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【最近のこと】2021年6月7月8月のメモ

hello, here tsujihara.
暑い日が続きますね。みなさんいかがお過ごしですか?
なんとなく雑多な脳内を整理したくなって、すっごく久しぶりにnoteを書きます。最近気になっていることとか、今見ているもの・考えていることとかをつらつらしてみます。

世界史と世界地理と西洋美術史の話

日本文学に興味があったので高校までは日本史を選択履修していて、そういえば世界史や世界地理はちゃんと学んだことがなかったんです。世界史・世界地理頭に入ってないのに大学で西洋美術史を履修して...ってよく考えたら変ですよね。世界史を頭につっこんで地理を入れて西洋美術史を入れると、それぞれが背景を補完してくれるのでより面白いです。そら当たり前なんですが。

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改めて人間って面白いなあと思っているところです。特に自分が学生の頃興味を持てなかったルネサンス以前のギリシャとかローマ美術、初期キリスト教美術やビザンティン、初期中世とかがはちゃめちゃ面白いです。先日子供向けにざっくり西洋美術史やってみたらすっごいコケたので、秋くらいに大人向けにつらつら西洋美術史を話す会とかをやりたいと考えています。ワイン飲みながらみんなで世界史と美術史の話しませんか。

あと宗教とかじゃないんですが、昔から個人的にインテリジェント・デザイン論と進化論を7:3くらいで信じていて、こういうのを学ぶとより世界の面白さにときめきますね。「学」は難しいけど「論」は思想の源泉として手広く獲得していきたい気持ちです。

グローバルリーダーシッププログラムを受けた話

6月の下旬に3泊4日のプログラムを受けてきました。5月ごろに師匠からご案内をいただき、その時はちゃめちゃ人生に迷っていた辻原は二つ返事で「おねがいします!」と飛び込みました。このプログラム4日で40万くらいするんです。すごいでしょ。そこで何をしてたかというと、これまでの自分の人生を見つめ直したり一緒に参加する仲間と語り合ったり5歳児になったつもりで走り回ったり。そこだけ見るとなんだそれ!と思うかもしれないんだけど残念ながら体感していない人に正確に伝えるのは難しいんです。私の語彙力が...

プログラム中は毎日、泣いて・考えて・閃いて・喜んでを繰り返して...すごい感情の忙しい4日間でした。プログラム中に「自分の年表を書く」っていうワークがあったんだけど、私が年表に書き込んだ自分の人生におけるインシデントのほとんどは美術作品や建築、映画や書籍など様々なクリエイションとの出会いだった。それをみて自分の人生に合点がいった想いで、プログラムを経て自分自身のビジョンを更新でき、とても前向きな気持ちになりました。なぜ自分が人生のテーマをアートからデザインに変え、それを継続しているのかも明らかになったし、この先どういう世界を実現していきたいかも明確にできました。

↓は私がプログラムの最後にプレゼンテーションした一節です。

My vision is to invent Beautiful & Curious world by design.
Because, since I child hood, I had moved by various beautiful things what human created in this world.
But another hand, I had faced several serious problems and social issues what human created in this same world.
I believe, I can possible to invent solutions for these problems.
I believe, we can invent our beautiful & Curious world through collaborate with love.

英語の表現はプレゼン以降直していないので、間違っている部分もあるかも笑。自分のこれまでの人生は比較的気に入っていますが、よりよいものにしていきたいと気持ちを新たにしました。同期の仲間たちとAriさんプログラムスタッフのみなさんには感謝しかありません。thank you! I love you.

母校に要望書を提出した件と教育のありかたを考えた話

母校の広島市立大学でハラスメント問題がありまして(教授から学生へ/おもにセクハラ)、卒業生有志で要望書を提出してきました。要望書の内容は教員採用への関与を申し立てたもので、下記の3要望を提出した形です。
1.女性教員の採用を優先すること(今は男性が多いので)
2.採用審査の透明性・公平性を担保すること
3.採用審査に学生に関与させること

学長をはじめ副学長学部長....と多くの方が参加してくださいましたが、成果としてはあまりよいものにはなりませんでした。私個人としては自分の力で変えられないものに多くの気を払うことに興味を持てない性質なのですが、恩を受けた母校ではありながら「残念だなあ」という気持ちと、「パブリックセクターにおける教育の限界があるのかもしれないなあ」という思いが生まれました。

私が学生だった15年くらい前は、高校を卒業した後大学や専門学校くらいしかきちんと教育を受けられる場所は存在していませんでしたが、今はいろんな選択肢があります。たとえダイソン大学のように民間企業が提供する育成機関や、オンラインの学習なんかもあるし。

人を育てるのはこれまで国の仕事だったけど、これからは社会全体の仕事になっていくんだろうと感じています。特に民間企業においては優秀な学生を育てることは自社の未来に投資する意味合いもありますが、特に重視されるのは長期的なインパクト評価などかもしれない。大きな企業ほど投資する未来が長期化するのは当然だし。自分や自社には何ができるんだろうなあともやもや考えている最近です。

