見出し画像

葛の南国デザート・葛粉の新しい食べかた

南タイの葛粉

今回の南の旅の中、リボン島で参加したワークショップの一つは葛粉のワークショップでした。
驚くことに、タイでも葛の木が育ち、そして葛粉として販売されているところがあります。

サオさんという左半分が金髪で右半分が黒髪というかっこいいスタイルの女性が、リボン島でTO-YOYというブランドで葛粉を生産、販売しています。
タイの葛粉と言われて、最初は半信半疑だっのですが…
実際にワークショップに参加し、食べてみて、正真正銘の葛粉だとわかりました。

主にこちらでは、調理する際のトロミづけとして使われるそうですが、天然の葛粉はやはり値がはるために、他のスターチ類の方が一般的には使われてしまうよう。
ただ、葛粉を料理のトロミだしとして使用する場合、天然の葛粉のほうが断然全体的に口当たり良く仕上がるそうです。それが、味を引き立てる役割も担っていると情熱的にサオさんに語っていただきました。

子供達とワークショップ

さて、実際に葛粉がどのように作られるのかを地元の子供達に教えてもらうことに…!

これが葛の根っこ
皮をナイフで剝きます
剝いた根っこをおろし器でおろします
葛をおろしたものが水の中に入り、それを濾します
しばらく濾した白濁水を放置すると、沈殿物と上澄みに分離します
沈殿物を乾燥させたものが葛粉となります

そして嬉しいことに、最後には子供達がその葛粉を使ったデザートを作ってくれました!
それが驚きの美味しさでびっくりだったんです。
日本の伝統的な葛粉を使った食べ物とはまた違う、タイならではの冷たいデザート。
簡単に作り方もご紹介しますね。


葛の南国デザート

材料:
・葛粉
・水
・蜂蜜またはメイプルシロップ、黒蜜
・氷

鍋に葛粉を水で溶きます
溶く分量は、"葛湯"よりも大分固めになる量です。
鍋を火にかけて、固まるまでひたすらかきまわします。

固さはこんな感じ。
デローンとしています。葛湯と葛餅の中間くらいの固さです。
グラスにいれた葛にお好みの量の蜂蜜を入れます。蜂蜜は質の良いものが断然おすすめ!
メイプルシロップか、黒蜜もいいかもしれません。
最後に氷を一つ入れて出来上がり!

この氷がいい仕事をするんですよ~。
氷で直接冷やされた葛がプルンプルンで、ツルっとした口当たりになって、シンプルな上質の蜂蜜の味と絡まり本当に美味しいんです。

今までにこんな食べ方をしっていたら、私はもっと葛を食べていたと思います。

あんまり美味しかったので、おかわりもしちゃいました。
本当はもっともっとおかわりしたかったけれど…ちょっと遠慮しました(笑)
それくらい美味しかった!
ワークショップの最後には
子供達が作ってくれたビーズ
のブレスレットをお土産にいただきました。
私がもらったのは黄緑色のビーズのみのブレスレット。
それぞれ皆色が違います。
ビーチで拾った貝殻と一緒に。

サオさんの葛粉は、
TO-YOY でもちろん購入できますし、チェンマイではアンさんのお店Horjamaa でも購入することができます。どちらもFacebook で検索できますので、よろしかったら覗いてみてくださいね。

南国の冷たい葛デザート、日本でも良かったらお試しください。


この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?