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「カサンドラ症候群」は私たちの身近に起こっている。苦悩する新米ママのお話し。

世界中の子どもたちをワクワクさせる!
メンタルプロコーチの津村柾広(つむちゃん)です👍

カサンドラ症候群という言葉を知っていますか?
パートナーや近しい人が発達デコボコの場合に起こる
心身の不調のことを言います。

もしもパートナーが、アスペルガーやADHDの傾向を持っていたなら
自分の気持ちに共感してもらえず、
心が通じ合えない苦しみを味わう場合があります。

多くの発達デコボコ傾向の人たちは、外見や外面では判断がつきにくいため、
そのパートナーの苦労を理解してもらえないことが多いようです。
外面はとてもいい人なのだけど、一緒に生活をしてみるとアラばかりが目立つ。最初は「ホントはいい人だから・・・」と我慢しますが、
そのうち耐えきれなくなります。

ちなみに、カサンドラ症候群の語源は、
ギリシャ神話に出てくるカサンドラが予言の能力を持っているのに
誰にも信じてもらえない苦しみを背負ったことにあるそうです。

先日、カサンドラ症候群で悩んでいる女性のコーチングをしました。
まだ1歳になっていない可愛らしい赤ちゃんを育てている新米ママさんでした。

結婚する前の旦那さんは、理想的な男性だったそうです。
明るくて社交的で、一緒にいると楽しくて、まさに友達としては最高の人でした。

ところが一緒に暮らしてみると、そのルーズさが目につき始めます。
時間を守らない。忘れ物が多い。約束を破る・・・。
何度注意しても、一向に改善されません。

状況が悪化したのは、彼女が出産をしてからでした。
出産を機に、彼女の時間はすべて、赤ちゃんのために費やされていきます。
当然、旦那さんのことをかまっている時間も余裕もなくなります。
本来なら、夫婦二人が協力して、子育てをしなければなりません。

しかし、旦那さんは相変わらず、自分のことさえもままならない状態でした。

ブチっ!ある日、彼女の何かが切れました。
「もう限界だ!このままだと自分が壊れる!」

自分にとってパートナーは大切だし、子どもにとって父親は必要です。
だけど、これ以上、生活を共にすることは考えられない。
もし、自分のメンタルが壊れてしまったら、子育てどころではなくなる。

もちろん、近親者にも相談しましたが、
結局自分が我慢する選択しか見つかりません。
まさしく、カサンドラ症候群の真っ只中にいる状況でした。

この状況を打開できるとしたら、彼女の歩み寄りではなく、
旦那さんが自分自身のデコボコ傾向を受け入れることしかありません。
まずは自分の傾向や癖を知ることです。知れば対策も出てくるでしょう。

メンタルクリニックで診断してもらい、
専門のカウンセラーさんにサポートをお願いする。
今できる中で、これが最善策ではないでしょうか。

大人の発達障害で苦しんでいる人は、相当数いると言われています。
そして同じ数だけ、その人のそばで暮らしている人が、
カサンドラ予備軍になっています。
お互いに悪意があるわけでないのに、不幸になっていくのは辛いですよね。

まずは相互に理解することがスタートラインです。
そして、完璧を手放した上で対策を講じましょう。
きっと、苦手なりのやり方が見つかるはずです。
あとは、互いに協力しあって、共有ゴールを目指すだけです。

新米ママさんが、家族の幸せを取り戻せますように。
青森のおじちゃんは、心から祈っているのです。


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