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建設的な意見交換で研ぎ澄まされるコンセプト

浜松学院大学 地域共創学科 坪井秀次講師3年ゼミ生と学生有志は、FUSE(浜松いわた信用金庫)様と株式会社エム・エス・ケー様と連携して、課題解決のためのモノづくりプロジェクトの取り組みを進めています。

 プロジェクトでは、学生が相談して決めた理事長の進行のもと、それぞれが考えてきた虫取り機のアイデアを発表。コンセプトにあっているのか、具体的にどのように動かすのか、素材は何かなどを確認して、建設的な意見交換を進めました。中には、紙で試作品を作ってきた学生も・・・。デザイン思考の概念化のプロセスを用いて、アイデアの拡散、収束(絞り込み)を繰り返していきます。

 ①アイデア発表・意見交換
 ②アイデアの絞り込み

コンセプト・ターゲットの再確認(途中経過)

 ①コンセプト
・確実に捕まえる(機能)。
・遠い場所でも届くようにする。*コンパクトと相反
 アーム付き・なし両方案
・広範囲狙える(▲機能)。*コンパクトと相反
・家の中で使う(機能)。
・殺さないようにする(機能)。
・コンパクトな形にする(差別化)。
・軽量にする(差別化)。
・インテリアとして成り立つようにする(差別化)。
・スタイリッシュ・シンプル(差別化)。

 ②ターゲット 
・10代、20代の女性、一人暮らしの大学生(男女)=「ビビリな若者」

各自がアイデアを発表して建設的な意見交換

アイデアの議論で大切にしていること

ここで大切なのは、一番初めに思いついたアイデアを脇においておくことです。なぜならば、私たちが瞬間的に思いつくアイデアは、どこかで見たアイデアやこれまで使い古されたおきまりのアイデアだからです。脇において、新しい視点でもう一度、課題を見つめ直すことで、イノベーティブな発見につながり、課題解決への模索をスタートすることができます!学生同士の建設的な意見交換でコンセプトが研ぎ澄まされていきます!

次回は・・・。

アイデアをコンセプトをもとに、膨張と縮小を繰り返すことで、まとまってきます。アイデアを深めて、試作やスケッチをしてくる宿題がでました。

今後は「ビビりな若者(仮称)」をターゲットに、虫取り機のコンセプトを再度確認して、機構、素材、色などを検討していきます。

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