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【最終報告書】3DCG初心者のパート主婦が6ヶ月で1冊のAR絵本を作れたよ〜!

この実験は、新しい働き方LABの研究員第3期生としての活動内容です。


◆ 実験でやりたかったことのおさらい


3期目。私はこんなことをやりたいと6ヶ月前に思っていました。

自分の「好き」の深掘りと実践


こみやさおり・3期自主企画計画書より



今期、わたしは自分の「夢中」に向き合いたかったんです。
また、こんなふうにも書いていました。

「定量評価」&「定性評価」をふまえて
わたしの今の「夢中」をどこまで形にしていけるかどうか。

こみやさおり・3期自主企画計画書より



1、2期と、これまでの計画では、「何かしらの形にする」といえるところまで進まなかった。
それは計画書の時点でゴールを曖昧にしていたから。という終わり方でした。
そのため、この3期では「ここまでちゃんと来たね」という明確なゴールを設定してみたかったのです。

そしてもうひとつ…

とにかく作る。
荒削りでよいから最後まで完成させる。
人と比べない。今の自分ができる範囲でよい。

こみやさおり・3期自主企画計画書より


自分と向き合うこと。他人と比べて自分を卑下しないこと。
そしてちゃんとやり遂げて、自分を褒めること。

そんな想いものせた研究計画書でした。


◆ 半年間の結果と仮説のふりかえり


半年前に計画書の中で仮説を立てていました。
こちらに沿って自分を褒めつつ、活動を振り返ってみます。

これは花丸。とにかく完成まで漕ぎ着けました!
個人用に1冊作っただけでなく、ダウンロードできるデータを配布
さらにYoutubeで制作をサポートする作り方の講座も制作しました!!

これも花丸!!!当初の想定を超えて、
指定企画 the Port kakegawa、ゲーム部とのコラボという形になりました!
これは本当に素晴らしいチームワークでした!
みんなのいいところを集めることができた、というのは大成功でした。

これに関しては丸とします。なぜかというと、
もっと定量の目標値をはっきりさせて進んだ方がよかったからです。
例えばプロフェッショナルになるには10000時間の学習が必要、
英語学習には2000時間、などと言われています。
これを踏まえて目標時間を割り出してもよかったはずです。
(定量をはっきり宣言できないのは自分の弱み、怖さからくるものだと十分理解していますので、ここもこれから強化していきたいところです。)

6月から12月19日現在、
blenderでの制作にかけた総時間は…

305.1時間、となりました!
(週5で約2.5時間/1日制作したことになります。)

実際には日常と制作のご依頼、また大きな一時帰国もある中、
blender を触る時間には月によってムラがありました。

また、日本帰国後は日々のルーティンが崩れてしまい、
毎日のトラッカーもおろそかになっていました。

そんなわけでこれは次なる目標として定めたいところです。

これも自分を褒めさせてくださいっ!!!
だってだって、本当に、
自分の好きな世界を表現してもいい制作に巡り会えたのですから!!
一つ目は10月末に公開となった板橋区ARイベントに協力させていただいたこと。
まさに、この言葉通りになりました。感謝感謝です。

これも、できた!と言います。
10月の掛川百鬼夜行にてゲーム部が開催させていただいたAR妖怪商店街。
イベント終了後、商店街の方々からお話いただけた内容を聞いて、
私の好きなことが町の人の困った、に少しでも役立てるんだと実感しました。本当に、携わることができてよかったです!

評価され、満足できるお金を受け取ることもできました。
以前のわたしだったら、自分の価値をものすごく過小評価して、
受け取っていいものを否定してしまった自分がいました。
そこからの脱却が、この企画を通して半年間で徐々に進んでいると実感しています。
今後は、より、自分の価値を大切に扱えるようにしていきます。

こちらも合わせて花丸です。
特に日本帰国後の秋以降、娘との貴重な時間を大切に感じられるようになりました。
私の中で吹っ切ってできるようになったことは、
彼女の今夢中になっているゲームを認められるようになったことです。

とってもちいちゃな事かもしれません。
でも、私の子供時代の頃、親がゲームに対して良い顔をしなかったのを
自分も無意識に引き継いでいる事をよく認識しました。
秋以降はだいぶ割り切れるようになりました。
夕方以降、一人で机に向かうことはほぼ、なくなりました。

娘と一緒にNintendo Switchを楽しむ!というのを日課にしています笑


また、徐々にではありますが、
「自分のために、自分の好きな人のために、お金を使って良い」

このマインドも許せるようになってきました。
そしてこれはもっと気持ちを楽に、気持ちを広げていって良いと感じています。


◆ 半年間のキャリア資産から見る


6ヶ月間、計測したキャリア資産の一覧です。
一緒に活動してきた仲間たちのグラフを一緒に見てきて気づいたのは、
私のグラフの形が毎回いろんな形になっていること。
他のメンバーは私ほどグラフの上下がないように感じました。

