【要注意?】専門性あるある?マニアックになっていることに気付いていないかも
自分の専門教科は(一応)社会科です。
もちろん、小学校なので全教科(苦手はあるけど)やりますが、自治体の教科研修では社会科の委員になっています。
もし中学校に勤務すれば社会科、高校に勤務すれば地理歴史や公共の担当になります。以前、高等学校に所属していたときは公民科の担当(結構前であることがバレますね笑)でした。
何か、自分の強みや得意とするところがあると、類は友を呼ぶなのか、近い関心をもった人たちとの交流が増えます。そのため、自分なら社会科に関する研修会や会合に参加する機会は比較的たくさんあります。
その中で、「教材研究は楽しい」「今度フィールドワーク(実地調査)をしよう」といった話題になることがしばしばあります。そして、社会科ネタで盛り上がることも多いです。
そんな自分が、以前、ハッとさせられる出来事があったので、紹介します。
4年生の社会科「県内の伝統や文化、先人の働き」の単元で、子どもたちが自治体で行われる歴史的偉人のイベントを、どうしたら盛り上げられるかについて話し合っていました。
自分たちが追究してきた歴史的偉人です、宣伝すればお客さんは増えるんじゃないかという話題の中で、ある子がこう言いました。
「大抵の大人は歴史なんかに興味ないんだから、そんな簡単なことじゃ来ないよ」
一瞬の沈黙の後、参観者からは苦笑いが…
そうです、参観していた教員や関係者は、少なからず社会科に興味関心が高い人たちです。言ってみれば、個人差はありますが、「社会科マニア」といっても差し支えないかもしれません。「社会科が好き」である前提の集団となので、歴史にも多少なりとも造詣がある人たちだと推察できます。
しかしながら、教員全体、あるいは教育関係者全体、そして世の中全体で見れば、その教室にいる「社会科が好き」な大人は多数派ではない、ともすると少数派です。
しかし、その集団の中にいると、少数派であることを忘れてしまいがちです。自分たちは盛り上がっている、だからきっとみんなも楽しめるはずだ…と思っていたら要注意ですね(笑)
周囲が見えなくなっていないか…そんなことに気付かされる一言でした。
しかしながら、社会科好きの大人たちの中で、
「大抵の大人は歴史なんかに興味ないんだから」
は、結構なパワーワードでした笑
自分の得意や強みに没頭するのは、もちろん素晴らしいことです。
が、世間的な立ち位置も、一応忘れずにいたほうが良い様な気もしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆
注:学問上の専門は(一応)教育経営学です笑
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