紡嬉

こんにちは 紡嬉(つむぎ)といいます。物書きになりたい今日この頃です。しばらくは、自分…

紡嬉

こんにちは 紡嬉(つむぎ)といいます。物書きになりたい今日この頃です。しばらくは、自分の趣味のこととか、観たもの読んだものの感想とかも一緒に書いていきたいと思っています。

最近の記事

大河ドラマ「光る君へ」第二十二話「越前出会い」所感

風通しのいい部屋だけれど、風通しの悪い人々?  前回触れませんでしたが、越前に着いた為時御一行。先に宋人のいる館に行き、宋の人たちの「帰らない」言い分を聞きます。朱曰く「船が壊れて、修理もしてくれないし帰れない」。先の越前国守は、どうやらちゃんと対処しなかったようです。  あれ?と思ったのは、若麻呂さんです。とりあえず宋語が話せる通訳なのですが、為時が「彼らはまことに商人なのだろうか?」と聞いた時の表情。一瞬、目を逸らしたように見えました。それに「船の漕ぎ手以外は」とちょっ

    • 心身をケアする為にも鍼のことがもっと知りたいと思う、という話

      ケアは必要、と思い知らされた。  ここ二十日ほど、大河ドラマ所感以外の記事をあげられずにおります。この記事もどうなるやら。夜書いた記事、夜のうちにあげるのはどうかと思いますが、そうでなければもうあげない。また次も大河の話になる……いや、それでもいいんですけれど。ちょっと調子が悪かったものです。  と、言いながら大河の話ですが、先日の大河にも登場しましたが、最近鍼に関する映像や情報番組をよく観ます。というか、目につきます。この頃は東洋医学全体が科学的に研究され、東洋の神秘的な

      • 大河ドラマ「光る君へ」第二十一話「旅立ち」所感

        落飾の影響  前回の「那拉氏かっ!」と言いたい落飾シーンから。突発的にも見えましたが、母親に「出家します」と宣言した定子中宮さま。しかも「どうかこれで兄弟をお赦しください!」とか言うわけでもないのだから、一条帝の言う通り「政に文句言った」と思われても仕方がない。というか、そのつもりなのでしょうか。  覗き見していた少納言ではないですが、ほんと「どうして」ですね。これを持って、中の関白家の没落が決定的なものとなり、また復興もかなり難しくなったのではないかと思います。この後、定

        • 大河ドラマ「光る君へ」第二十話「望みの先に」所感

          長徳の変  ここまで来て、まだ改元していなかったのね。そして、花山院お久しぶりです。  一条帝、報告を受けて激怒です。とりあえず伊周・隆家を謹慎させ、定子中宮は身内との面会謝絶。  伊周たちが謹慎以上の厳しい処罰にはならないと思うと言う道長に「(そんなの意味)分からないわ」と言う詮子。私もそう思います。一条帝は道長のいう通り、中宮の身内に情けをかけるつもりだったかもしれませんが、院は皇族です。中の関白藤原家、一条にとって従兄弟とは言え、二人はあくまで臣です。もしこれで、本当

        大河ドラマ「光る君へ」第二十二話「越前出会い」所感

        • 心身をケアする為にも鍼のことがもっと知りたいと思う、という話

        • 大河ドラマ「光る君へ」第二十一話「旅立ち」所感

        • 大河ドラマ「光る君へ」第二十話「望みの先に」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第十九話「放たれた矢」所感

          いや、放たれた瞬間で終わったし。引っ張るね〜。 政治のトップだけど関白じゃない  道長が公卿のトップである右大臣となりましたが、帝には「皆の顔を見て話し合える内覧として勤めたい」と関白にならない道を歩みだしますね。史実では、直前まで大納言だったから関白には「なれなかった」説もあるようですが。ん?兼家パパは関白になってからも陣のさだめに出てませんでしたかいね?謎い。  ともかく、兼家パパや道隆兄上とは違う道を選んだ道長。わざわざ定子中宮さまがお出ましになって釘を刺していたよ

