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ケタ違いの行動量!大井ずんさんの素顔に徹底取材しました

ライターのたーちんです。今回は「言語聴覚士X複業webライターX子育てママ」をされている大井ずんさんにインタビューしました。

ケタ違いの行動量で日々の積み重ねをしている大井ずんさん。彼女の働き方&時間管理術は仕事と子育ての両立に悩んでいる方にとって目から鱗の内容です。

またKindleでのブックライターとしての発信は、新たなキャリア形成を考えている方にも有益な内容となっています。

私自身、日頃から大井ずんさんとTwitterで交流しています。今回のインタビューを通して、改めて彼女の他者に寄り添う力がジンジンと伝わってきました。

それでは、さっそくインタビューに参りましょう!


ーーずんさん、本日はインタビューの機会を設けていただき本当にありがとうございます。
ずんさんについて、色々と深掘りさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

こちらこそよろしくお願いいたします。

ーーインタビューでは、以下4点の内容に絞ってお聞きします。

  • 言語聴覚士(ST)

  • 複業webライター

  • 仕事と子育ての両立

  • Kindleでのブックライター


言語聴覚士(ST)

ーー言語聴覚士(ST)を目指したキッカケはありますか?
母の友人が失語症という病気になりました。そこからリハビリを受けて良くなっていく過程などを母からよく聞いていました。それで興味を持ったのが一番のキッカケです。

ーーずんさんの過去の ツイート中でも、失語症にはさまざまな種類があると書かれていましたね。

脳がダメージを受ける部位によって、症状はさまざまです。

  • 限られた音でしか発声できない

  • 意味のある言葉が言えない

  • 相手の言葉の理解が難しい

  • 読み書きが難しい

など、その方によっていろいろな症状が出ます。

ーーSTとは、どういう内容のお仕事ですか?また、失語症以外のどういった方々の悩みや問題の解決をされていますか?

おっしゃる通り、失語症の方だけではありません。 言葉や飲み込みが不自由な症状を 嚥下(えんげ)障害 といいます。嚥下障害がある方のリハビリなどのお手伝いをすることも多いです 。子どもの発達障害などもSTの領域です。たくさんの分野があります。

ーーずんさんのnoteでは、STのやりがいについて患者さんの笑顔が見られたり、感謝されたりする場面があると書かれていました。なにか具体的なエピソードなどはありますか?

(言語障害の)症状が強い方がリハビリをして職場復帰された瞬間です。それから誤嚥(ごえん)といって、うまく飲み込めなくて食べると肺炎になるリスクが高い症状があります。そういった方々もリハビリをすれば良くなっていきます。そして食べれるようになって、すごく喜んでくれた瞬間は、私もうれしくなりますね。

ーーツイートでは、STをしていて悩むことも多いと書かれていました。どういったときに、苦労したと感じられますか?

リハビリが思うように進まなかったり 、それこそ患者さんがリハビリに意欲的じゃなかったりするときが悩みます。ご本人とご家族がリハビリしない方向で一致しているならいいのですが…。 ご本人にとって必要だしご家族はリハビリをしてほしいと思っているけど、ご本人に全然やる気がないときは(患者さんの)モチベーションの維持がすごく難しいですね。

症状もリハビリ方法も患者さんによってさまざまなので、どういうやり方をしたらいいのか考えるのが大変です。

ーーST関連の公開実績についてお聞きします。
吃音(きつおん)についての記事を執筆されていますね。私事ですが、「吃音」という発話しょうがいを知ったのはここ1〜2年のことです。とはいえ、吃音を知らない方は世間では多数派だと思われます。
もし身近に吃音の方がおられたら、私たちはどのように接すればよいでしょうか?

一番やってはいけないことが、からかったり笑ったりです。吃音の方は誤解されることがあります。
 
例えば

  • 意図的に返事をしない

  • 分かってるけど答えようとしない

  • 反抗的な態度をとっている

違った見方をされる、あるいは揶揄(やゆ)されるのは 、心理的な負担がすごく大きくなります。それで 負担が大きくなると症状が悪化しやすいです 。なので、話し方よりも内容に注目してゆっくりと聞いてあげることができれば理想的だと思います。

複業webライター

ーーツイートでは、訪問リハビリは仕事量に波があると書かれていましたが、複業を始めようとした理由に関係していますか?

