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政治講座ⅴ1675「機密情報漏れ」

中国の三国志の中で活躍する英雄の中で吾輩が注目するのが、諸葛亮孔明である。次に注目するのが司馬懿仲達である。「死せる諸葛、生ける仲達を走らす」これは虚実混合から生じた慎重な仲達の取った行動であろう。兵法「三十六計」の中の、第七計無中生有第三十二計空城計、第三十三計反間計がある。これらは情報戦の計、つまり、はかりごとである。虚実混合で相手方をかく乱させる心理戦である。
中国共産党が反スパイ法を制定して取り締まること自体が、知られたくない機密情報であることを認めているようなものである。虚実混合でかく乱させることが情報戦の決め手であると考えるのである。情報戦では「ブラフ」が良く使われる。その「ブラフ」は「嘘」の違いは区別がしづらいです。「ブラフ」は物事を誇張して話し、相手を威圧することです。「嘘」は真実ではないことです。そして、情報漏洩の様子をとりながら、実は「ブラフ」であり、相手を威圧して、戦争の抑制効果を持つ場合もある。今回の情報漏洩は実情はどうであろうか? 今回はその報道記事を紹介する。

     皇紀2684年3月7日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

ドイツ軍の機密会議、ロシアが傍受し国営放送が暴露…イギリス軍要員のウクライナでの活動にも言及

読売新聞 によるストーリー

自ら操縦してきた戦闘機ユーロファイターの前で取材に応じるインゴ・ゲアハルツ総監(2022年9月28日、茨城県小美玉市で)© 読売新聞

 【ベルリン=中西賢司】ドイツ公共放送ARDは2日、ウクライナへの軍事支援に関する独軍高官の協議内容が傍受され、ロシア側に漏えいしたとして独国防当局が調査を始めたと報じた。ショルツ首相は2日、訪問先のバチカンで「非常に深刻な問題だ」として早期に全容を解明すると表明した。

 ロシア国営テレビ「RT」が1日、独空軍トップのインゴ・ゲアハルツ総監ら複数の高級将校が2月19日に開いたオンライン会議の内容とする38分の録音音声や文字起こしした文書をネットに投稿した。独国防省はARDに対して会議が傍受されたことを認めた。

 独軍高官は、ウクライナから供与を要請されている射程約500キロの巡航ミサイル「タウルス」について、独国防相に報告する内容を準備するため、民間のウェブ会議システムを利用して会議を開いた。

 独メディアが漏えい内容として報じたところによると、タウルスの輸送方法や配備にかかる時間、ウクライナ南部クリミア半島と露本土を結ぶ橋を攻撃する際の有用性、ウクライナ兵への使用訓練のあり方などを話し合っている。別の巡航ミサイルを供与した英軍要員がウクライナ国内で活動しているとも言及しているという。

 ショルツ氏は戦闘のエスカレートにつながるとの懸念から、露本土を射程に収めるタウルスの供与に消極姿勢を崩していない。ずさんな情報管理が露呈したことで、独国内では機密情報が恒常的にロシアに流れていた可能性を疑う声も出ている。

ドイツ軍の情報漏えい、空軍高官が安全性低い携帯電話か無線LANで接続したことが原因か

読売新聞 によるストーリー

ドイツのボリス・ピストリウス国防相(5日)© 読売新聞

 【ベルリン=中西賢司】ドイツ軍のオンライン会議でのやり取りに関する情報が漏えいした問題で、ボリス・ピストリウス国防相は5日、ロシア側が国外の回線を使って参加した高官の通話を傍受したとの見方を示した。軍の「通信システムには侵入を許していない」と強調し、軍事情報が恒常的にロシアに流れていたとの疑念払拭(ふっしょく)を図った。

 記者会見で調査の暫定結果を公表した。DPA通信によると、空軍高官4人のうち1人がシンガポールのホテルで安全性が低い携帯電話か無線LAN経由で会議に加わったことが漏えい原因とみられる。

 ピストリウス氏は、当時、シンガポールで各国の軍関係者も訪れる航空ショーが開催中で、ロシアがホテルで広範に行った盗聴に「偶然引っかかった」との見方を示した。同盟国に説明しており「ドイツの信頼は揺らいでいない」と強調した。


参考文献・参考資料

ドイツ軍の機密会議、ロシアが傍受し国営放送が暴露…イギリス軍要員のウクライナでの活動にも言及 (msn.com)

諸葛亮 - Wikipedia

ドイツ軍の情報漏えい、空軍高官が安全性低い携帯電話か無線LANで接続したことが原因か (msn.com)

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