後編【社会人独学合格】なるべく費用をかけずに短答式試験に受かる方法(公認会計士) ~実務を意識した資格取得~※ドラフト中
前編は下記よりご覧ください。
6. 教材を進める順番
ここまでの章でも述べてきた勉強の方針もふまえた上で、教材を進める順番としては下記を推奨しています。
公認会計士_過去問コム(理論)
公認会計士_過去問(計算)
1. 公認会計士_過去問コム(理論)
まず、スマホでも操作可能でゲームのように進められることから、一番勉強のハードルが低い過去問コムの1問1答から始めることで、勉強の習慣づけと大枠の論点把握を狙います。長丁場の戦いだからこそ、楽しみやすいエンジンとなる学習を上手く活用すべきですし、知識が薄くでも頭に入るだけでも、その後の勉強の理解度も上がるかと思います。
そしてその後は、簿記1級取得に向けてひたすら過去問を演習し続けます。先の過去問コムも同様ですが、知らない論点が少しでもでたらドキュメントにどんどん追記していき、その往復を繰り返すことで着実に知識を蓄積していきます。
過去問コムの演習をしていたとしても、おそらく最初の第一回目の過去問では一桁台の正答率を取ると思います。しかし、それは全く気に病むことのないスタートダッシュで、復習をやり続けるなかで回を重ねるごとに点数が数パーセントずつUPしていき、その成長実感によりまたやる気が得られるという好循環が生まれるはずです。
個人差は多少あるかもしれませんが、ここまでの対策で簿記1級の取得に必要な実力は十分得られると想定しています。演習量に物足りなさを感じた場合や、全過去問を通しても70%以上の正答率に最終的に達しなかった場合などは、3以降のステップも実施するか、弱点にあわせて簿記1級専用の教材を追加で購入しても良いかと思います。
上記2までのステップで簿記1級を取得できた場合、1の過去問コムで財務会計論と管理会計論のみを重点的に勉強していた場合は、あらためて監査論と企業法についても100%を目指して、高速で学習を進めておきましょう。
それと同時並行で進めたいのが計算問題の補強です。基本的に対象となる範囲は簿記1級と変わらないのですが、問題の問われ方が違ったりするので、その様式に慣れておく必要があります。ここでスムーズに問題が解けるのであれば、以降のステップはかなり楽になるかと思います。
4. 公認会計士_過去問(計算)
TACの問題集で計算の補強をした後は、最後に念押しとして過去問を実際に通しで解いてみることを推奨します。これはどちらかというと試験の形式に慣れることが一番の目的であり、合格点に達しているのかを測る最後のマイルストーンであります。
金銭的にも時間的にも余裕があれば各予備校が外部向けにも販売している答練や模擬試験にチャレンジするのも一つかもしれませんが、結構な値段でもあるので、基本的には書籍で十分補完できるのではないかと思っています。
答練や模擬試験は、大半の受験者が把握する論点を知ることができるので、もし仮に同様の問題が本試験に出た際に自分だけが得点できないというリスクを減らせる可能性があるという利点を得られますが、これも冒頭の趣旨に照らすと社会人独学生においては必須条件ではないと考えます。
必要勉強時間の考え方
最低限必要であろう教材とその学習の順番について触れてきましたが、次なる論点としては、それらにどれだけ時間をかけ、予定時間をどのように見積もり計画していくのか、です。キーワードとして下記3つを挙げています。
KPIは時間ではなく正答率
必要な教材を仮定し、逆算する
計画は常に更新し続ける
- KPIは時間ではなく正答率
To be continued…
- 必要な教材を仮定し、逆算する
To be continued…
- 計画は常に更新し続ける
To be continued…
7. おまけ(サンプル共有)
To be continued…
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