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今後の市況予想②

こんにちわ。はたけです。


今回の話と全然関係ないですが、サラリーマンレベルの私が原油やらショートやらハイリスクな取引に手を出す理由は私の小遣いが「年10万円」だからです。

リスクをガンガン取っていかないとお小遣いも何もありません😂
(まあ元々個人の物にほとんどお金は使わない方ではあります。)

なので、このような投資に賭けてる額は本当、投資家と言えるようなレベルではないのでご了承ください😅

なお、家族のお金に関しては現金を除いてはほぼ投信(積み立てNISA、ジュニアNISA、IDECO含む)、etf(もちろんレバ無し)、一部自信のある個別株だけです。

こんな素人みたいなやつの今後の相場見通しを聞きたいモノ好きだけが続きを読んでください。

約束事として、変動金利か固定金利を迷ってるが故にこんな素人の意見を参考にするような真似は絶対にやめて下さい

そのような方には強く強く強く固定金利をオススメします


実際、リアルな付き合いで僕は人にどちらが良いか聞かれた時はほぼ100%固定金利をお勧めしてます。例え自分が変動金利を選択していてもです。

そりゃ収入が年で手取り1億越えで他に借入一切なし、預貯金10億、金融資産10億越えの人が5000万円の家を住宅ローンで買おうと思うんだけど…とかどこの地主の子なんだ…みたいなのが聞いてきたらノータイムで変動金利をお勧めしますが、あなたがこれに該当しない上にどっちにするか迷ってるなら固定金利一択です。

変動金利はハイリスク投資の一種だという事をゆめゆめ忘れずないで下さい。人に聞いて選ぶような甘い商品では絶対にありません。


なお、本コラムを読むに当たって、先に①を読む事をお勧めします。

では前回の続きの③から始めます。

③リセッションが来るとインフレに終わりが到来する。その後各国通貨危機が訪れるため、各国一時的に利上げを敢行する可能性はある。


米国にリセッション(景気後退期)が必ず来るかどうかは実はまだよくわかりません。投資家間でも意見も対立してます。

また、来るにしてもいつ来るのかは良くわかっていません。1年以内なのか。2、3年以内なのか。

1回目の逆イールドが発生した時(今年の3月)はリセッション確率30%とか言ってましたが、今は50%越え予想する記事が増えてきました。


今わかってるいることは
❶インフレ退治はまだ終わっていない(まだまだ金利上昇の余地あり。政策金利を上げれば上げるほどその後ろのリセッションの可能性が高まる)
❷欧州は戦争の影響により難民問題、石油・天然ガスの禁輸で米国以上にリセッション到来の確率を高く見積もっており、またその規模も深刻。米国経済が欧州の影響を受けないとは普通は考えにくい。
❸米国債利回りに関して、強いリセッションの前兆である逆イールドが既に2度起きている。
❹パウエル総裁もリセッション到来の可能性を既に認めている(来ない可能性も言及している)

これだけでもリセッションが来る確率は決して低くない、間違っても楽観視できないことがわかります。10年以内にベイズの坪150万よりははるかに現実的であると思われます。

記事ではなく、僕の考えをここで述べさせていただきますが、リセッションの時期までは予測できませんが、恐らく来ると思ってます。ベアマーケットは逆資産効果と言って不景気を呼びます。

またFRBのパウエル総裁の以前のFOMCでのコメントを思い出して下さい。
「物価の安定は絶対に必要だ」「多少の痛みは伴うかもしれない」

もちろん、議長がリセッションはかなりの確率で来ます、なので賃金が下がったり職にあぶれる人が出ても許してね、なんて立場上言うはずがありません。

にも関わらず、景気後退の可能性を既に認めてる(去年は絶対に認めてなかった)ということは、パウエル総裁もインフレ退治の結果、景気後退しても仕方ないと思ってる証左です。何ならリセッションだけがインフレ退治の唯一の方法と思ってる可能性もあります。

それからもう一つ。


「利上げはガソリン価格や食品価格を押し下げず」
「需要に働きかける」

これが何を意味するかと言うと、インフレの直接的な原因になってる燃料価格や食料品価格の高騰は利上げでは直接抑えられない(当然ですね)、だから需要の方を利上げで何とかする、ということです。

早い話、需要とは消費熱、ひいては雇用や賃金上昇、のことです。こちらは利上げによりブレーキ掛けやすいので、FRBの狙いはよく分かるのですが、雇用や賃金の悪化、これすなわち不景気そのものです。

深読みしすぎと怒られるかもしれませんが、これはまぁ個人の考えなので許してください😂

いずれにしても今の相場はリセッションとインフレの綱引き感が出ていますし、リセッションの到来そのものは僕個人だけの予想では無い、と言う事を付け加えておきます。


さてリセッションが来ないシナリオとしてはロシアとウクライナが今すぐ停戦。米国がソフトランディング(軟着陸)に成功し、大きく利上げすることもなくインフレが退治できた場合です。

