飛花

つよくてやさしい大学生の考えたことの記録。

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主人公じゃなくていいからある物語の登場人物になりたい

昔から、新学期の自己紹介の時間が好きだった。特に初対面の人間の自己紹介よりもよく知ったクラスメイトの自己紹介の方が好きだ。だから3年生辺りになって別にみんな知ってるから自己紹介なくてよくね〜?みたいな空気が流れて自己紹介がないととても悲しい気持ちになったりした。 自分がどうやら人よりも自己紹介の時間が好きなのだと気がついたのは高校生の頃だった。そういえば昔から新学期の自己紹介の時間を楽しみにしていたし他にここまで自己紹介の時間にこだわりを持つ人間の話も聞いたことがない。どう

    • 正常じゃなかった

      ここ半月ほど毎日何をするにもやる気が出なくて、作った料理は腐らせるし課題は溜まるし授業には行けないし部屋は片付けないし洗濯はしないしみたいな怠惰な生活に陥ってしまった。 毎日の生活を正しく真面目に回し続けることの難しさと、自分の欲求から離れることの大変さ、我慢することへの耐性の無さを実感した。起きたくないなら起きなければいい。片付けたくないなら片付けなければいい。勉強したくないなら勉強しなければいい。未来の自分に任せればいいを繰り返した。でもその「未来の自分」もまた同じ自分

      • 生活はできそう?

        ゴールデンウィーク明けの授業、一番後ろの席でこれを書いています。先生がパワーポイントを読み上げるだけの授業で誰も話なんか聞いてない。でもこの授業テストで成績決まるんだよね、どうしようかな。 勉強は全然追いついてないし、家事もままならないし、自分の好きな物もわからないし、大切にしたい人もわからないし、人が好きなのか嫌いなのかもわからない。自分のことが何もわからなくて生活もままならない状態だけど目標は高いのでそのギャップにめそめそしています。やってらんねえ。 春学期の私の目標

        • 好き、苦しい、覚悟

          好きになることって苦しいことだと思う。 恋愛的な好きでも友達としての好きでも憧れの好きでも家族愛的な好きでもなんでも。 私はアイドルが好き。性別も、存在するかしないかも関係なくアイドルが好き。アイドルっていう文化が好き。ステージで輝く姿もステージから降りた気取らない姿も、「ファン」っていう得体の知れない集合体に対して愛していると感謝を伝えてくれる彼等、彼女達が好き。でもこの好きって行き場のない好きだなあと思ってしまうことがある。 お金を払えば直接言葉をかわせるアイドルだっ

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        主人公じゃなくていいからある物語の登場人物になりたい

          頑張らせてください!!

          大学生になってからそろそろ1年経つが、部活もサークルもやらず、趣味に費やすために必要最低限の金額を稼げる分のバイトをしながら課題はAIに聞いたり過去問見たりして片付けるといった、平凡よりも価値のない日々を送っている。 先日、ハイキューの映画を見た。今やってるやつ。ガチ勢って訳でもないけど結構前にハマって漫画読んだりしてたのでせっかくだから見に行くか〜と軽い気持ちで映画館に足を運んだ。 終わった直後に浮かんできた感情は自分に対する不甲斐なさだった。高校生活をバレーボールに捧

          頑張らせてください!!

          イヤホンと私

          初めてイヤホンをつけて街を歩いたのは多分中学1年生の頃だ。生まれて初めて自分のスマートフォンを買ってもらえて自由に曲が聴けるようになって、音楽アプリは入れられなかったからYouTubeの好きな曲をプレイリストにまとめて流していた。まだその頃は音楽が特別好きな訳ではなかったから、たしか西野カナとかのその時流行ってた曲とか小学生の時に親に教えてもらった曲とかをプレイリストに入れてた。 先に友達が乗っている電車に乗るために駅のホームを歩いていた。友達の最寄り駅のエスカレーターは先

          イヤホンと私

          どうしようもなく歪だ

          終わらなかった課題、諦めた課題、まだ提出期限まで時間があるけどやる気にならない課題、3日間入ってない風呂、床に転がる複数の飲みかけのペットボトル、脱ぎ捨てられたアウター、積み上がった洗ってない食器と作ったばかりのクリームシチュー。 時間がないのに眠りたい気持ちに抗えなくて眠ってしまって、本当に寝たい時間には眠れない。お腹がすいているから眠れないんだと気づいて朝5時半にラーメンを作って食べた。食べ終わって2Lのペットボトルを直飲みしベッドに横たわる。3時間も眠れなかったのに気

          どうしようもなく歪だ

          正解なんて

          10月も30日の夜、明日はハロウィンらしいけどらしいことをする友人も時間もないのでスーパーで惹かれたお菓子を4袋カゴに入れた。明日はこれを食べるんだって考えるだけでわくわくしたし、スーパーでお菓子を好きなだけ自分のために買うのが幸せで幸せで、何でもなかった今日が少しだけ特別になった。家にお菓子があると一瞬で食い尽くしてしまうことに自己嫌悪を抱いてしまうからあまり買わないようにしていたけれど(一応ダイエットしているつもりだし)今月頑張ったからいいかなって。そう思ってこの前も2人

