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スローバラード



2009年5月3日(日)
ユニコーン [ツアー2009 蘇える勤労の日々]
@さいたまスーパーアリーナ

16年ぶりの復活アルバム
[シャンブル]を引っさげての
ツアー追加公演日。

その日は
清志郎が亡くなった翌日。

会場に入るとBGMは
全てRCサクセションの
オンパレードだった。

ある年齢に達した人には
堪らない名曲[ひまわり]で開演。

コミカルな曲。
シリアスな曲。
ポップな曲。

発売されたばかりのアルバム曲から
過去の曲まで惜しみ無く披露された。

MCでは
清志郎の訃報については
一切触れなかった。

ただ。
LIVE終盤で演奏された[HELLO]は
物凄いテンションだった。


"到着5分2秒前
 針は君を指してる

 加速せよタイムマシーン
 君に会いにゆく

 まだ君が元気だった
 あの頃に言いたくて

 流れゆく光たちよ
 消えてゆく命たちよ

 舞い上がれ
 燃え上がれ

 時を越え
 突き進め"



あえて訃報に触れない。
それが逆に琴線に触れた。

みんな悲しんでんだ。
みんな淋しいんだ。

言葉にしなくても
そう言われてる気がした。


そして。
終演後のBGMは更に爆音で
この曲が流れた。

係員が退場を促しても
この曲が終わるまで
僕らは絶対に席を立たなかった。



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