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店主と浄智寺

最新情報
2019年9月9日
●閉門のお知らせ
台風15号の影響により境内に倒木が発生したため、修復復旧するまで暫く閉門だそうです。
観光でお出かけ予定だった方はご注意ください。

最新情報は公式HPをご確認ください。

「Destiny鎌倉ものがたり」映画のオープニングは亜紀子と正和が新婚旅行から帰ってきたシーンからスタート。
2人の家は浄智寺の目の前の道を入って行った所にある設定でした。
門の横を愛車のベンツが通ります。
それ以外のシーンでもちょくちょく出演。
今回はこちらに参拝しに来ました。

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住所:鎌倉市山ノ内1402
最寄駅はJR横須賀線の北鎌倉駅から少し歩いたところ。
久しぶりの北鎌倉。
最後に来たのは確か、着付け教室の「着物でおでかけ撮影会」以来だろうか。
以前はお寺の反対方向に歩いて行くと、素敵な紅葉撮影スポットをお借りできた。今はできなくなったみたい。

久しぶりに歩いたら随分新しいお店が並んでいました。
3~4年前はそんなにお店無かったのになーなんて。

当日は猛暑だったので駅に到着した時点で汗だらだら。
【氷】の文字が見える度に嘆く相方を無視して歩く。
そうすると右手に入り口が見えてきます。

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右手の道を少し歩いたら、映画の太鼓橋と山門が見えます。

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実際はこの門は潜ることはできません....残念。
クルっと横の道から進み、拝観受付へ。

拝観時間:9:00〜16:00
拝観料 :大人200円子供100円
団体割引:150円(大人30名以上)

宗派  :臨済宗円覚寺派

浄智寺HP
https://jochiji.com/

北条氏の勢力が強かった時代。
鎌倉幕府第五代時頼の三男にあたる北条宗政がなくなった際、弔うために宗政夫人が1281年頃に創建される。

開山は当時宗(中国)からの渡来僧が多かったためか、名僧兀庵普寧と仏源禅師大休正念
日本の真応禅師南州宏海の3名となっている。
(内容は複雑なため実際参拝時のしおりを参照して下さい。)

現在建物は少ないですが、全盛期には11の寺院があったそうです。
残念ながら延文元年(1356年)の火災や大正十二年(1923年)の関東大震災で失ってしまいます。

北条氏の時代は最も禅宗が栄えた時代だったからなのか、木造の達磨大師像もあります。

参道右横の桜の木は県指定百選の一つだし、
仏殿横の鎌倉一の巨木コウヤマキや鐘楼前のビャクシンは市の指定文化財だそう。
境内は自然豊かでこれから秋の紅葉もまた違った表情になるのでは。



店主は人気が落ち着かない神社仏閣御朱印ブームの中、
寺院と神社を御朱印帳で分けないのはあんまり好きではない...考え方です。
そして宗派により、色々な受け止め方・考え方があることを受け止めたいから。
そのため店主の御朱印帳はお寺の場合、間違えてしまったりしなければ宗派でも帳面を分けてます。

----------なんで神社仏閣分けんの?
だって....それぞれ別の場所に住んでいる?御方...という認識があります。
ここを上手く説明できるといいのですが、全部が全部視えてる訳ではない(そんなん全て見えてたらまともに生きていけない)ため「どうして?」って聞かれると「えーだって...そういうものだと感じているというか、思っているというか;」と曖昧にしか言えない。ただの自己満足です。
それに他宗派の御朱印帳だと寺院では御朱印断られたり、省略されたりることがあるそうですね。
相手の方に失礼の無い様に書いて頂きたいって気持ちがあるからです。

----------神仏習合の時代の方が長いと思う。
そうね。でも正直言って同一ってなっちゃった神様と仏様って実際「別人だし、間違ってるでしょう」って思うことが多いです。
人間が名前だって勝手につけて勝手に言ってるだけでしょう。と。
今回浄智寺さんに「布袋さま」がいらっしゃるのでちょっとこの後書ければと思います。

