月の西とわこ(タロットde人生相談)

いくつもの角を曲がって、残り時間を意識する年齢の人文科学系タロット・リーダー。めざして…

月の西とわこ(タロットde人生相談)

いくつもの角を曲がって、残り時間を意識する年齢の人文科学系タロット・リーダー。めざしているものは常に芸術的なリーディング。私のNoteは、ヒラメキ と キラメキ を書き留めておくための白い手帖。

マガジン

最近の記事

水をめぐる〜滝谷の清水

室内でじっとしているには天気が良過ぎる、緑がまぶし過ぎる、おいしい水を汲みに行こう。 今日来たのは、南魚沼市大崎にある滝谷の清水。山の近くではあるけれども、平らな場所で行きやすい。しばらくぶりに行ってみたら、国道からの進入路が補強してあって、とても出入りし易くなっていました。誰にでも開かれているところだけれど、誰かが手をかけていてくれるのがわかります。 階段を上がったところにあるお社、きれいに手入れされています。ここもいいところだなぁ、と、思う。

    • 水をめぐる〜苗名の滝

      水に関わりのあるところを巡っていて、そうだ、あそこにしばらく行ってないなぁ、と思い出したのが、新潟県の妙高にある苗名の滝です。さっそく週末に行ってきました。 前に来たのは、確か紅葉の頃で大変混んでいました。今年もゴールデン・ウィークには、たくさんの人が訪れたことでしょう。でも、この日は空いていました。 高所恐怖症の感覚としては、高いところがコワイというより、落差がコワイ。それなのに、なぜ、こういうところに来たがるのかというと謎だけど、風光明媚なところは、とにかく高いところ

      • 「テレフォン人生相談」を聴く

        ラジオの長寿番組「テレフォン人生相談」を聞いたことはありますか?  その道の専門家が視聴者のいろんな相談に答えるという内容ですが、私は、回答者の先生が、いったい、どのようにその(たいていとても難しく込み入った内容)相談に答えるのか、そして、提示される具体的な解決法があるとすれば、それはどういうことだろうか、と、いう点に興味を持って聞いています。 最近、特に集中して聴くのは、三石先生です。この先生のすごいところは、相談者のプライドを傷つけることなく、話をするだけで改心させて

        • ゆらゆら気功の話

          冬から春に季節が移ると、それまで縮こまっていた身体を動かしたくなるものです、、、 などと言っている間に、初夏の日差しが来てしまいました。 なんとなく身体が動き違っているなぁと感じた時に、気功の動画なんかを見てみました。真似事でも、久しぶりにやってみようかと思ったからです。 林の中で、複数の人たちがゆらゆらと動いている動画を見ていたら、なんだか、その人たちが地面から生えてきた植物のように見えてきました。 そんな風に感じたのは、以前、ある映画を見ていたからです。その映画は、

        マガジン

        • 旅の手帖
          15本
        • ヒラメキ と キラメキ
          26本
        • 彼方へのまなざし
          15本
        • 今日もタロット
          40本
        • ゆらぐ心のための言葉
          30本
        • はじめ の まとめ
          6本

        記事

          高龍神社(こうりゅうじんじゃ)

          長岡市の奥まった場所にありながら、遠くからも参拝にやって来る人が絶えない神社があると聞いて行ってみました。高龍(こうりゅう)神社、商売繁盛の神様だそうです。 向かって左側の狭い急な階段を登ります。階段は全部で118段だそうですが、途中まで階段の右に設置してあるエレベーターでも行くことができます。 狭いところ、いっぱいいっぱいに社殿が建っていますが、岩山の小高いところにあるためか、緑の山の風景を見渡せる風通しの良い場所です。 特に何かお願いしたくて行ったわけではありません

          高龍神社(こうりゅうじんじゃ)

          水をめぐる〜百々(トド)の森

          日本は水の豊かな国、至るところに水にちなんだお社があり、神様が祀られています。豊かな水に龍神を結びつけたのは、水そのものの動きを龍としてイメージを定着させたからではないだろうかなどと考えます。中国も東南アジアも行ったことはないけれど、水の豊かなところは日本ばかりではないので、そういうところの文化と比較するのも面白そうです。 さて、今日は、新潟県長岡市、栃尾の近くにあります百々の森を訪ねました。ここに来るのは二度目ですが、ゴールデン・ウィークでたくさんの人が訪れていました。

          水をめぐる〜百々(トド)の森

          緑に染まる

          緑の中へ あふれる光の中へ 目をつむっていても 緑が見えるくらいに 緑に染まりながら 深く息を吸って吐いて 固く握りしめた指をほどいて これまでは行けなかったけれども 今なら行けるかも知れない 緑の中へ あふれる光の中へ

