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【読書】嫌われる勇気

先日、アドラー心理学入門を読んだので、
次はこれを読もうかな…
と思っていたら、
ちょうど
夫の書棚にあったので、
これ幸いと
借りてきた。


2013年に発売された本。
哲学者と青年の対話形式で書かれている。
とってもわかりやすく、読みやすかった。

哲学者が説く
「人は誰でも今すぐ幸せに変われる」
という主張を、
全く受け入れられない青年。
青年は、
哲学者の主張を論破しようとして
彼のもとを訪れる。
1日目から5日目までの
二人のやりとりが
心にすぅーっと入ってくるわかりやすい言葉で
描かれている。



「嫌われる勇気」
というタイトルを見ると、
嫌われることをしたらいいのか?
強く生きればいいのか?と
思ってしまいがちだが
そうではない。

他人が「わたし」を嫌ったりするのは、
「わたし」の問題ではなく
その「他人」の問題なのだ、
そう思えるように変わる勇気を持とう、
というようなことが書かれていた。

…そう!!これだ!!
まさにわたしが思っていたことを
わかりやすく文字にしてくれた!!
そのとおり!!
と、拍手喝采の思いがした。


他人の心を
わたしは変えることができない。

わたしが変えることのできるのは
「わたし」だけ。

だから、
変えることのできないことにとらわれず、
わたしはわたしらしくいよう。

…わたしはそう思って生きている。


世の中には
自分の力でどうにかなることと
どうにもならないことがある。

そして
どうにかなるのは自分自身のことだけで、
変えられるのも自分自身のことだけで、
周りの人のことは
変えたくていろいろ働きかけても
どうにもならない。
変えられないのだ。


PTA改革も、そうだ。
結局は
わたしがなにを訴えても、
変わるか変わらないかは
それぞれの人の問題。
わたしが無理矢理に
人の心の持ちようを変えるなんてことは
不可能だ。

ただ
わたしは
変わらないだろうと諦めるのではなく、
変わっていく自分自身を見せ、
変わっていこうという言葉を投げかけ、
人々も組織も変わるかもしれないと
種をまき水をやり見守るのだ。

なにも変わらないかもしれないけれど。
それはわたしには、
もはやどちらでもよいことだ。

子育ても同じ。
子どもたちを変えることなんて、
子どもたち本人がそうしようと思わなければ
決してできない。

ただ
わたしにできるのは、
わたしの生きる姿を見せ
子どもたちと対話し
どんな芽が出てどんな実を結ぶか
たのしみに
見守るだけだ。




変えられないことを
変えようとするのは
苦しい。

どうにもならないことを
きちんと判別し、
どうにもならないことに一喜一憂せず、
それらに自分のメンタルを左右されない、
…そういう生き方をしようよ😊

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