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【日記2】12月31日~1月6日=昔、先輩に言われた「原稿より健康」を思い出す

12月31日~1月6日


◆12月31日

前日の同窓会で飲み過ぎ、寝起きに頭痛がする。翌日に残るような飲み方はしないと心に誓っているが、旧友と会うこの日ばかりは仕方がない。

いつもなら午前8時にはパソコンに向かって原稿を書き始めるのだが、10時までのんびりして、頭をすっきりさせてから原稿を書き始める。いま苦戦している、来春スタートを予定している高校野球の原稿を書き進めた。

午後4時にはパソコンを閉じて、1年を振り返りながらのんびりすることにした。熱燗をつけ、メモ帳をめくりながら、心の中でお世話になった人へ感謝を思い起こした。

夕食後は紅白歌合戦を少し見てから自室に戻り、Amazonプライムで映画「エントラップメント」を見る。ショーン・コネリー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの共演で、題名通りに「罠にかける」展開が繰り広げられる。

美術品を盗み出す際、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが赤外線をくぐり抜けていく姿が美しい。1999年公開。ジョン・アミエル監督。

◆1月1日(月=祝)

午前中は自宅で原稿を書き、昼に鰊昆の布締め厚焼き卵をつまみに熱燗を飲む。元日、2日はのんびりと過ごし、3日から再活動するつもり。

Amazonプライムで映画「春の珍事」を観る。魔球を投げられる新薬を発見した研究者が大リーグで活躍するストーリーで、楽しめる。

正月気分が一気に吹き飛んだのが、石川県を中心とした北陸に起きた大地震である。震度7で津波の恐れもある大災害。一次被害の深刻さはもちろん、寒い冬の避難生活も過酷だろう。被害が広がらないことを祈る。

◆1月2日(火)

今年初のチョコザップへ行き、箱根駅伝をみながらランニングマシン(トレッドミル)で30分走る。12月は口内炎に悩んだこともあり、トレーニングが少なかった。今年は通う日を増やしたい。

テレビで北陸地震の続報を見ていたところ、羽田空港で日本航空の機体が炎上したという衝撃のニュースが流れてきた。旅客機の乗員、乗客は無事に脱出したとの続報に安堵するも、海上保安庁側には亡くなった方が出た。痛ましい限りだ。

◆1月3日(水)

会社に出社し、まだあまり人がいない静かな中で12月の精算や資料集めに没頭する。会社のWi-Fiは速いので気分良く仕上げていき、「今日はやれるところまで」と意気込むが、次第に首の痛みがひどくなってきたので帰ることにした。

昨年末以来、首から頭にかけて痛みを感じてつらい。ストレッチを入念に行い、風呂にも長めに入る。

正月休みに読もうと思っていた本も何冊かあるのだが、椅子に座って読んでも、ソファー寝転がっても痛いのであきらめた。寝転がって目をつぶっているしかない。

◆1月4日(木)

昨夜ストレッチを入念にして早寝したので、朝起きると首の調子がいい。気分よく散歩をして、8時から原稿を書き始めた。

10時までベースボールマガジンに書くコラムの下調べ。その後、連載「日刊スポーツ28000号の旅」の資料を集める。これは過去の日刊スポーツの記事を掘り起こすもので、私はなかなか面白いと気に入っているのだが、あまり閲覧数が伸びないのだという。今年はこれを何とかしたい。

夕方からは高校野球連載の続きを書く。構成も定まってきて調子が上がるも、また首痛がつらくなり断念。慌てて馴染みの接骨院へ行き、治療してもらう。

帰宅して風呂に入ると、かなり楽になったので、酒を飲まずに眠ることにする。

◆1月5日(金)

朝7時から原稿を書き始め、11時に歯科医へ行く。昨年末に口内炎があまりに痛かったのでレーザー治療をしてもらった際、治療する歯があると指摘されたのだった。歯磨き指導も受け、歯ブラシを縦に使う技を教えてもらった。54歳にして初めて知った。

午後からは取材を2件こなし、夜は銀座で後輩と飲んだ。彼が以前に取材した内容を教えてほしかったので誘ったのだった。最初の1時間ほどはメモを取りながら貴重な話を聞き、その後はいろいろな話をしながら熱燗を飲んだ。今年初の外食はとても楽しく、気分よく帰宅した。

◆1月6日(土)

午前に接骨院で首の治療をしてもらう。先日の治療で痛みは治まっているのだが、継続しないと根本的な解決にはならないと先生に言われていたのだった。今日の治療を終え、もう通院の必要はないと思うほど調子がいいが、続けていきたい。

首の調子がいいと仕事がはかどる。順調に原稿を書けているときでも、首が痛くて机を離れることが多いからだ。1時間に1度のストレッチも欠かせない。若手の頃、よく先輩記者から「原稿より健康だぞ」と言われ、そのときは体力や健康に自信があったので笑っていたが、年を取り、体のあちこちに不安を覚えるようになると「健康あってこその原稿」と痛感する。

夜はプロ野球関係者と会食。野球の話をしていると、やはり楽しい。