          大河ドラマ「光る君へ」第十九話「放たれた矢」所感

          今日のおやつは初物の長命草

          正確には、昨日のおやつですが。  長命草  長命草という縁起の良い呼び名の植物をご存じでしょうか。ちゃんとした(?)名前はボタンフウソウというらしく、沖縄とかには自生しているらしいです。何やら色々健康に良い成分があるそうで、最近ドラッグストアなどでジュースになっているのも見かけました。これが、我が家の庭にも生えています。  昔、家族が「健康に良いらしい」と言って庭に植えました。我が家の庭はかなり雑然としていて、家族が気分でちょこちょこ変なものを植えて放置しています。長命草

          今日のおやつは初物の長命草

          大河ドラマ「光る君へ」第十八話「岐路」所感

          久々にネタバレアラートです。今回は「宮廷の諍い女」最終回までのネタバレを含みます。 宣孝さま!  ウェルカムバック!ようこそおかえりあそばしました。この、平安貴族にしてはちょっとロックな、でも小器用な感じがいいですよ。蔵之介さんがいい味出してます。この人かさわさんがまひろの側にいてくれれば、このドラマがちょっと明るくなります。 中の関白家、定子中宮さま。気づくの遅いよ。  道兼、道長と、二回の関白(内覧)選定で敗北する伊周。ここに関わる女性として、詮子女院さまと定子中

          大河ドラマ「光る君へ」第十八話「岐路」所感

          大河ドラマ「光る君へ」第十七話「うつろい」所感

          どっちよ  どっちよその一。乙丸、まひろと道長をくっつけたいのかもうやめて欲しいのか、どっちよ。  どっちよその二。さわさん、手紙を突き返す前に写して持っておくなんて、ツンなのかデレなのか、どっちよ。 さわさん!  何はともあれ、さわさん!よかった〜。疫病にも「かからない丈夫な体」らしいですし、おスネスネモードから回復して訪ねてきてくれたし。この気さくなお友達がいなかったら、結構陰湿ジメジメモード(ある意味昔からの紫式部のイメージ)が加速しそうで。どストレートな愛情表現

          大河ドラマ「光る君へ」第十七話「うつろい」所感

          メダカの孵化がブーストして慌てた話

          田舎あるあるなのかな  世の中はGWだと騒いでいますが、今年は曜日の並びがあまり良くないせいか、私の住んでいる田舎の周りは静かです。  田舎あるなるな家に住んでいますので、自宅には小さいながらも駐車条兼庭があります。そして、うちの家族がその小さい庭で家庭菜園したり、メダカを飼っていたりします。メダカ、田舎あるあるではないでしょうか。違うかな。  うちは水瓶のような大きな瓶で育てていますが、お隣さんはいくつかのすり鉢状の鉢に、そもそも睡蓮を育てていて、その根本の水の中にメダカ

          メダカの孵化がブーストして慌てた話

          大河ドラマ「光る君へ」第十六話「華の影」所感

          拗ねちゃった、さわさん  ここにも幼少期の愛情を拗らせてしまった人が。ただ、ちょっと八つ当たりっぽいですね。寧子とお話しした時にはそんな感じあまりなかったし。おそらく、道綱のことがなければ、帰ってきて「蜻蛉日記貸してくださらない?」とでも言ったのかもと思います。っていうか、床拭きとか琵琶とか習ってた頃、蜻蛉日記読ませてもらってないのかな。  お手紙をそのまま返すと言うのは、今でもけっこう失礼。それでも、自分が若干(?)空気読めない系だと思っているまひろちゃんは、せっせとお手

          大河ドラマ「光る君へ」第十六話「華の影」所感

          ある女性の戦争史

           私の親戚の話です。A子とします。身内ですのでA子と言わせてください。  なぜこの話を書こうと思ったか、なぜこのタイミングかといいますと、先日彼女の法事だったのです。A子にとっての孫嫁からの又聞きの部分もあり、世にごまんと溢れている地味な話でもありますが、どこかに記録しておくべき話の一つなのかもしれないと思いました。A子にとっての続柄で話を進めたいと思います。 誕生から結婚  記録がありません。この時代の話を聞いた親戚もいません。確かなのは、温暖な地方のけっこうな田舎の

