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【カフェ開業】認知される難しさ

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

2020年10月にオープンしてから早3年半が経ちました。
飲食店の3年廃業率は70%とも言われる中で、まずはここまで営業を続けてこられたことを、関わってくださる全ての皆様に感謝したいと思います。
本当にありがとうございます。

この3年半でも、Laughterという場所を通じて様々な出会いがありました。
年齢や性別、肩書を超えた出会いは今後の人生においても大きな財産です。

一方で、「認知される難しさ」を実感した3年半でもあります。
京都市内のイベントでもLaughterのことを知っている方はごくわずか。
地域のお祭りに出店した際も、まだまだ知らない方が沢山いて、いかに認知してもらうことが難しいかを肌で実感しました。

京都だけではないと思いますが、飲食店はどこも群雄割拠。
本屋で「京都ガイドブック」などを眺めていると、掲載されているのは名だたる有名店。
地域ではかなりの有名店でも、「知られざる人気店」と紹介されているのを見ると「まだまだ壁は高い…」と痛感させられます。

SNSやネットの普及で、昔よりお金を掛けずに幅広く情報発信できるようになりました。しかし、それはどの店もみな同じ。
情報の荒波の中で見つけてもらい、選ばれるには一筋縄ではいきません。

そりゃそうだよな…。と思うと同時に悔しさも込み上げてきます。
ただ、そんな簡単に上手くいけばみんな開業しているし、3年廃業率70%なんてことにはならないはず。

進学して友達ゼロ人のところから、徐々に仲間を増やしていくような楽しさと難しさを日々味わっています(笑)

ここまで、「認知」という言葉を使ってきましたが、僕はただ「知っている人が増える」だけでなく、うちのお店を誇りに思ってもらえるような存在を目指しています。

うちのお店の前は通学路になっていて、毎日小学生の子たちが顔を出してくれます。
最近はコーヒー豆をもらうことがプチブームになり、子供たちが毎日「コーヒー豆ちょうだい!」と元気よくやってきます。
その場で豆をバリバリ食べる子もいれば、大事そうに家に持ち帰っている子も。貯金のように容器に毎日コーヒー豆を貯めていっている子もいるようです。

僕は、彼らが大きくなった時に「毎日あのコーヒー屋に寄ってから帰っていたんだ!」と誇らしく語れるようなお店にしたいなと思っています。
今はまだ右も左も分からぬまま立ち寄ってくれている彼らと共に、大きく成長していければと思います。

ぜひ「Laughter」のことも覚えて下されば幸いです!!


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