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【おすすめ絵本】 漂流物/作:デイヴィッド・ウィーズナー

もう大学生になった次男は、
小さい頃
とっても生き物好きの少年だった。
(今でも生き物好き)

最終的には昆虫に
どっぷりはまったのだが、
その前は
海の生き物が大好きだった。

小さな魚
大きな魚
食べられる魚
毒のある魚
危険な魚
深海魚
シャチやクジラ
甲殻類
軟体動物

なんでも好きだった。
海も好きだった。

海に行けば
見様見真似でシュノーケルを覚え
ずーっと魚を追いかけていた。

水族館に行けば
タッチプールで
ずーーーっと
いろんな生き物を触りっぱなし。
その幸せそうな背中を
わたしは
ずーーーっと
目を細めて眺めていた。

JAMSTEC(海洋研究開発機構)
の一般公開があれば
いっしょに出かけていった。
深海探査艇に目を輝かせ、
そしてここでも
手がしびれるまで
海洋生物を触り続けていた。


そんな
JAMSTECの施設内の
海の本紹介コーナーで出会ったのが
この本。

『漂流物』
デイヴィッド・ウィーズナー作


読んでびっくりした。

とっても美しい
文字のない絵本だった。

海辺に流れ着いた
古いカメラを
手に取るところから始まる
不思議な不思議な世界。


この本を
小学校の読み聞かせで
使ったことがある。

読み聞かせと言っても
「読み」も「聞かせ」もせず。

ただ
見せて
語りかけるだけ。

子どもたちは
言葉がなくても
絵本の世界にすいこまれ
それぞれの素晴らしい想像力で
「読んで」いた。


絵本好きの方
海好きの方は、
ぜひ
どこかでいちど
手にとってみてほしい🐟

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