          ピンクに染まる

          魚沼市の芝桜で知られる公園に行ってきました。広々とした斜面が芝桜で埋まっていて、たくさんの人が見に来ていました。 芝桜もいろんな色のがあるんですね。 お天気もいいし、遠くに越後三山も良く見え、ぶらぶら歩いてまわっているうちに、気持ちがのんびり、晴れやかになってきました。 これがピンクじゃなくて、青い色だったり、赤い色だったりしたら、受け取る印象と気分が変わるのかも知れませんね。 それにしても良い日です。

          あなたに合ったツールを

          タロットで相談にいらした若い方がセッションの終わりに言いました。 「私、占いに行くと、いつも、占いに向いているって言われるんです。」 (占いが好きで、色々行ってるのかな?) (そういう風に言われる人は案外多いかもね。) そのように言われたことをどう感じているのかは聞かなかったけれども、、、 もしも、あなたが自分でもやってみたいと思っているなら、 あなたに合ったツール(道具)を探すことです。 タロットカードの場合は、視覚に訴える働きが際立っています。見た瞬間にパッ

          タロットに新しいヒラメキを導入

          先日、来てくださった方の相談に乗りながら、タロットカードを展開していた時に、、、  は? もしかすると、こんな風にカードを繰るといいのではないか、と、ひらめいたことがありました。 カードを読むとは、展開されたカードのイメージを言語化することです。それを伝えるだけでも、相談者の方の悩みや疑問は解決の方に向かうことが少なくありませんが、そこにもう一手を加えると、おそらくもっと良い効果が望めるのではないかという感覚。 こういうのって体験したことがない人、鼻から体験する気もない

          タロットに新しいヒラメキを導入

          水をめぐる〜野尻湖、湖水開き

          北信州の野尻湖の中に弁天島という小さな島があります。ここには、宇田神という弁財天と並ぶ財運を司る神様が祀られている神社があり、4月末の湖水開きの日から冬が来るまでのの間だけ訪れることができます。訪れると言っても、陸から400メートル離れているため、渡る手段は手漕ぎボート、足で漕ぐペダルボート、遊覧船です。接岸できないため、モーターボートでは行けないと聞きました。 やはり湖を渡っていくところにお詣りの後醍味がありそう、でも、そうなるとなかなか行けそうにもないかも、、、 一度ぜ

          水をめぐる〜野尻湖、湖水開き

          黄色に染まる

          眠っていた大地が目を覚まし、 あっという間に花でいっぱいになっている。 種子が静かに根を伸ばし、 葉を抱いた芽が くるくると螺旋を描きながら空を目指す それは、いったい、いつ、 行われていたのだろう こんなにたくさんの生き物が 夜毎、月の下で踊っていたかも知れないのに なぜ、私は気づかなかったのだろう 菜の花は喜びの黄色を太陽に返す それは太陽からもらったものだから あたたかい黄色を風に返す それはあたたかい風が菜の花に運んできたものだから

          天使のラッパ

          水仙の花をじっと見ていたら、、、 天使が吹くラッパも、こんな形をしているんじゃないかと思えた。 ガブリエル、ガブリエル、ラッパを吹け

          ここにもAI

          先日、予備に持っている古いiPhoneのバッテリーを交換してもらった。場所は、ショッピングセンターの一角に出店しているスタンドで、新しいバッテリーは純正品ではなく互換品とのこと、これがダメになったら、もう処分するつもりだから、それで十分だった。 無事に交換が済んで受け取る時の、店員さんによる動作確認の説明と手さばきには見惚れてしまった。どうやってもあんな風にいじれないと思った。単に扱っている頻度と慣れの違いではないように思える。若い世代は圧倒的に脳の造りが違っているんじゃな

          この世界を生きる

          青空でも、星空でも、空を見上げれば、 私たちの存在などはとるに足らないものでしかないというのが 分かるような気がする。 だからといって、 小さき存在の痛みや苦しみが 「とるに足らない」という意味ではない。 むしろ、みんなひとりひとり、 自分自身の小さな世界の中で、精いっぱい踊っている。 そして、それが みんなの住む世界をつくっている。

          赤い聖堂とパラケルスス

          突然の顔面神経麻痺に文字通り面食らいながらも強行したヨーロッパ行き、チューリッヒから電車に乗ってバーゼルに赴いたことも書いておこう。 移動の途中で立ち寄りたいところがあるとすれば、まず、その土地の大きな教会。私はクリスチャンではないけれども、人々の信仰が形をとったような大建築、その空間に身を置いてみることが好きなのだ。それから、美術館や博物館、生活感のある市場など。 チューリッヒについて調べているうち、ちょっと足を伸ばしたところにあるバーゼル、ここにある博物館の一つに、ど