tsubaki.tei_shizuoka

日本の文化や料理、花等日本人が知っていて損はない和に関することを中心にまとめています。

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最近の記事

餅花の由来

一月十四日から十六日は小正月と呼ばれ、その年の豊作を祈ったり、収穫を占ったりする行事が行われてきました。この小正月に五穀豊穣の祈りを込めて作られるのが「餅花」なのです。葉のない枝に丸くついた餅は梅の蕾を思わせますが、細い枝が餅の重みでしなる様子は、豊かに実った稲穂をあらわしているそうです。

    • 干瓢はどうやって作られるのか?

      かんぴょうの原料はゆうがおといわれるウリ科の植物だ。ゆうがおは一見、ひょうたんによく似ているが異なる実で、安心して食べられる食材だ。かんぴょうはゆうがおの実を薄くむき、乾燥させることで、長期保存も可能になり、さまざまな料理に使えるようになる。かんぴょうは栄養価も高く(とくにカルシウムや食物繊維が豊富)、手軽に栄養を補えるおすすめの食材。 主な産地は栃木県。

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      • 「会食」「接待」の意味と違い

        「会食」とは、「人々が集まって、一緒に食事をする」という意味の言葉です。 複数の人間が食卓を囲み、食事を共にすることを言い、「食事会」と言い換えることもできます。 「会食」の「会」は、「顔を向かい合わせる」ことを表し、「食」は「食事」を表しています。食事や会話を通じて集まった人々の親睦を深めたり、信頼関係を築くなどの目的が主です。 「接待」とは、簡単に言うと「客をもてなすこと」という意味の言葉です。お茶や食事などを出し、その場に来てくれた人を歓待すること、 「接」は「人と交

        • 時雨煮の語源

          元来は三重県桑名市の名産であるハマグリを用いた佃煮の「時雨蛤」を指したが、今日では生姜入りの佃煮全般を指す。 貝のむき身などの魚介類や牛肉などが材料として使われる。 時雨の語源 さまざまな風味が口の中を通り過ぎることを時雨が一時的に降る様子に見立てたことから ハマグリの旬が時雨の降る時期と重なることから

          おせちを食べる理由

          お正月は本来、神様を迎えるための祝賀行事で、その際に神様をおもてなしするのがおせち料理です。それであれば、私たちがおせち料理を食べるのは失礼にあたるのではないか、と思うかもしれませんが、日本では古来より神様と一緒に食事をするという考えがあるため、私たちも一緒におめでたいおせち料理を食べます。 ただ、おせち料理を食べる理由には様々あり、神様を迎える時期に炊事などで騒がしくしてはいけない、お正月ぐらい女性に休んでほしい、という意味から、あらかじめ準備した日持ちのする食事(おせち

          おせちを食べる理由

          伊達

          伊達者、伊達男 人目を引く、しゃれた身なりの男、ダンディー 伊達巻という名前の由来については、 伊達政宗の好物だったことから伊達巻と呼ばれるようになったという説 普通の卵焼きよりも味も見栄えも豪華なために、洒落て凝っている装いを意味する「伊達もの」から伊達巻と呼ぶようになったという説 女性用の和服に使われる伊達巻きに似ていることからこう呼ぶようになったという説 など諸説ある。 巻物に似ていることから、学問成就や文化の繁栄を願う。

          おせちの搔敷

          「かいしき」とは、和食で料理を器に盛りつける際に使う木の葉や紙のことをいいます。身近なものでは、お正月の鏡餅に添える「ユズリハ」、柏餅を包む「柏の葉」、魚料理の下に敷く「笹の葉」なども、かいしきにあたります。もともとは、殺菌や防腐の目的で使われることが多かったかいしきですが、冷蔵庫など保存設備が整った現代では、おもに料理に彩りを添える目的で使われています。

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          おせちの搔敷

          訶梨勒(かりろく

          訶梨勒とはインド原産の植物。 古来、訶梨勒の実(訶子)が諸病を治す薬として重宝されたことから、魔除けとしてその実を袋に入れて柱に飾ったのがはじまりといわれております。 新年や慶事の席の入口や床に魔除けとして飾る。 室町幕府の8代将軍足利義政は、邪気よけや風病に効くとして、訶梨勒の実を入れた香袋を作らせ茶室に飾っていたとされる。

          訶梨勒(かりろく