見出し画像

伝説の「クソニセマジック」(前編)

皆さんこんにちは、初めましての方は初めまして。なんでもつくるレイです。
なんでもつくると名乗っておりますが、現在一番制作方面で力を入れているのはアナログゲーム制作です。
これまでの代表作としてAVタイトル制作ボードゲーム「珍卍」が大ヒット御礼というところではありましたが、つい最近はこれまた人気を博した「銅と銀の交易者」が来春に「ZAHAB」として商業化及び海外進出も始めることになりました。

そんな私が今回お話する伝説の「クソニセマジック」。なんだそれって話ですが、まぁ言うならば造語的な名称なので、これが何か知っている人は基本いません。が、端的に言いますと、私が若かりし頃に手掛けたカードゲームの名前です。今回はそのお話をしていこうと思います。

クソニセマジックとは

既に概要を端的に述べたところではありますが、まず前提知識としてあげておきたい商品があります。
それは、Magic the Gathering(マジック・ザ・ギャザリング)です。

正式名称が長いので以後マジックと略します。このマジックですが、恐らく聞いたことがある人はそれなりにいらっしゃることと思います。特に、カードゲームやボードゲームを好む人では知らない人はまずいないと言ってもいいでしょう。いわゆるトレーディングカードゲームの始祖であり、全世界で遊ばれている超人気カードゲームです。

今回の表題である「クソニセマジック」の「マジック」は、つまりこのマジックから来ています。それが”クソ”で”ニセ”であると言っているんですね。要するに本家マジックのパロディー的な自作カードゲームなのです。

ここから先は、mixi時代に私が作成していたコミュニティで専用のクソニセマジックトピックを設けて書いていたクソニセマジックのあれこれを色々と引用しながら進めていきたいと思います(ですます調じゃなくなったり、一人称が変になってるのを直しきれてなかったりするかもですがお気になさらず進めてください)。


世界観・登場の背景

本家マジック・ザ・ギャザリングには大きな世界観というものが存在するが、こと、くそニセマジックに関しては世界観なんてたいそうなものは存在しない。では果たして、どのような経緯でこのゲームがうまれたのか。

時は遡り、レイが中学2年生の時。当時、本家マジック・ザ・ギャザリングが流行りだし、学校内でもカードが飛び交うような浸透さにまで至った。といっても、校則ではトランプ等のカードゲームの持ち込みや遊ぶことは禁止されており、見つかれば没収されかねないという背景があり、そのうちレイと友達一人は、プリントの裏等を利用して自分達で独自のマジック・ザ・ギャザリングのカードをつくりだすようになった。これが「ニセマジック」の始まりである。ただの紙切れなので、これで遊んでいても先生は何も言わないし没収はされなかった。といっても、このニセマジックは、紙切れなので(シャッフル等)実用性に欠ける、土地等も使うとすると学校内ではデュエルのスペースがない、等の理由からデュエルのためのカード、というよりは自己満足的なネタカードとしてそこに存在していた。しかしながらカードつくりは止まらず、数百枚作っただろうか。ネタ的なカードが多いためか、そのうち明らかに弱いカードや役にたたないカードがちらほらでてきた。そして、「ニセマジック」が完全にデュエル用として使われなくなり、ついにはいつからかどれだけ弱いカードをつくれるかといった感じで、役にたたないカードだけをつくりだした。これが「くそニセマジック」の始まりである。当時中学3年~高校1年。

ニセマジックのカード作者は、レイ、レイの友達、レイの弟、の3人である。が、ニセマジックを一番気合い入れてつくっていたのはレイなので、大半はレイがつくったカードではある。


カードのモチーフ・登場人物等

本家マジックでは、エルフやらワームやら、それらしいクリーチャーや、魔法においても臨場感というかリアルさを汲んだタイトルや内容になっていたりし、さらにはマジックの世界とされている登場人物達のセリフであったり、マジックの物語の一部が記されていたりしている。言うならば、一つの物語の一シーン、一シーンがそのままカードになったかのようである。
くそニセマジックでは世界観がないので当然そういうのはないが、比較的どういったカードがつくられるかといった傾向があった。それは…
・中学や高校での内輪ネタ
・キングオブファイターズ'97ネタ(当時仲間内で流行っていたゲーム)
・知人モチーフ
・本家マジックに実際に存在するカードのパロディ
等が主である。
そして、くそニセマジックにも本家マジック同様、カードの効果等の下にキャラのセリフ等がある。世界観がないので一度しか登場しないキャラもいれば、何度か常連の様にでてくる者もいる。本家マジックに登場する、スクイーやアーティやハナなんかもたまに登場することはある。ここに一部のキャラを紹介する。

「ウカエクレーノ」…レイの本名は上野というので、“隠れ上野”をシャッフルして、ウカエクレノってな感じである。セリフは自分が言いたいことを代弁することが多い。
「ケンチルとゲゼル」…二人セットででてきたり、片方だけでてきたり。主に友人が使っていた。
「ハーツェー」…確かじじいという設定。たまにハーツェーの孫というキャラも登場する。
「ワカラン」…必ずシュールなセリフを吐く。他のキャラとの3段落ちで使われたりもする。
「パーネ」…友人専用のキャラ。とにかくセリフが一言。
「岡」…これは実在の人物。変なところでキレる人で、セリフも激しいのが多い。


というわけで、今回は(前編)ということでここまで!
(後編)ではルールの違いだったり、本家にはない特殊能力だったり、実際に遊ぶ上でのアレコレを紹介していきますよ!引き続きよろしくお願いいたします♪

間に違うジャンルの記事もたくさん挟まりますので、
是非フォローをお願いします!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?