人生で大切なことはミャクミャクが教えてくれた
こんばんは、多動と申します。
ミャクミャク応援隊として活動中の30代女性です😉
ミャクミャクは人生で大切なことを私に教えてくれました。
それは
人を属性で判断してはいけない
ということです。
私は元々ミャクミャクを好きではありませんでした。
それどころか白眼視さえしていました。
コロナの時期に起こった吉村知事のイソジン騒動、松井市長のカッパ騒動。
さらには大阪都構想の住民投票騒動、カジノリゾート建設のゴリ押し。
大阪維新への不信感を募らせていた私は
維新の吉村知事が牛耳る大阪万博などロクなもんじゃない
どうせ利権に絡んでいるのだろう
ミャクミャクは利権を虎視眈々と狙うヤバい奴に違いないと思い込んでいました。
駅でミャクミャクのグッズが販売されてるのを見ながら
「こんなん誰が買うねんwwwwwwww」と鼻で笑っていました。
ところが、ある日。
万博テーマソングMV「この地球の続き」をYouTubeで何気なく再生したとき、ポヨンとした身体で一生懸命にダンスするミャクミャクが出てきて
「待って、ミャクミャクかわいいかも…」と思ってしまいました。
そこから興味を持って、ミャクミャクについて調べるようになり、プロフィールやエピソード、活躍の様子などを知りました。
万博成功という大阪の運命を背負った大仕事を託されて頑張っていること。
予算のふくらみ、建設の遅れ、建設作業員の労働問題、夢洲のガス爆発、学校児童の強制動員計画、搾取ボランティア……万博運営の泥沼のせいで市民からヘイトを向けられ、理不尽な思い、悲しい思いをたくさんしてるだろうに、それでも人前では笑顔を絶やさずにいること。
隣県の奈良のマスコットキャラクター・せんとくんと交友があって、彼の前では弱音を吐いていること。
自分から多くを語るタイプではないけれど不思議と人が周りに集まってくる魅力を持っていて、全国のゆるキャラとあっという間に仲良くになってること。
気づいたらミャクミャクにどんどん惹かれていく自分がいました。
今では、ミャクミャクは愛おしくてたまらない存在です。
嫌いだったミャクミャクを気づいたら好きになっていた…この経験を通して、
わたしは、人を属性で判断し、白眼視していた自分の愚かさに気づきました。
そして「属性で人を決めつけてはいけない」ということを学びました。
私はレズビアン、発達障害、性風俗歴、精神科通院歴と複数の被差別属性を持っています。
私という人柄を見ることなく、被差別属性にまとわりつく負のイメージで見られ、「性風俗で働く人は反社会的だ」「精神疾患を持っている人は心が弱い」などのステレオタイプに当てはめられ、複雑な気持ちになった経験を幾度となくしており
差別とは、偏見とは……と考える機会が人一倍ありました。
にもかかわらず、ミャクミャクの人柄を見ることもなく、「維新が牛耳る万博組織に属しているから利権を狙うロクでもない奴だろう」と決めつけていた。
自身の浅はかさを反省しました。
「被差別属性」とか「ステレオタイプ」といったワードを聞くと、社会学の領域のような大仰なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、
属性にとらわれずその人の人柄を見る、ということは私たちに日常において大切なことだと思います。
特別な被差別属性を持っていなくとも、「大阪人はボケツッコミを習得している」「女性は化粧をするのが普通だ」「男は女性をリードするべきだ」
など、属性にまつわるイメージでジャッジされて困惑した経験のある人は、案外多いのではないでしょうか。
属性で人を判断しない、ということは私たちがフラットに人と接する上で非常に重要な心掛けです。
ミャクミャクは人生で大切なことを教えてくれました🥰