ただヨーロッパやロシア・ウクライナの情勢を見る限り、楽観的な予想すぎる、と個人的に思ってます。

もちろん、そんな来るよ?来るよ?と言われながらやって来る不景気がいかほどの物か未知数すぎる、という疑問に関しては僕も同意します。


さて、③の後半、通貨危機についてです。
リセッションの初期段階には通貨危機の可能性があります。

先に言っておくとこれに関しては来るかもしれないし、来ないかもしれません。僕自身も予想は出来てません。


これは何かというと、要は不景気になると投資家や機関などは通貨を自国に引き上げます。

その結果、各国の通貨の流動性が著しく低下します。また、各国の通貨の価値が急速になくなる(=物価高になる)ため、それを守るために不景気にかかわらず利上げを行うというものです。

ロシアが制裁前に利上げしたことは記憶に新しいと思いますが、通貨価値を守るために大きく利上げをした、という点で参考になる点は多いと思います。

そのための政策金利なんと20%・・・
ちなみにその直前は8.5%ですので11.5%の利上げです。なお、現在は9.5%まで政策金利を下げてます。

景気が思ったほど悪化していないから、などと報道していましたが真相はわかりません。

ルーブル高はロシアに利点が少なく、利上げで国内経済の冷え込みの方が問題視されており規制緩和に踏み切ったとの報道もあります。



さて、今後各国がリセッションの最中に通貨を守るために利上げするかに関しても実は未知数です。最近の景気後退期では通貨を守る目的ではしてないように思います。

ただ、リセッションの入り口は必ず利上げの最終地点ですので、結果としてリセッションの直前では利上げが行われています。

なお、日本が利上げすると必ず直後にリセッションが来ます・・・

https://www.okasan.co.jp/marketinfo/data/pdf/grc_report/20220208.pdf


ところで通貨安だけを理由には日銀が利上げする可能性は低い、と豪語する僕が手放しで変動金利を勧めない理由は

❶リセッション直前に通貨防衛目的か何かの理由で日銀のどんでん返しがあるかもしれない。

❷日本にインフレ(日本の場合はコアCPIから外因的な要素の多いエネルギー価格と生鮮食品を除いたコアコアCPIが持続的に2%を超えることを目標にしていると思われます。)が来た場合は容赦なく利上げに行くと思う

❸ECB(欧州中央銀行)が利上げした場合は半年以内に日銀の利上げが来る可能性が高い

以上の3つのリスクを検討できていないからです。

逆にこれらのリスクを変動金利を選ぶ際は少なくとも頭に入れておくと良さそうです。

なお、リセッション突入時の日本の金利上昇幅は1970年以降、約1%以内です。余白を見積もって2%ととらえるておくとより安全かと思います。

そして今までの経験上必ず1年以内に世界恐慌が起こって各国利下げが始まります。

これも余裕を見て2,3年2%増しの変動金利を余裕をもって支払えるか?を一つ基準にすると良いかもしれません(保障はしません。)

皆さん、親ブロックと対決する際にはこれくらいの情報はソラで言えると良いと思います。


さて、ここまで書いたことですが、もちろん全て経験則に則ったことであり、今回は外れる可能性は経済が生モノである以上、もちろんあり得ます。

しかし今回もちろん戦争というイレギュラーがあったにせよ、全て殆どの事が過去の歴史書通りに進んでいます。

今回ばかりは今までと違う!

2020年、2021年、そして2022年の1月まで良く聞いたフレーズです。

しかし残念ながらコロナショック以来、ここまでの株価や債券、原油価格、ドル/円相場などは細かい値動きは別にして概ね「過去の通り」に進んでいます。

予想外のことは①戦争②インフレが思ったより激しい③ショック⇒好景気⇒インフレ⇒不景気までのサイクルが普通は10年かかるところを数年で1周しそう

ということです。しかし①や②は結局インフレをさらに押し上げ、不景気の到来を確実にした、という意味では大きくは過去の筋書きから脱線するものではありません。


脱線が過ぎたのでここまでをまとめます。

・インフレを終わらせられるのはリセッションだけの可能性がある。

・インフレは人々の予想を超えるものであり、リセッションの到来はより確実なものになるだろう(来ない可能性も無いわけではない)

・リセッションがいつ来るかは未定だが、およそ半年後から3年以内か。

・リセッションが来た場合、各国の通貨は自国へと引き上げられる。その結果、各国で通貨危機が訪れる可能性がある。(一時的な利上げの可能性もある)


さて、あれだけ固定にしろと言ったにもかかわらず変動を選ぶ皆さんの興味はリセッションの後には必ず利下げが来る、という一点に尽きると思いますが、今日はここまでにさせてください。また次回。


※投資は自己責任でお願いします。
※当方は未来の予測に対して一切の責任を負いません。
※変動金利と固定金利の選択もご自身で熟考の上選択してください。




なお、番外編ですが、ここまで教科書にない動きをしているものが一人います。それは金の価格です。普通は金利上昇局面で低下、リセッションで上昇するものですが、何故かコロナ禍で上昇して以降、値段がほどんど動いていません。

何故だ。

インフレとリセッション両方を織り込みすぎて方向感を見失ったのか?と思っていますが、であればリセッションの色が濃くなる今後妙味が出てくると思い、最近積み立て始めました。なお、素人の考えなので決して真似しないでください


あと最後に番宣ですが、私経済学のド素人で、ただの物書きです。こんなの書いてます。

こんなん書く奴のいうことをまじめに聞いちゃダメだよ!

息抜きにどうぞ。


では、またいずれ。

雑記書いてます