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第9回 歩くことは賢くなること

“歩くことは賢くなること”進化の過程からも言える事です。
歩くことで手の自由を獲得します。
自由を獲得したからこそ人間は様々な事を考え、
また手を使いものを作り出し結果、進化し文化が生まれました。

久保田競「ランニングと脳」から
“ソルビドール、アムブランド”
これはラテン語で“困難な事態は歩くことで解決される”
と言う意味があるのだそうです。
また歩くことが万病に効く薬だとも、
歩くことで思考力、判断力、知性、感性、想像力も豊かになる。
歩くことで筋は働くそのことにより熱が出る。
熱が出ることで血液の温度を上げる。

体温が上がると言うことですね。
血液の働きは脳神経系に関係あります。
(脳の働きには酸素が多く必要であること。血液は酸素を運ぶ。)
脳神経系が多くのネットワークを張り巡らすためには
歩くことが大切である。
とのこと。

ところが近頃、歩くことが少なくなり、
また苦手になってしまったことを子供たちと向き合う中で感じます。
それは子どものせいではなく環境がそうさせているのだろう。
実にさみしいことです。
今は昔と違い子育てにも頭を使い、
工夫していかなければならない大人の力が試されます。

散歩では手をつながず歩こう

・自由を獲得した手の自由を保障する。
・五感の働きのために。
・転んで起き上がる力も大切。

子どもがよく転んでしまう場合は、
坂道を歩くことをお勧めします。
坂道では腰から背中にかけてのあおり動作ができ、
体幹が育ちます。
体幹が育つと転ぶことが少なくなり転んでも、
自由になった手で身体を支えます。

賢い子どもに育てるのに近道はない(かしこい脳は身体作りから)とは
ここからいえることです。

次回をお楽しみに



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