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浄智寺さんは中がとっても広いです。
素敵な鐘楼門をくぐって左側から回っていきます。すぐに本堂が。

曇華殿(どんげんでん)というお堂です。
すみません、写真は携帯が熱くなりすぎてて撮れてませんでした😢💦
三千年に一度だけ咲く伝説の花、優曇華(うどんげ)からきているそうです。

こちらに神奈川県指定の重要文化財「木像三世仏坐像」がいらしゃいます。
ここのご本尊は「阿弥陀如来」「釈迦如来」「弥勒如来」が「過去」「現在」「未来」の時を象徴しているそうです。

弥勒様が如来のお姿なのが珍しく感じます。
私が出会う機会が多いのは「弥勒菩薩」が多いので。


今回ここに参拝したかったもう一つの理由は弥勒様です。
鎌倉ものがたりのロケ地なのも来たかった理由ですが、店主は弥勒様がとても好きなんです。。
特にあたたかさを感じ安心します。とても居心地が良い。
そのためどうしても京都に行った際は広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像の前でボーっとする時間が欲しくなる。

大なり小なり人生の岐路に立った時にどうしても弥勒様に会いたくなるのです。
一応店主の守り本尊は大日如来なのに.....;

曇華殿の後ろ側に鎌倉三十三観音霊の観音菩薩像があり、こちらも参拝。

茅葺の書院の庭側を進み

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竹藪とお墓を進み

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井戸を越えるとたぬきとやぐらが見えてきます。

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たぬきかわいい。

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実はこのやぐら、鎌倉独特のものなんです。

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鎌倉ものがたりの第15話「たたり」でも
正和が亜紀子にやぐらについて説明しています。

四角に人の手で削った横穴で、武士や僧侶、徳の高い御方のお墓のためにできたものだそうです。
時代によっては、倉庫や住まいとしても使われてきています。

その数はとても多く、全て確認されてないのでは...?なんて。
お話では剣道三段・鎌高四天王の正和さんの格好良いところが見れる内容です✨


さらに進むと看板が。

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比較的新しいお墓が並んだ先に布袋尊はいらっしゃいます。
実は....店主は布袋さまは苦手です。←ぇ
七福神の中で唯一頭痛がする。全部ではないのだけど。
嫌われてるのか、私。

ここから右に進みます。

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この位の距離で存在感がすごい。

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普通に生きてる人が立っているみたいに感じました。
なんだか頭痛は無く無事参拝。
しかしながら生きてる様に見えるので「ちょっくら失礼します」ってお腹や手を触るのはちょっと抵抗があったのでやめました。

お隣には八幡様がいらっしゃったのでこちらも参拝。

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なんだか不思議なのですが、この像、本当に布袋様なんですかね。
どうしてか福禄寿様にも見える....

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そして指差す方が参拝する人の正面とは違い、少し左を向いています。
何を見ていらっしゃるのでしょうか。

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くるっと1周して書院横の受付所で御朱印を受けました。

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御布施代300円。

森と竹林が多いのでとても気持ちがいいお散歩になりました。

因みに浄智寺さんの横道を正和さんのベンツが通りますが、実際この先には全く同じの洋館は無く、普通の大きなお家が並んでます。

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この後は相方のお仕事事前調査のため、北鎌倉駅へ戻って江島へ。
今回はここまで。

話が逸れるのでこちらは余談です↓↓↓

店主は布袋様が苦手っておかしい話じゃないか。と思った方はいますでしょうか。
だって、布袋尊は店主が好きな弥勒様の化身と言われているのですから。

半蔵門駅が最寄りの平河天神の境内にいらっしゃる布袋様なんかほとんど近づきたくないので避けます。天神様好きなので行くには行くんですが。
初めて平河天神来た時に鳥居前で頭痛がすると相方に言ったら「布袋さまいるよ」って笑われた。
 
今度別で七福神の話を書く時に色々まとめようと思います。

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