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エレガントでセレブでラグジュアリーなひととき ~ 三越劇場 イタリア歌紀行コンサート ~

先日、素晴らしい下品とくだらなさを堪能した記事を書きました。


その数日後に、日本橋三越というセレブ空間の三越劇場へまたもしゃなりしゃなりと出掛けて参りました。

エレベーターで6階へ到着しましたら、待合空間のソファに日本橋マダム達がゆったりと腰掛けていました。

開場は13時半でしたが10分ほど早く到着したため、展示されている美術品を見ることにします。

プラプラ歩いていて、パっと見た壁にシャガールのレプリカがぶら下がっていました。

いきなりシャガールって!!!

確か本物は2000万円位と書いてありました、普通に売ってんかいな。

何じゃこの空間は・・・

6階フロアの真ん中には木工細工や彫金などが展示されていて、縦笛みたいな笛に数十万、木彫りの福助人形が数百万。

至る所に「防犯カメラ作動中」的な表示が散りばめられています。
(自分向けか?と被害妄想を感じつつ)

別の絵画コーナーへ移動し、キース・ヘリングの数百万にのけぞり、その横にあった村上隆の60万が安く見えました、物凄い目くらまし。

このコーナーの奥の方に「お客様フロア」が見えたので、エレベーターから下りたマダム達は、「お客様フロア」で「さっき見たアレだけど、頂こうかしらぁん」など言い放ち、ペロンっと購入するに違いありません。
(強・偏見)

イイ感じにクーラーの効いたフロアと小汗が引いて冷えたせいかお腹が痛くなり、トイレをお借りすることにしました。

商材の価格にも心が乱れたに違いありません。

6階はマダムが鈴なりでしたので、壁にある貼り紙の「下のフロアもご利用下さい」に促され、5階でお借りしました。

マイ・ハンドタオルで手を拭きましたが、壁にハンドペーパーが設置されていました。

さすが三越、エアータオルなんて吹き飛ばすアイテムは導入しませんのね。

もう開場している時間なので三越劇場へ向かいますが、違う場所を曲がってしまい、オメガやロレックスが光を放つエリアに迷い込んでしまいました。

「いらんもんばかり売っておる」と買えないことを激しく棚に上げまくって、劇場を探します。

入り口か?っと思われるところを見つけるも、「こちらは裏口です」の案内板があり入場させてくれません。

少しアワアワし出した辺りで入り口を発見し、マダム&ジェントルマンに混ざって無事に入場。


年齢層は60代~70代がメインであるらしく、唯一のヤングは親に連れてこられた中学生くらいの男子のみ。

その次が40代の自分辺りまでグイっと急上昇。

着座して持参の水を飲んでいると、後ろの席のマダムの会話が聞こえて来ました。

「帝国ホテルの売り場が・・・」から、「ニューオータニにあるお店の方なんだけど・・」など自分と無縁の話が続き、とうとう「100万分買って下さったんだけど・・(何を売りつけたかは不明)」の辺りからバイヤーであるらしいマダムのテンションが上がり、「お客様が勝手に2年先のクルーズ旅行を一緒に行きたいって予約しちゃって(バイヤーマダムはその頃定年だそうで)、600万だって!(確か)、困っちゃってぇん」とお客様の謎のおごりクルーズ旅行を当たり前のように迷惑がり、もう一人の連れのマダムが「確かに時間が出来るけど、先に言って欲しいよねぇ!」と普通に相槌。

読んでいた本の拷問シーンを眺めながら、「全部おかしいだろぉぉぉ!!」っと思わずにいられませんでした。

上記の「お客様フロア」といい、下の記事の訳の分からない金銭感覚の世界といい、異空間を体験しました、ふがふが。


いつからオペラの感想が?と思われた皆さま、ここからですよぉ♪
(ここまでの文章はいつものように自分の思いの丈を書き散らかしました)


今年は色々な出し物を観に出掛けよう!

