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禁酒3日目 お酒への衝動が湧かない.謎.

十年以上ほぼ毎日続いた飲酒生活を止めて3日目。相変わらず、まったくお酒に対する意欲が湧かない。お酒のない世界線 3日目とも言う。そもそもお酒という飲み物がこの世にあったのだろうか?記憶喪失になってしまった。それが幸せなのかも知れない。

(約 2,800文字の記事です。)



酒は合法な液状薬物(何度でも言おう)

お酒は飲み物だと思っていた。だが実は酒は合法薬物だったのだ。私は何十年も合法薬物を服用していたわけだ。急に怖くなった。この恐怖がお酒への記憶を封印してしまった。ある意味PTSDな気もする。

もはや酒の味を思い出すことすらできなくなってしまった。


薬物依存の自分を想像したくない

お酒は液状の薬物。ハイになっているのは薬が効いているから。そう考えるととても怖くなった。薬物キメてハイになる。ヤバい、ヤバすぎる😱そんな生活を10年以上も繰り返してきた自分。

どれだけのものが犠牲になったのか、恐ろしい。もう戻りたくない。

そんな思いと理性が重なって、ピタリと飲酒衝動が収まった。まったく飲みたいと思わない。むしろ捨てる。

もし目の前でハイボールを作られても、目の前で缶ビールを開けられても、飲まない自信がある。むしろ「私の代わりの飲んでくれ、どーぞどーぞ」という具合。
だってそれ、アセトアルデヒドの素だぜ?ハイな気分は薬物が脳に効いている「まぼろし」を体感しているだけだぜ?トリップしているだけだぜ?


銀色の缶に入った「アセトアルデヒドの素」

今日も買い物しにスーパーへ。そして一応お酒コーナーに行ってみた。今日は割と缶をまじまじと眺められた。こんなにあるんだね、飲用薬物が……。全部「アセトアルデヒドの素」だぜ……。毒だぜ……。

あ~怖い怖い。

何を飲もうか、迷っていた時間は何だったのか?

全種類飲み尽くして、では今日はどれとどれとどれを飲もうか、と思案して立ち尽くすこと、数知れず。別に飲まなきゃ迷うこともない。1本あたり10円安いとか8円安いとか、どうでもいい。買わないので。

そんな不毛な日々を10年以上も過ごしてきたのか、トータル何時間、このお酒コーナーでぼーと突っ立っていたのだろうか……。

笑ゥせぇるすまんのワンシーンの中に自分が突っ立っている、そんな画が見えた。

人生の走馬燈が見えた気がした。


500mLは、結構多いよ?

缶チューハイで500mLは、まったく少ない。むしろ多いと感じた事はない。飲み始めたらあっという間に空く。ストロング系でも、空く。1本で終わることはない。それがどんどんとエスカレートしていった。ついには1日何リットル飲んだ?という具合になっていった。リッター単位でカウントするようになったらだいぶまずい。

だが酒を飲まなくなって、500mLのキリンレモンや三ツ矢サイダーを飲みながら執筆しているが、500mLって、結構多いぞ?コップに3回は注げる。お腹もタプタプになるぞ?

ところがアルコール飲料だと、そう感じない。すぐに尿意をもよおして外部に排出するからだ。

要するに薬物が効いて体が全力で排出しようとしているのだが、頭は薬物由来のハイ状態なので、特に異常を感じない。脳がドーパミンもどきを受け付けるのに一生懸命で「悪いことには気を回さない」モードに突入。だから酔うとハイになる。ネガティブなことを考えなくて済む。でもこれ、薬物によるまがいものの体験だからね。

朝になれば、飲む前の現実と何も変わらない、その現実が戻ってくるだけだからね。ただ時間だけが前に進んだ。それだけ。


夕食後、やることがない。それが失った時間

夕食後、風呂。さて何をしようか。何もやることがない。普段ならここからチューハイタイム。だがそれがない。何をしようか。

それこそが今まで失ってきた時間なのだ。その暇だと思える時間こそが「今から使える自由時間」なのだ。それを酒で洗い流してきた。尿にして下水に垂れ流してきた。アセトアルデヒドを体に溜め込んで、肝臓に鞭を入れてきた。

酒は液状薬物。摂取方法は経口摂取。食道にも胃にも、腸にも厳しい。心臓にも悪い。

だが飲まなければ頭は回る。もし頭が回らないなら「寝るだけ」だ。明日朝にやればいい。

清涼飲料水や炭酸は酒ほど悪さしない。糖分を過剰摂取しなければ糖は脳のエネルギー源だ。炭酸については歯への影響以外、何もない。おならかげっぷになるだけだ。吸収できない。


体が軽い。頭が回る。気分転換で集中力がすぐに回復する。

いつもの有酸素運動の自転車移動。だが体が軽い。足が良く回る。それだけ「慢性的なアセトアルデヒド」は体をむしばむのだ。

体と脳と集中力については、色んな部分が「まとも」になった。元来そうだったはずなのだ。習慣飲酒、つまりアセトアルデヒド漬けの日々によって、体のパフォーマンスをどんどん落としていっただけ、それだけなのだ。

ただし失った「可能性と時間」は取り戻せない。無駄に年をとった。この事実は揺らがない。

過去は取り戻せない。だが未来は変えられる。
だから今、酒を止めることにしたのだ。

未来をつかみ取るためだ。そういう強い意識があるからこそ、酒への未練もないし、誘惑など襲ってこない。こっちからお断りです😤進められてもNo! むしろ私の代わりに飲め!と言いたい。ど~ぞど~ぞ。

それ、薬物&アセトアルデヒドの素ですぜ、旦那……。

飯がうまい!胃腸の調子がいい!!

ご飯がうまい。味覚の鋭敏さを常に保てる。胃腸の調子もばっちり。そして「痩せる」。すぐに痩せるよ、ビックリするくらい、スッと落ちる。アルコールにはカロリーがある。それがなくなったのでそりゃまぁ当たり前。

元々太りにくい体質。1~2kgは運動量を増やせば1週間もしないで落とせるので、体重キープで困ったことはない。なのですぐに脂肪が燃え始めたのかも知れない。

というわけで完全に「酒のない世界線」での生活が始まったみたいです。禁断症状とかの業火や苦しみがない分だけ、楽なのかも知れない。むしろ飲酒を復活させている自分をまったくイメージできない。だってそれ、缶に入った「アセトアルデヒドの素」なんだぜ?それを今から飲むってか?No. やめてくれ。美味しいご飯と麦茶の方がいい。あと1本の炭酸飲料があればそれでいい。


No more alcoholic drinks.


というわけで今日も特に「うおおぉぉおおぉっ。酒が飲みたいいいぃぃいいぃぃ」ということにならず、静かに3日目が過ぎていった。多分、発狂する日は来ないと思う……。


今回の創作活動は約45分(累積 約3,797時間)
(1,056回目のnote更新)

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