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はじめに(漫画を再び描き始めたお話)

はじめまして月森です。
現在、他の仕事を持ちながら、一次創作の長編漫画を個人で連載し、電書ストアで配信などをしています。


第1巻表紙イラスト


こちらの漫画は雑誌などの商業誌の連載ではなく、個人がTwitterやPixiv等漫画を投稿している形式なので、完全に一人で作っています。

(しかし、筆者のやり方は多くの方にオススメはできません。
自分一人で作品を作るよりも、編集さんに見てもらった方が確実にレベルアップすると思うからです。)

筆者はもちろん漫画家ではないので、普段はデザインなどを仕事にしています。しかし、昔は漫画家を目指していて、賞に応募したり出版社に持ち込んだりしていた時期もありました。

↓筆者の持ち込み体験記+イラスト


この持ち込みで、幸いなことにS社の月刊少年誌の編集さんが見てくださることになり、ネーム(漫画の設計図)を送ったりなどしていたのですが、
その頃は(今思うと)かなり独りよがりな作品を描いていたため、中々ネームは通らず、次第に自分は商業誌は向いてないかもしれないと考え、別の道に進むことを決めました。

(この期間に500枚ぐらい色んなジャンルのネームを描いてたと思います…苦笑)

デザインに進んだ後は、筆者のリアルな人間関係にイラストや漫画系の創作仲間がいなかったこともあり、漫画とは全く縁のない生活を送っていました。

さて、デザインに移って漫画と大きく違うなと思ったことは、強い個性や作家性は 表現の幅を狭めることになる可能性があるということです。
デザインは基本「他者の希望や抱えている問題をデザインの技術で表現したり解決する」ことが目的なので、例えばイラストを頼まれて書く場合も、筆者が好きなものを描くわけにはいきません。

そのため、クライアントが希望しているイメージに近いものをすり合わせ、色々な画風で提案した方が良いため、筆者が漫画を描いていた時の絵柄は次第に失われていきました。

お客さんの反応を直に受けられ、良いものを作れば感謝されるデザインは、自分にとって大変やりがいのある仕事だったのですが、
そのような日常を送っていて、ある時、ふと気が付きました。

「自分の本来の画風って何だったかな?もう、ずっと漫画書いてなかったけど、どんな絵を描いていただろうか??」

「長い間、人のためにデザインを考えたり、イラストを描いてきたけど、
久しぶりに自分のために描いてみるか」と、
ふと筆を取ってみたもの……もう、当時の絵柄は失われ、生き生きとした絵は描けなかったんです。

絵自体は当時よりも上手くなっているはずなのに、なぜ自分の絵は描けないのか…
振り返ってみると、本来筆者は学生時代から漫画を描くのが好きなだけで、イラスト自体にはそこまで熱中できませんでした。漫画の表現に必要だから絵を描いてる状態だったんですね。
(本当にイラストが好きだったら、仕事の合間に細々と描いてPixivにあげていたはず…)

そうして、再び漫画を描こうと決めて、まるで浦島太郎のように、十数年ぶりに創作の世界に帰って来て、びっくりしました。

昔WEB上で漫画を連載してる方は、かなり少なかった気がするのですが、Pixivやジャンプルーキー、ニコニコ漫画等の投稿サイトが沢山できていていたんです。さらに、PixivやKindleで同人誌を販売されてる方もいることを知りました。

これなら、仕事の合間に細々と連載できそう!ということで、思い立って現在漫画を描いたりしています。

ちなみに、ジャンルは青年向けのバトルファンタジーです。青年向け漫画の読者が多いニコニコ漫画やイラストも置けるPixivで連載していますが、noteにもお話を置いています。

筆者は昔は少年誌に持ち込んだりしていたのですが、現在はさすがに少年向けを描ける感性を失ってしまったので内容は青年向けです。

↓第1話から

ここまで、お読み頂きありがとうございました!


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