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#03 移住して1年が経ちました。

地元に戻る。
なんとなく私には=”Uターン”という言葉より、”移住”という言葉の方がしっくりきます。
多分それはこの町をまだまだ知らないからで、まだまだ知りたいと思っているからだと思います。

まずは出会いに感謝を

今横手市に生きていること自体、まだ半分くらい実感がない状態です。
これがいいか悪いのかは別として…(笑)

今まで築き上げてきた生活リズムを捨てられる?
本当に東京の生活に悔いはないのか?
何より大好きな友達から離れられるのか?
帰郷前は、いろんなことを何度も自問しました。

でも、東京を離れる勇気を与えてくれたのは、結局友達でした。
世界を一周したって今思うとぶっとんでるなと私も思います(笑)
でもその旅に出たおかげで、大切な友達や様々な価値感に出会い、彼らの絶え間ない行動力が、今でも変わらず私の原動力になっているから、帰郷を決意できたんだと思っています。
東京での出会いに、一宿一飯の恩を返したくても返しきれないなと。

▼秋(2021/11)📍秋田県横手市黒川福柳350

1年があっという間でした

帰郷してからの生活は、都心生活で感じた1年より早く感じます。
やりたいことを常に考え、スケジューリングして…
私の仕事は俗に言う広報活動ですが、”地域おこし協力隊”として私が思う任務は、「その町の良し悪しを体現し、発信すること」だと思っています。
正直言って、公私の区別が難しい仕事だと思います。
何かを常に考えている状態なので、より時間が早く感じるようになったんだと思います。
おそらく歳のせいだけじゃないはず…(笑)

就業時間以外にも、外出する際は多少なりとも気を張るようになってきました。
そうです!
プライベートでもお声がけいただくことが増えてきたんです!
これはま!じ!で!嬉しいです!🥺💗
リサーチして行ったカフェでだったり、同級生と飲みに行った先であったり、病院だったり。
ただ、病院の看護師さんにお声がけいただいたときは、さすがに恥ずかしかったですけどね(笑)
普段の生活も気が抜けないなぁーと思うようになりましたが、気兼ねなく声をかけてもらえる存在であること、自分の活動が誰かに届いていることを実感できるのは、本当に嬉しいです。
その際もイヤなことを言ってくる方は今のところ一人もいません。
優しい言葉をかけてくれたり、その人自身の移住の話を聞けたり、横手への期待の声なんかも聞かせてくれます。
これからもそんな存在でい続けたいと思います。

▼冬(2022/1)📍父の軽トラの車窓

正直、憧れていたスローライフというものを、想像していたよりも送れてないなと感じていますが、人の温かさをたくさん感じられるこの環境もまた、スローライフなんだと思います😌

町のみなさんのおかげで、ほんとに充実した1年を過ごせました。
2年目はより自然を感じられる生活をしたいと思っています。

田舎に住んで感じた変化

  1. 歩くのが遅くなった

  2. 時間にルーズになった

  3. お酒の量が減った

  4. ひとりの時間が増えた

  5. 文明に感謝するようになった

小さな変化はこんなもんでしょうか。

単純に、車社会に変わり、歩く機会が減り、友人と距離ができ自ずとお酒を嗜むことが減り、どこへ行くにも一人という環境が増えました。
生活は意外と不自由ないですが。
ネットで買い物ができる時代だし、SNSが発展し手軽に友達と繋がれます。
とはいえ、日本は狭いので会おうと思えば今日の今日に会えますから、手軽なもんですね。

▼春(2022/4)📍秋田県横手市蛇の崎町

大きな変化は、やっぱり心身ともに健康になれることだと思います。

人はなんで自然を求めるのかなって、なんとなーく、ずーっと考えていました。
この機会に調べてみたんですが、医学的に証明されていたり、されていなかったり、と色んな記事がとびかっていました。
その中に、私にヒットした一文がありました。

経済が急成長し、都市化が大幅に進んだのはここ数100年前後の話ですから、単純計算で考えても、40万年(自然のなかで過ごす)> 100年(人工物に囲まれて過ごす)多くの時間を自然の中で過ごしてきたと言えます。まだまだ、自然の環境で過ごしてきた時間が長い人間にとっては、現代の都市や機器などの人工物に囲まれた生活に適応するには短期間すぎて、少々過酷であると言えるかもしれません。そう考えると、ストレスを抱えたり精神的な病を抱える人が増えるのも不思議な事ではありませんよね。

https://www.earthtrekking.org/post/なぜ人は自然を求めるのか?

田舎育ちとか都会育ちとか関係なく、現段階の人間にはまだまだ自然が必要なんですかね。
「自然」について考える機会が減っているのは、利便性や効率性を求め続けている現代社会が招いた結果なのかもなしれないと思います。

生活はちょっぴり不便なくらいが意外と心地いいと思うのは、きっと私だけじゃないと思います。
自然のそばで暮らすことは、体を動かし、心を安らげてくれていると思います。
都心で暮らした日々より、人間らしく生きていると私自身実感しています。

▼夏(2022/8)📍秋田県横手市蛇の崎町2

2年目

つらつらと書きましたが、帰郷し2回目の秋を迎えています🍁
本当に早い…(しみじみ)
旬の野菜が分かるようになったりだとか、今年はカメムシが少ないなーとか、夜は冷えるなーとか、いろんなところに目配せできるようになっているのは、心にちょっと余裕ができたからだと思います。
少しずつこの地域に馴染んでいるんだと。
でもそれと比例し、”ヨソモノ目線”が薄れていくという不安もちょっぴりありますけどね(笑)

でも、空気がおいしいこと、水道水が飲めること、肌がつっぱらないこと、よく寝れるようになったこと、どうも受け入れられないなと思うことももちろんありますが、それもそれでまあいいかと思っていいこと、もっと自分本位に生きていいことを”移住”が教えてくれた気がします。

生活を通し、仕事を通し、この町を想い続けていきます。

引き続き2年目もよろしくお願いします🌈

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