noteを退職して、新天地クラウドサインでの挑戦を始めました

はじめに

すっごく久しぶりにnote書いたんですけれど、表題の通り中の人ではなくなって新たなチャレンジをはじめました。いわゆる転職エントリというやつです。

転職自体はすっかり慣れたモノだけれど、転職エントリは二度目なので反省を活かしつつ書いてみようと思います。

ちなみに前回のはこちら。

転職を決めた背景

note社では、PMというポジションの元でプロダクトに携わらせていただいておりました。

改めて思い返すと、有料記事を増やす試みからSEO対応まで幅広くいろいろなコトにチャレンジさせていただけました。それなりに成果が出たモノもあればイマイチだったモノも数多くあり…そんな中でも、プロダクトアウトってこういうことなんだなという学びを得られたのがもっとも大きかったと思ってます。

noteを使ってくださっている方には釈迦に説法ですけれど、noteは本当にユーザーすなわちクリエイターさんと読者さんのことを一番に考えています。ユーザーがいかにベネフィットを得るか、よいエクスペリエンスを感じるかがプロダクト開発におけるファーストプライオリティです。
プロダクトが良ければ自然に人は集まってきて、そこに大きな力が生まれるという事例を間近で、なんだったら内側から体験できたのは、人生において得がたい経験でした。

ではなぜ退職を決意したのか。

理由は人間関係でも待遇でも権限でも(これはちょっとあるかも笑)ありません。ひとえに、もっとマネタイズにかかわりたくなったということに尽きます。

noteのビジネスモデルは、これまた多くの方がご存じの通り、クリエイターさんの作ってくださった有料コンテンツから手数料をいただくものです。

一般的なビジネスモデルではありますが、先述したようにユーザーファーストを考えた場合、すごくアンコントローラブルな印象をずーっと抱いていました(すでに改善していたらごめんなさい)。僕は割とお金を稼ぐことが好きなので、そこがずっと心の奥底に引っかかっていたのだと思います。

そんなこんなで縁あって、弁護士ドットコム社の運営する電子契約プラットフォーム、クラウドサインにPMMとしてジョインしたのが今年の1月半ばになります。

クラウドサインを選んだ理由


大きく分けるとみっつです。

  1. アウトカムにコミットできる仕事ができそう

  2. PMMっていうのがいい

  3. 自身が好きだと感じるプロダクトの要素を満たしている

1.はnote社で感じていたモヤモヤをいかにも解消できそうだからというものです。評価はいかに売上に寄与したか、利益率の向上に寄与したかで測ってほしい。そう考えるとSaaSはもってこいです。

2.については、僕はプロダクトに携わるのはすごく好きで無形商材?コンサルティングとかにはあまり興味はないんですけれど、一方でプロダクト「開発」にはあまり興味がないんですね。もう少し解像度を高めると、プロダクトのアウトプットの過程に興味が持てない。これは多分、キャリアの前半を開発者として過ごしていた暗い経験に基づくモノだと思うのですが(いい時代になったもんだ)、いずれにせよPdMだとプロダクトを意識するだけではなく開発にコミットしなければいけないケースも多そうだった。実際に数多くの企業にお話しを聞きましたが、PdMが開発に比重を置いているところが多かったです(そしてそうした企業はほとんど2次面接で落ちました)。
その点、PMMだと軸足はマーケットに寄ります。プロダクトマネジメントトライアングルにおける、UsersとThe Businessにより集中できるわけです。今後のキャリアを考えた上でもマーケットと向き合うのは必須だと思っていましたし、まさに渡りに船でした。


例の図

3.について、実はこれはnoteもなんですけれど、僕の好きなプロダクトって以下の条件を満たすモノなんですよね。

  • 社会インフラである(インフラとなり得る)

  • ビジョンが明確

  • 個性のデータが集まる

人々の体験をいままでと全く変えることができて広く認知利用されており、これから先何をしていきたいのかがわかりやすくて共感でき、利用ログから世界の理を発見することさえ可能。そういうプロダクトが好きで、そういうプロダクトを軸に仕事をしたいと常々思っております。

その1〜3.にぴったりと当てはまったのがまさにクラウドサインの求人だったわけです。

クラウドサインで何をチャレンジしていくか

まずは簡単にクラウドサインの紹介です。

クラウドサインとは電子契約市場、売上シェアNo.1の電子契約プラットフォームです。まさに電子契約のパイオニアであり、現在はわりかし普通になってきた「契約をオンラインだけで完結させること」の素晴らしさを広め続けて参りました。

しかし、市場は既に成熟期に入り、競争は日増しに激しさを増しています。そんな中で入社して感じたのは、市場リーダーとして直面している課題の質と規模の大きさです。先行者としての役割は終わっておらず、むしろ新たなフェーズの始まりに立っているのだな、と認識を新たにしました。

入社早々にもかかわらず、ありがたいことに様々なコトを最上段から考えさせていただいております。大枠の使命はクラウドサインをより多くの人に使っていただくということなのですが(そういう理解でいる)、これがまた抽象度と難易度が高い。

求められているのは、クラウドサインのさらなる進化を推進すること。具体的には、ターゲットセグメントの見直し、ポジショニングの精緻化、ブランディングとプライシング戦略の再構築、さらにはコミュニティマーケティングの最適化といった複数のラインで取り組みを進めています。これら全てにおいて、抽象度と難易度の高い課題を具体的なアクションプランに落とし込み、実行に移し、そして成果を上げること。これが僕の新たなチャレンジです。

今後の抱負

マーケットリーダーとしての地位を不動のものにしつつ、クラウドサインをさらに革新的なプラットフォームへと進化させることが我々の使命です。note時代に培ったユーザーファースト/プロダクトアウトの思考を活かしつつ、クラウドサインのサービスをさらに多くの企業へと広め、その先の可能性を最大限に引き出すことを目指していきたいです。

電子契約の普及によるビジネスプロセスの改革は、社会全体の効率化に寄与するだけでなく、これによって新たな市場を創出する機会でもあります。そこまでを視野に入れつつ、これまで培った経験と情熱を活かし、この挑戦を成功に導きたいと思います。

おわりに

今のところはこの転職は大成功な感がありまして、日々楽しい限りです。

この三ヶ月ばかりは本当にエキサイティングで、今までのキャリアの学びを総動員しつつ新しいことも吸収せねばならず、壮年ながらチャレンジの連続です。
ただ、非常に水が合っている感覚があって、ひっさびさにしている出社も思ったほど苦ではありません(これから夏を迎えるとまた違うのかもしれませんが)。

一方で、与えられた命題の大きさには非常に重圧を感じていて、時々本当に解決仮説にたどり着けるのだろうかとも思うときすらあります。
しかしながら、そんな時こそ成長のチャンスだと感じています。これからも一歩一歩、確実に前進していきたいですし、その過程を楽しんでいきたいと思っています。

どうぞこれからも、温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。みなさんの支えが私の力になります。これからもよろしくお願いします!

なお、クラウドサインでは一緒に働いてくれる仲間を大募集中です!
市場のリーダーだからこそできるチャレンジが数多くあります! もし興味があれば是非ご検討ください!


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