社外のプロジェクトに参画している話

6月ごろからロフトワークさんのプロジェクトにイチデザイナーとして参加させていただいています。新規事業創造における未来考察を導入したプロジェクトで、進め方なや手法などは当然デザインシンキングを用いるのですが、自分と異なる部分もありとても勉強になっています。お客さんとチームになって10名ほどでワークを進めていくのですが、一緒に未来や夢を描いてくプロセスは感動で震える場面があって「誰かの幸せのために」「みんなの幸せのために」と収束した時は本当に涙ぐみました(というか少し泣いてました)。デザインってそういうことだよね、と改めて自分の仕事にやりがいと誇りを感じています。へへ。

ILY,のお仕事でもそうなのですが、クライアントさんの夢や未来に誰よりも共感して想像して具体化して...というプロセスの中で、「貴社/you」がいつしか「我々/We」になるタイミングがあります。この感じをより多くの人と分かち合えたら世界は確実により良いものになっていくんだろうという予感があって、私はそこに強烈な喜びを感じてしまう。うまく言語化できないけど。最近涙腺がよわよわなので、そういう瞬間は大体涙ぐんでいますし大体泣いています。どうぞ見ないふりをしてください。

ようやく生活をしている話

仕事場の移転に伴い、4月ごろに表参道から代官山に自宅を引っ越しました。いまはhubから徒歩2分くらいのところに住んでいます。これまで基本1Rで「とりあえず最低限生きれたらOK」みたいな基本仮住まい意識の部屋に住んでいたので、家具も最低限で、ベッドを買ったことがなかったんです。(ソファとかソファベッドとかで寝てた)代官山に引っ越ししてから真っ先に購入したのはマットレスで、この歳になって寝具の重要性に気づきました。あと人生初の追い炊き機能に感動してお風呂に入るようになりました。(基本シャワーのみだったので)

コロナ禍もあって自炊をすることや、自宅で過ごす時間が多くなっていて「なんか私、ちゃんと生活してんな...」と地味に充実した気持ちで過ごしています。間取りはこんな感じ。なんかちゃんと家になってきたので嬉しいです。新鮮な気持ち。へへ。

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こないだ人生で初めて「玄関マットレス」を買いました。生活が整うって気持ちがいいもんなんですね。へへ。これも35歳にして、って感じですが...。

論語と算盤の話

6月にILY,は6期を迎えまして、3つほど新規事業を動かし始めています。(ILYには今大小子会社様々ですが7くらいの事業部があります)基本的には主幹事業の環境強化を目的に事業展開を行なっているのですが、この3ヶ月で「創業当初に描いていたもの」に立ち戻り数字と夢のデザインをし直しています。私が20後半の創業時から思い描いていたのは「デザインを社会資産にすること」です。これは環境の話、マインドやハウツー、ナレッジマネジメント...様々な要因ありますが、デザインやその周辺における知財を形成し共有することで対話を生み、よりよい社会のためにデザインを開かれた共有財にしたいという想いを描いたビックピクチャーです。

最近は改めてその妄想をどのように形にしていけるのかを考え直しています。ともに事業を推進してくれる仲間も増え、ギアを入れ替えていく時期だな、とふんどしを締め直しています。(履いてないけど)

40歳までに何を成し遂げられるかの話

「僕、あと7年で自分のキャリアを閉じようと思っているんだよね。」と、しばらくぶりにお会いした(@zoom越し/昨年)方がおっしゃっていたのが取れない小骨のように喉に引っかかっていて、私も一度自分のキャリアにケリをつけることを考えてもいいのかもしれない、とずっと心の片隅に置いていました。先日もクライアントさんとのMTGでそのようなことをお話ししていて、はやり改めてきちんと考えようと思い直しています。

なんとなく今考えているのは「一回デザイナーをやめてみよう」ということです。(とはいえデザイナーって染み付いた振る舞いや価値観のようなもので、やめられないと思うんですが。)40歳までの5年間は徐々にデザイナーとしてプレイングしていくことろから、いろんな人をつなげたりチャンスを創出するようなオーガナイザーに変わっていきたい。30歳からの5年間で身に染みたのは、自分にできることは本当に矮小であるということ、こんなスピードで社会を良くするなんてことは絵空事にすぎないということ。私はきっと自信過剰で、自身の力や可能性を過信しすぎていたんだと思う。

私はあまり世情を批判したり噛み付くスタイルではありませんが、そんな私でも最近のニュースを見ていろんなことを感じたり考えたりします。女性として思うこともあるし、イチ社会人として、イチ日本人として、イチ地球市民として、憤ったり心を痛めたりしています。このままはなんか後味が悪いので、変えていくためのアクションを考え取らねばならないとモヤついています。(※アクティビストになりたいわけじゃない)

デザインと倫理の話

ここしばらく個人で研究しているのが「デザインと倫理」についてです。研究といえど今は事例収集のみなのですが。興味の発露は実はUIUXデザインの領域で、デザインのダークパターンとか過剰ゲーミフィケーションとかだったのですが、よくよく考えるとこれは企業のパーパスや事業に干渉するものだなあと思うにいたりビジネスデザインやサキュラーエコノミーなどに行き着いている今です。

これはなぜ社会にデザインが必要なのかのヒントをくれる本です。興味があれば是非。

最近読んでいる・考えていること

最後に最近読んだ・読んでいる本をまとめておきます。

だいぶ思想が偏っていますね!

Thank you! I love you.

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