そんな思いを乗せて、今回は三越のイベントとコラボだったこともあり?で、お値段がリーズナブル(6,500円)であり、本気のオペラはもっとすんごいお値段と思われるのでお試しとして今回のオペラのチケットを取りました。


先の異空間マダム達の会話が華やかになる中、場内が暗くなります。

幕が上がると、今回の演者である竹多倫子さん(ソプラノ)、今井俊輔さん(バリトン)、宮里直樹さん(テノール)のお三方と、ピアノの方が登場。

第一部はオペラの有名どころを歌唱、第二部はトスカの見所シーンをお三方が演じて下さいました。

フラッシュの照り返しは気にしない。
気にしなぁい。


今井さんはトークが軽妙で、お三方のこれまでの歩みや宮里さんのシークレットなお話を勝手にバラしたり、会場を上手く温めて下さいます。

予習無しの初オペラ体験の自分は、のっけの「'O sole mio」で一気に心を鷲づかみされました!!

素晴らしい声量と歌唱力に圧倒されました☆

続く「Torna a Surriento」から「Musica proibita」まで、途中お三方の小話を挟みながらうっとりと聞きました。

第一部最後の「Musica proibita」の歌唱後に、会場から「ブラボーー!!」の声が!!!

ホントに言うんだ!!っと、違う感慨を覚えた瞬間でもありました。


今井さんの小話だと、オペラではソプラノとテノールが花形であり、バリトンの自分は敵役やエロ親父役が多いと嘆いておられました。

そんなに悪い人でも無いけど、悪人に仕立て上げられてしまいがち。

でも、そういった悪役がいてこそテノールの正義役が輝くのです!!っと、熱く語り拍手を受けていました(笑)

第二部の「トスカ」はそんなバリトンが受け持つエロ親父が大活躍します。

しかし、よくよくストーリーを聞いてみると、今井さん演じるスカルピアは仕事と国に物凄く忠実な警視総監であり(エロ親父の側面もありますが)、竹多さん演じるオペラ歌手トスカは嫉妬のエネルギーがたぎりまくっていてエキセントリック、その恋人であり宮里さん演じるカヴァラドッシは反政府側の画家だったりします。

ですが、エロ親父の面目躍如が強く浮き出る為、トスカのエキセントリックぶりやカヴァラドッシが行ったことなどはさらりと脳内の端っこへ追いやられ、「エロ親父の悪行」がクローズアップされていました。

バリトンの今井さんは「いつかソプラノとテノールを喰ってやる」と野望を語っておられましたが、悪者の方が印象に残ることが多かったりもしますから、充分イイ感じだと思いました。

トスカの名シーンはお三方の素晴らしい歌唱で、ミュージカルも好きですがオペラはまた全然違う趣だわっといたく感動しました!!


アンコール曲のお三方による「Time To Say Goodbye」は最高でした♪

こちらに負けず劣らずと自分は思います。


オペラも日本オペラ界に付いても全く知らないで足を運びましたが、異空間マダム達はよくオペラを観劇するようで、「今回は良いわねぇ、三人とも良いけど、宮里さんはやっぱり流石よねぇ」と語っていらしたので、日本オペラ界の第一線を耳に目にすることはちゃっかり出来たようでした。

お三方はイヤーマイクを使われていましたが、「この広さだったら全然必要無いわよねぇ」と異空間マダムが残念がっていた点は、唯一マダム達と心が通じた瞬間でした。

多分10列目くらいまでの方は(自分は15列目)生声とマイク音声が入り混じった状態だったんじゃないかなっと思いまして、勿体無かったような気がします。

ですが、そんなに広い会場では無い初オペラ、物凄い臨場感で大感激でした!

ピアノの他にもヴァイオリンとチェロの方も登場されて、とても素敵な音楽も楽しめました。

機会がありましたら、今度はガチのオペラに足を運んでみたいと思います!


あ、ドレスコードに引っ掛かる服しか無いわ、ムホホホ(笑)


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