにして記憶に定着させていく方が効率的と思った。押さえておくべきポイントはこの程度である。

  • 財務諸表とは?

    • 貸借対照表

      • 特定の時点での会社の財務的な状態

    • 損益計算書

      • 特定の期間での取引のサマリーとそこから導き出される成績

  • 仕分けとは

    • 財務諸表を作るための取引の記録とそのやり方、ルールなど

後は軽く読み飛ばすべき。あまり財務諸表や仕分けで何が貸方借方などを気にするよりも、後の取引の学習で身につくだろうと期待した。

仕分けについて

問題とテキストを見比べてみればわかるのだが、全然違う!教科書の内容を理解しても問題の解法には繋がらない。どっちが良いとかどっちが悪いとかという議論をここでするつもりはないので、ひとまず戦略として次のようにすることにした。

  1. 教科書より問題集を解くことを優先する。

    1. 問題は実際の仕分けのケースを提示し、それを記載しろというもの。

      1. 教科書に乗っているのは基礎知識であり、個別のケースの説明はなく、その隔たりも大きい。

      2. よって、教科書から問題集の解法に辿り着くことは不可能。

      3. 沢山問題を解いたのちに、教科書を確認した方が法則の共通性が見つかる可能性があるので、個別対応で理解を深めたあとに一般論を身につけた方が効率も良く、応用も効くようになる。

  2. 仕分けは変換ゲームだと割り切る。

    1. 問題を解くときに仕分けてについてあれこれ考えるのは時間の無駄なので、文章を仕分けに変換するゲームだと思いパターンを身につける。学習すべきパターンは次の2種類

      1. 文章→仕分けへの構造変換、これが問題の本質

      2. 自然言語→経理擁護への変換、例えば、「代金は前もって受け取った」という自然言語→「前受金」

    2. 頭を使うのは多くの問題を解きパターンを身につけた後、教科書でその普遍的なルールとパターンとを結びつけるとき。

ここまでのまとめ

今まで話したことを軽くおさらいすると、

  • とにかく始める。

  • 準備を整える。

  • 軽く様子をみて戦略を立てる。

後は突き進むのみ!何事もぐだぐだいって始めないと話になりません。なのでとにかくやると決めたら手をつけることが重要。そしてまずは現状とゴールとのギャップを確認すること。漫然と教科書や問題集を最初から最後までカバーすればなんとかなるというのは効率が悪いです。そして様子をみたら、戦略を立てて実行する。これが何をするにあたっても最短距離で進むセオリーだと思う。
仕分け以降の学習の話は追ってここに書き出します。

おまけ(たまたま見つけたアレルギー)

業界ではこういう風習もあるのだなと思ったのがこちら。
簿記でよく使う略称一覧(勘定科目の省略)
勘定科目をローマ字にして、単語の頭文字で略すというもの。

上記ホームページからの抜粋

IT業界でもたまにデータベースのフィールド名や変数名でこういうことをやる人いるんだけど、アルファベットを使うのであれば英語にしませんかと思ってしまう。頭の中で無用な変換が増えるのですよね。書く方はいいが、読む方の認知負荷が高くなるようなものは避けるべきだなとアレルギー反応を起こしました。
ひとまず試験には関係ないし、もしかしたら会計ソフトを使わず手で仕分けしている人たちの工夫なのかもしれませんが僕には無縁にしておこうと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?