筑前津屋崎人形巧房 原田翔平
読んで面白かった本などを紹介しています。
真面目な話。
筑前津屋崎人形巧房の津屋崎人形を紹介いたします。
コロナウィルスの影響で、奈良で郷土玩具についてのトークをするという仕事がなくなったため、代わりにnoteに書いておきます。 私は仕事として、240年続く家業である郷土玩具を作っています。 ・そもそも郷土玩具って何なのか ・どのように作るのか ・人形のモチーフや模様にどのような意味があるのかetc 上記のようなことを発信する必要を感じています。 なぜなら、物の価値はストーリーと発信力で高まるからです。 ストーリーの必要性例えば、 ①100円均一で売られている中国で大
サッカー中田英寿といえば、僕が小学生の頃のレジェンドです。 当時の日本代表の試合でも明らかに異質で、僕が見ても他のJリーガーの選手と噛み合ってない印象を受けるほどでした。 中田さんが引退後、世界を旅し、その後は日本の文化を発信する仕事をしているとは知っていました。 若手の職人を募って漆の技術を学ばせたり、留学させたりしていたと記憶しています。 そんな中田さんと、福岡を代表する人形師である中村弘峰(ひろみね)さんの講演があると聴いたら、それは見に行くしかない。 という
前回は郷土玩具に関する本を紹介しました。 次にご紹介したいのが、職人をしていて、「これを買って生産性が上がった、買ってよかった」と言えるものです。 私の仕事は基本的に手仕事なので、基本的にガジェットなどでは生産性は上がりません。 しかし、仕事用に買ったもので、違いが生まれて生産性が上がって、気持ちよく仕事ができる道具がありました。 職人ではない人(サラリーマン、フリーランス、主婦、学生等)にも参考になるのでは、と思っています。 ①ムーンスター 810s エイトテン
【マットモマを追加しました】 数年前に無印良品に納品した際、保護剤による光沢をつけられなかったため、マットな仕上げで納品しました。 いまでも、「マットな方がいい」というお声をいただき、たまに作っています。 シンプルなインテリアに合う感じです。 明日から緊急事態宣言は解除ですが、まだまだ日常とはほど遠いなあ。 #モマ笛 #筑前津屋崎人形巧房 #津屋崎 #福津市 #津屋崎
福岡では緊急事態宣言が延長され、まだまだ自粛が必要な世の中です。 難しい本を読むのも楽しいのですが、たまには眺めているだけで楽しい本や視覚に訴える本も楽しいものです。 私は日本史の図説や、写真付きの資料集などを見たりしています。 そこで、郷土玩具職人の目線で、この本楽しいなーという郷土玩具の本をご紹介いたします。 日本中に郷土玩具は存在し、姿形や歴史も様々なので、パラパラめくり、ちょっとした旅行気分も味わえるものとなります。 ①はじめましての郷土玩具文筆家の甲斐みの
4倍速で15分の超大作となりました。製作期間約1年。
福岡県の緊急事態宣言で、5月中お店を閉めました。 普段できないことをやろうの精神で、店のショーウインドウをDIYで綺麗にしようと思います。 問題こちらが店頭のショーウィンドウです。北向きですが、朝日が当たり、下に引いた赤のフェルトも色落ちしています。 こちらがフェルトを外した状態です。人形を置いていた箇所は日焼けていませんが、それ以外は白く日焼けており、ムラができています。 対策とりあえず低コストで済むように、綺麗な板を置く戦法を取ります ショーウィンドウのサイズ
1週間前、体調が悪かったこともあり、なんとなくコーヒーを辞めてみました。 コーヒーとの出会い 中学生の頃、定期試験の直前の夜中に勉強をしていると、母がインスタントコーヒーでカフェオレを作ってくれて、飲むと眠気が吹き飛びました。 私は「なにこれ、すげえ」となり、それから勉強には欠かせないものとなりました。 30歳になった現在でもほぼ毎日1杯は飲んでいます。 おそらくカフェインに弱い体質 私はコーヒーを少しでも飲むと、眠気が吹き飛び、集中力が増す感じがします。 夕方にコー