ここから考えられるのは、その時の感情から答えが変わっている。
つまり、感情の上下が激しい人間なのではないかということです。

みんなで計測結果を確認していくことでみえた、素晴らしい発見でした。
そこが見えたことで、私が今後見つめることは

・感情の波にのまれないよう、客観視できるような練習
(→朝ヨガ、瞑想の習慣化をしたい)
・健康面の向上
(→ベビーステップでの運動習慣化、スクワットかな…)
・とはいえ、感情豊かというプラス面も大事にする
(→自分を褒める習慣の継続)

以上は今後の課題です。


◆ 結論


半年前に考えていたのはblender✖️Unityを使ったAR絵本の制作でした。

しかしそもそもゼロベースだったUnityを扱うことは
困難を極めるものでした。


こみやさおり自主企画


UIにも慣れていない。
blenderからUnityにデータを持っていくのも初心者のわたしには複雑。
またアプリを開発するのにiOSとAndroidではシステムを別に構築する段階もあるなんて、知らない…。
さらに期間中盤には制作のお仕事にかかりっきりになり、
自主企画のAR絵本は全く進められない状況に。

パート主婦の甘い目測を目の当たりにすることとなります。
挫折…。いやいや、そんなわけには今回は絶対にいかない。
応援してもらっているんだもの…。

そんな中、10月の掛川百鬼夜行でチームメンバーと制作したARイベントが
NHKで取り上げられるほどに大盛況で幕を閉じます。

日本からベルリンへ帰国する飛行機の中、
私は悩んでいました。
「自主企画が全く終わっていない、なにかいい方法はないだろうか。」



……

………


「…AR絵本と百鬼夜行を混ぜ合わせてみたら…?!」
ふと思い浮かんだアイデアでした。


ポートカケガワのメンバーに相談し、快く了承をいただきました。

そして、当初からイメージしていた絵本の形、


親子が一緒に、アナログな工作を楽しみながら、
新しいデジタルなARの技術も体験できる
しかけ絵本。



この形と組み合わせ、
無事に研究期間内に形にすることができました!!!


ジャジャー〜〜〜ン!!!360度ARえほんが完成〜!!
わたしもつくりたい!という方、大歓迎です。
ここのリンクからダウンロードしてくださいね!



唯一、届かなかった目標は、

100人にダウンロードしてもらう(楽しんでもらう)

12月、最終報告期限ギリギリまで、Youtubeの撮影、データの修正。
そして最後の最後まで、より子供たちが楽しめるように
画像マーカーを工夫して何度も修正をしました。

「100人ダウンロード」に関しては今すぐの達成は難しそうですが、
地道に広報活動をしていきます。

より多くの人に観て&つくるじかんを楽しんでもらえるように、
周りの知り合い、ママ友たちにプリントしていきますっ。
(これも過去の私は恥ずかしくって出来なかったことです。
本当に、あたらぼを通して自分の成長を感じます…嬉し涙)

◆ 気づき

1期、2期そして今期の3期と、あたらぼへの参加は3回目です。

もっとこうしたい、それはまだまだあります。
人と比べて自分を卑下してしまうクセもまだまだです。


今期いちばんのみんなでつくった集大成。つめこみました!



しかし、この3年間で本当に自分は変わった、と断言できるし、
自分にも、人にもやさしい気持ちになれています。

こうなれたのは、本当に新しい働き方LABで関わったみんなの存在
とにかくこれが本当に大きいです。

あの人に憧れる、すごい、かっこいいな!という人がいること。
そしてそんな想いを自分が持っていても認め、
許してくれる場所
であること。

親戚もいない、友人もごくわずかな異国の地に住み、
深い交友関係を持ちにくい状況のわたしにとって、
あたらぼという場は、唯一無二

自分のやりたいに素直になって、
お互いを尊重しあって、
さらに一緒に仕事に取り組み、
社会の中で誰かの役にたつ活動ができる。

本当に、人生において、かけがえのない、私のホームです。
この環境にいさせてもらえることに感謝します。

まだ、研究員のそれぞれの道は続きます。
私の道も。
これをひとつの区切りとして、
また更なる目標を定め、取り組んでいきます!

いつもあたらぼを運営してくださるみなさま、
自主企画応援制度で関わってくださったみなさま、
そして研究員として関わってくださったみなさま。
本当にありがとうございました!!!!!

そして今後とも、よろしくお願いいたします!!!


おしまい!!!


この実験は、新しい働き方LABの研究員第3期生としての活動内容です。


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