          正解なんて

          全部涙に替えられたらなあ

          昨日の朝、イヤホンから流れる音楽に身を委ねながら横断歩道を渡った時、意味もなくふと泣いてしまいそうだった。 なんのために生きているのかわからない、大人になりたくない、逃げたい、何物でもない自分への恐怖、努力を続けられないことへの嫌悪感、この生活で私は間違っていないのか、気持ちの悪い承認欲求、過去に見て見ぬふりをしていた許せないこと、本質を無視して進む周りの人、他人の嫌なところばかり見えてしまう私の心 そんなことをぐるぐる考えても、最後に心に残るのは大きな空白だけ 泣きそ

          全部涙に替えられたらなあ

          昨日まではなんとも思わなかった音楽が、今日から好きな曲になった

          今まで何年間も音楽を聴いてきて、普通の人よりは知る音楽のジャンルやアーティスト、曲数は多いし、聴いている時間ももちろん多いし、こだわりも強い自覚がある。 こうして生きてくると、名前は何度も聞いたことあるし聴いてみたこともあるけど特にハマらなかったなってアーティストが何組もいたりする。音楽雑誌で見かけて、あーあれねー、ってなるくらいのバンド。 ふとしたことがきっかけで久しぶりにあるバンドの曲をもう一度聴いてみようと思った。上記のような、名前は知ってるけど特別好きでは無いバン

          昨日まではなんとも思わなかった音楽が、今日から好きな曲になった

          楽しく毎日生きられますように

          とある日の日記 久々に6時台に起きて単発バイトに行った。朝アラームでいやいや起きて、食事を受け付けない体に無理やり朝ごはんをねじ込み、満員電車に揺られた。制服を着てハンディーファンを片手にスマホをいじる女子高生やスーツやオフィスカジュアルと呼ばれるであろう服を身に纏う疲れた顔の大人たち。半年ほど前は私だってこの電車に揺られて毎日をおくる1人だったのに今からこの生活に戻れと言われたらやっていける自信が無い。 大学生の夏休みは長い。昨日、隣駅から家までの散歩をしていたとき、若

          楽しく毎日生きられますように

          強がりの前向きは所詮現状維持

          前回のnoteで次回は楽しいこと書こうみたいなこと言ったけどどうやら難しそうです(照) 私の人生って今まで見たくないところに蓋をしつづけたような人生で、傷ついた時も落ち込んだ時も自分のダメなところに気が付いた時も現状に満足出来ていない時も、全部全部気付かないふりをして無視してきた。そりゃ受験期には苦手科目ができなすぎて夜中にベランダで泣いた夜もあったし模試の帰りに図書館によって音楽聞きながら後悔に苦しんでトイレで泣いた日だってあった。でも私は泣けばすぐ治るし寝れば全て忘れら

          強がりの前向きは所詮現状維持

          無題

          テストやらなんやらでnoteから離れてたら何書けばいいかわかんなくなって書くのやめてしまってました。お久しぶりですね〜。 今日はバイト先の人に怒られて、怒られては無いのかな、注意されてなんだかめちゃくちゃ引きずってしまった。「しまった」とか言って全然今もだけど。今までもその人に何回も怒られたり注意されたりしてるけど、今まではなんとなくこの人私の事嫌いなんだろうなあと思っていたから多少嫌味な言い方されても気にならなかった。でも最近他愛ないこと話しかけてくれたりしたから、言い方

          ノスタルジーなら一人前

          行列ができているラーメン屋の前を通りがかった時、最後尾に並んでいる親子の姿が見えた。小学5年生くらいの男の子とお父さんらしき男の人。男の子は地面にしゃがみながらSwitchをしていて、着ている黒いTシャツには白字で「天才」と書かれたプリントが入っていた。お父さんは黒い大きめのTシャツに黒いパンツで男の子の横に立ってスマートフォンをいじっていた。 かなり並んでいたから30分ぐらい待たなければならないのではないだろうか、お父さんに連れてきてもらったのかはたまた連れてこられたのか

          ノスタルジーなら一人前

          虚しい夜だね

          インスタグラムに流れてくる高校の同級生たちの大学での友達とのストーリー、サークル旅行の投稿、ツイッターに流れてくる知らない人の恋人との夏祭りの投稿、充実してるからなかなか浮上してこない友達のアカウント、見なきゃいいのに自分で見に行って壮大に凹んじゃう。 入るコミュニティ間違えたのかなとか絶対に思いたくないのに感じちゃう絶妙な居心地の悪さとか、私にとっては貴重な友達なのに多分彼女にとっては大勢の友達の中の一人だってこととか考え始めちゃうとめちゃくちゃ苦しい。あー、 一人でい

          虚しい夜だね

          感想って難しいね

          本を読み終えたから感想を書こうと思ってnoteを開き、感想を書き終えたところで、(あれ?これあんまり自分の感じたことになっていないな。)と思ってしまった。 読んで感じたものは沢山あるはずだし、いいなと思った文章も考えも登場人物も沢山あるはずなのに感じたことがそのまま文章になっていないような感覚。 中高生の夏休みの終わりがけに毎年書いていたあの読書感想文のような、ありきたりでそれらしい形をしただけの、心ののっていない文章のようだった。読書自体はとても好きだから、読書感想文を

          感想って難しいね