休業いたします。 5/15(土)から6/2(水)まで、お店は休業いたします。 飲食店ではないので、補助とかはないけど、安全第一ということでおやすみいたします。 お取り扱い店さまへの納品を頑張ります。 新たなチャレンジをします。 ネットストアを充実させます。 #筑前津屋崎人形巧房 #津屋崎人形 #モマ笛 #絵付け体験 #旧型モマ笛
攻撃力と守備力仕事には2つの力が必要であると思います。 あたらしいものや価値を生み出し、お金に変える。 =攻撃力 生み出したものを守り、管理する。 =守備力 大企業では、 研究開発部・製造部・営業部=攻撃力。 法務部・総務部=守備力 となります。 個人事業主や小さな会社はそのような人員配置ができませんよね。 その代わりに個人がある程度の幅広い知識を持つ必要があります。 大企業は攻撃力3000・守備力2500だとすると、個人事業主では攻撃力3・守備力2くらいのバラン
先日、「RANGE」という本を読んだのですが、ざっくり言うと、「知識や経験の幅がこれからの時代は必要ですよ」という本でした。 そこで、これからの時代の職人がどうしたらいいのかかんがえてみました。 一週間に一回、チャレンジをする時間を作るこれがいいと思います。 例えば私の場合、火曜日の午後に、新たな人形を作ってみたり、絵を描いてみたり、技術的な実験をしてみたりを習慣にしてます。 仕事をしている中で気になったことや、新たにチャレンジしてみたいことを、スケジュール帳の次の火
お礼 前回の投稿から1週間ほど経ちました。 すでに多くの方に工房内でモマ笛絵付け体験を楽しんでいただいております。 これも皆様の応援のおかげであります。 ありがとうございました。 ものづくりされている方々へ 前回の投稿で、本当に多くの方にメッセージをいただきました。 特に全国のものづくりをされている方々にも似た事例があるようで、「私たちには、どうしたら良いか分からなかった」というメッセージも多くいただきました。 このことについて、以下に私の考えを書きます。少しでも参
「2022年6月現在、なごみの運営団体が変わり、話し合いの結果、再び団体の絵付け体験の受け入れ再開などを計画しています」 いつもお世話になっております。 大事なお知らせです。 経緯数年前から津屋崎人形がよくメディアに取り上げられ、その中でも代表的なモマ笛という人形があります。 モマ笛はふくろうをかたどったシンプルな土笛で、昔から地元の中学校に行って絵付けの授業をしたり、市のイベントで絵付けワークショップなどをしたりと、割と昔から津屋崎人形の代表として認知されているもので
一週間前、テレビ朝日の「博士ちゃん」という番組にて、当工房のモマ笛が紹介されました。 土曜日の19時からという時間帯で、とても良い番組ということもあり、多くの方に視聴いただいたようです。 全国放送は本当にありがたい反面、注意すべき点が一つだけあります。 それは放送による反響を和らげる緩衝材が必要だということです。 上記のグラフが放送直後の工房のネットストアへのアクセスです。 (ちょっと見えにくいですが、一夜にしてアクセスが4000ほど増えました) もちろん、他の取
本日、2月27日(土)18時56分〜テレビ朝日「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」という番組内で津屋崎人形が登場予定です。 この番組は大人顔負けの知識を身につけた子どもが、人気芸人のサンドウィッチマンのお二人と芦田愛菜さんに授業をするという形の番組です。 本日の放送では9歳の「郷土玩具博士ちゃん」が全国各地の郷土玩具を紹介してくれます。 どのような視点で紹介くださるのか楽しみです。 普段、津屋崎人形を懇意にしてくださっている皆様にも楽しい番組となるかもしれません。
前回はアート好きに郷土玩具をお勧めする理由を書いてみました。 今回は、職人の視点から、デザイン・歴史・製作手法を吟味して、アート性が高くてお勧めできる郷土玩具をご紹介します。 木の葉猿なんと言ってもその特徴的なデザイン、埴輪や土偶などの変遷を感じる人もいるかと思います。 1300年の歴史があり、手捻りでつくるという全国的にも珍しい製法からズシンと重く、存在感があります。 存在感はありますが、時代を感じさせないデザインでインテリアの邪魔にはならないため、多くの人にお勧め