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「いい人」をやめよう。

『いわゆるいい人は、いい顔をするまいと思ってもいい顔をしてしまう。
これが「いい顔依存症」である。アルコール依存症と同じである。
嫌われることが怖い人はいつも「いい人」でいたい。』
「淋しい人ほどいい顔をする」 加藤諦三著 p5より
不安だから 「いい人」になり 「いい顔」をするという見解みたい。

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必死に頑張って皆に嫌われないように 迎合して「いい人」をやっていると、結果として、みんなにとって 都合のいい人になる。
犠牲を払ってまで尽くさないことが大切とこの本から読み解ける。
無理していい顔をしていると 利用されたり、搾取されたりするだけだから。

『また「人を喜ばす症候群」の人はまだ見知らぬ人のためにさえ犠牲を払う人がいる。そういう人は、心の底にものすごい不安を隠している。人を喜ばすという「善意」は偽装された不安である。』
ともある。  p21より

自分もこういう傾向があるので気を付けたいと思う。
淋しい人は人からよく思われることで自分のアイデンディを得ようとしている。自分の価値評価を他人に頼らないことが大切だという記述もある。

若い年代の自殺者が増えているというニュースが流れてきた。
こころが痛む。
自分を大切にする。まず、自己蔑視をやめることから始めよう と思う。
それこそが自分を大切にするということ。
自分を好きになることの初めの一歩。
自分を好きになることで 無駄に「いい人」にならなくてよくなるかもしれない。他人に評価を頼りすぎないようにするためにね。
独りよがりにならないためには他人の評価は客観的事実として素直に受け入れることも大切。
人に親切にすることは当たり前のことだとは思ってる。
相手によりけりだよね。

この本の締めくくりには次のようなことが書いてある。
『誰よりも我慢をして、誰よりも報われない。
小さいころから周囲の人の犠牲になっている。それが所謂(いわゆる)「いい人」である。』p231より
そして 『自己実現している人の行動を決定しているのは不安ではなく幸せへの願望である』(p214)。らしい。
何が 今、自分にとって幸せか考えてみようと思う。

次回は同じ本の中から「人間関係整理術」の部分を思いのままに綴ります。

最後まで読んでくれてありがとう。
ハッピーな華の金曜日を~  チャオ(^^♪
                       梅田剛嗣


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