見出し画像

~私達が食育を触育と書く理由~

私達ベジリンクでは、
保育園に給食食材をお届けしながら、
食育インストラクターが保育園に出向き
授業をしたり、畑で収穫体験を受け入れたりなど
食育周りを色々をやっています。
(ベジリンクのサービスはコチラ

保育園での食育の様子

そして私達は、食育を「触れる」に、
教育の「育」で「しょくいく」と読んで活動しています。
食育=触育
今日はなんで「触育」としているのか?
私の原体験を通じて得た想いを
書いていこうと思います。

~そもそもなぜ、「食育」は必要なの?~

一般的に言われる「食育」。
なぜ必要なのか?そして目指すところはなんなのか?

食育は生きる上での基本であって、
(中略)様々な経験を通じて「食」に関する知識と
「食」を選択する力を習得し、
健全な食生活を実践できる人間を育てるものです。

「「食べる力」=「生きる力」を育む 食育 実践の環(わ)を広げよう」政府広報オンライン

食育が重要とされる背景には、
栄養の偏りや、食の安全・信頼に関わる問題等、
食に関連した様々な課題があります。
食に関する知識を身に付け、健康的な食生活を実践することにより、
心と身体の健康を維持し、生き生きと暮らすために、
「食べる力」=「生きる力」を育むことを目指しています。

~ベジリンクの目指す触育とは?~

ベジリンクは、子ども達が実際にヒト・モノ・コトに触れる
「直接体験」を大切にしています。
見聞きをして「知る」事よりも、
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚(皮膚感覚)の五感を
最大限に使い、土、野菜、生き物、育てる人などに
直接触れ「感じて」欲しいのです。
食や農業、自然体験への興味・関心を促し
自分事として捉えて
感謝と相手をおもいやれる心を
育むことを目指しています。

~私の原体験と想い~

私は東京で生まれ育ち、
コンクリートジャングルの中でずっと生活をしています。
私が小学校低学年の頃
夏休みになると忙しい両親に代わり、
祖父母が、和歌山の山中にある
親戚の家に連れて行ってくれていました。
家の前には、畑や田んぼ、裏には竹林が広がり
車を気にする事なく飽きるまでトンボを追いかけ、
その日に食べるものを畑に採りに行く生活。
自分の背丈以上あるトウモロコシ畑でトウモロコシを収穫したり、
収獲したてのトマトやキュウリを
井戸水で冷やして丸かじりをしたりしました。
今でも、身体に染み渡る程美味しい!と
体験した記憶が残っています。
まさに「となりのトトロ」の世界観そのものでした。

スタジオジブリ『となりのトトロ』より

毎年、夏になるとテレビで「となりのトトロ」が
放送されています。
さつきやメイちゃんが美味しそうに
かぶりつくお野菜の味を想像し、
私の、あの夏の思い出に重ね合わせて
放送の度に見てしまいます。
一度体験し経験したものは、心の引き出しにしまわれているものの
何かきっかけがあると、さっと取り出す事ができるものです。
あ~あの時たのしかったな、おいしかったな~の記憶を
多くもって大人になると、
こうして映画をただ見るだけではなく
自分の体験に重ねて、リアルな想像ができます。
私はより良い体験・経験(実際に触れる事)こそ
人生をより楽しく、豊かなものにしてくれると思っています。
だからこそ、ベジリンクを通じて、
その体験・経験の1つが創れたらいいなと。
それがみんなの笑顔に繋がれば嬉しいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?