          ある女性の戦争史

          大河ドラマ「光る君へ」第十五話「おごれる者たち」所感

          兄上の暴走とブレーキ  兼家パパの跡を継いだ道隆、この関白・摂政問題がややこしいとネットで噂になっていますが、とりあえず似たようなもんですし、特にドラマの進行に影響はない気がします。まだまだ一条天皇は若いわけですし。ただ、詮子皇太后様を遠ざけたのはなんだかよろしくないと、個人的には思いました。詮子皇太后様は元から道隆を良く思っていない、とはいえこれは危険行為。なんせ今回中宮となった定子様が入内したとき、「好きなもの」の筆頭に挙げたのはお母上でしたからね。それに、兼家パパのお

          大河ドラマ「光る君へ」第十五話「おごれる者たち」所感

          多肉の根出しにヒヤシンス方式がすごいんだけれど、決定打はヘレナ如何であるという話。

          多肉事の季節です  暖かいをすっ飛ばして時々暑くなるような温暖な田舎に住んでおりますので、もうひと月ほど多肉事の季節でしたが、春先の心身の不調が思いの外ドヨンとしており、思うように多肉事が進みません。  しかし、それでもやらんといかんことは出てくるわけで。多肉たちは動き始めています。植え替え、葉さし、水やりや置き場所の変更、セダムのカット💈などなど。Youtubeなどにも多肉事動画が溢れてきました。  私が主に育てているエケベリアで、これまであまりしてこなかったのが、胴切り

          多肉の根出しにヒヤシンス方式がすごいんだけれど、決定打はヘレナ如何であるという話。

          大河ドラマ「光る君へ」第十四話「星落ちてなお」所感

           今回は、史実上のネタバレを含みます。ドラマよりずっと先の話も出てきます。ご了承ください。 兼家パパの終活  息子たちにあとを託して、鼻歌混じりで出家していく兼家パパ。もしこれが史実だったとしたら、本当に周到に生きた人だったと思います。以前にも少し妄想しましたが、夜中に急遽晴明を呼び出した夜までは、やはり演技が濃かった(もちろん、身体の衰えは多少あったでしょうが)ようにさえ見えてしまいます。少なくとも今回は、妄言がほとんど見られませんでした。  三兄弟の反応も折り込み済み

          大河ドラマ「光る君へ」第十四話「星落ちてなお」所感

          校長先生、大変。

          ご昇進、おめでたい?  知り合いに、長年教職についていらっしゃっる方がいます。私よりかなり年上ですが、仕事(その頃はお互い教職ではなかったですが)で知り合った後、私が転職しても仕事で色々あった時も、何かと気にかけてくださいました。もう何年もお会いしていませんが、LINEは時々来ます。  その方が、この春校長先生になりました。教頭の期間が少し長かったので、ご本人もそのまま定年までいくつもりだったようですが。まして、昨年度の学校には昨年度はじめに赴任したばかり。一年で管理職異動

          校長先生、大変。

          大河ドラマ「光る君へ」第十三話「進むべき道」所感

           四年経つと変わるね〜  一条天皇は元服、定子ちゃんは入内して女御様、倫子さまは彰子を産み、まひろは倫子さまのところに通うのをやめていて、衣装も浅葱色にチェンジ。藤原三兄弟は出世して、実資とともに参議。兼家パパ以外は、みんな黒服で同じ会議に出ています。  以前、天皇のお衣装について書きましたが、なるほど元服なさって花山天皇と同じものに。そういうことか。歴史的には色々とあったようなのですが、紫式部の人生に関わるものは多くない時期ですね。 平安のお買い物事情と、まひろの人生事

          大河ドラマ「光る君へ」第十三話「進むべき道」所感