訪問リハビリの仕事は基本的に担当制です 。最初に多く担当させてもらったら、その分の仕事量は増やせます。でも そうすると、学校行事など休まなきゃいけない日が増えてしまい、結局 フルタイムで働いてた時と同じ感じになると思いました 。なので 基本はそんなに多くしたくないという...。仕事量の調整が難しかったですね。

ーーツイートでは、複業を始めるまでに数ヶ月迷ったと書かれていました。数ある中からwebライターを選んだ決め手は何ですか?

 在宅ワーク以外は考えてなかったです。あとは、あまりリスクを抱えたくないと思いました。物販だと在庫を持たなきゃいけないので…。プログラマーもいいなと思ったんです。それよりもまず始めてみて、ダメならすぐ止めればいいと思いました。ライターならパソコンもあるし、書くのも好きだから1回やってみようという感じでした。


ーーやりやすいのが web ライター だったっていうことですね ?

まさにそんな感じです(笑)

ーーnoteでは、現在は安定的に月5万円を稼げるようになったと書かれています。もちろん最初から5万円稼げたわけではなかったと思います。ここまでの道のりで大変だったこと、あるいは失敗したことなどはありますか? 

 明らかな失敗はないんですけど、仕事量にしては 単価が高くない案件を受けたことはありましたね。今となれば、勉強にもなったので感謝しています(笑)

ーーライターのお仕事を受ける基準は決めていますか?

自分が興味ある医療系を受けていきたいですね。なので、医療系の分野でかつ実績としての公開ができるのが理想的なお仕事かなと。

ーーずんさんは前述の通り、医療系の記事を執筆されていますね。医療は人命に関わるため、一次情報やエビデンスが、どの分野よりも必須といえます。したがって、ずんさんの経験の範囲内で執筆できる記事であってもリサーチはされているのでしょうか?

もちろんです。自分の経験だけで間違ったら責任重大なので、必ず一時情報を探します。そうじゃないと書けないです 。

ーー実際にリサーチをして気づかされたことはありますか?

リハビリ分野だけの記事って、そんなにないんです。医療全般だと知らないことを書く方が多くて...。なので、本当に気づかされることばかりって感じです。

ーー勉強法に関してお聞きします。ずんさんは精力的に活動されていて、ST関連の勉強だけでなくライターのコミュニティーにも参加されていますね。さらに読書もされている。
ずんさんの勉強は、時間帯を決めているのでしょうか?あるいはスキマ時間をかき集めた結晶といえるものなのでしょうか?

スキマ時間は必ず勉強に当ててます。見たい動画とかは事前にピックアップしておきますね。「やりたいことリスト」も作っているんです。特にリハビリの訪問で移動時間など結構できるので、そういうときは読書をします。

あとは家事のときに、音声配信を聞いたり動画講義を聞いたりっていうのを組み合わせますね。案件も満タンになるほど 受けてないので納期よりも早めに仕上げます。なので、空き時間は大きな勉強に当てる。そんな感じです。

仕事と子育ての両立

ーーずんさんのタイムスケジュールについてお聞きします。

  • STとライターの仕事がある日

  • STは休みでライターの仕事がある日

  • 土日などの休日

ST も仕事量に波があるので基本的に訪問がある日は患者さん宅に行き、 残りの時間で(ライターの)仕事をしてるって感じです。それから子どもが帰ってきたら、宿題を見る時間に当ててます。なので続きは子どもを寝かせつけてからと、朝に仕事する感じですかね。

土日は家族と一緒に出かけることもあります。最近では子どもたちが友達と約束して遊びに行くこともありますね。なので、いってらっしゃいだけして仕事することも多々あります。

ーー当初はフルタイムの仕事と子育ての両立をされていましたが、どういった点が大変でしたか?お子さんに時間を合わせられないところでしょうか?

当時の職場はひとりで働いていたので、代わりの方がいませんでした。私が休むとなると、必然的にその日の検査も休みになってしまうので、なかなか休みづらくて...。なので休む予定のかなり前に申請して、仕事をずらすこともありましたね。

とはいえ突然の(子どもの)体調不良は、やはり迷惑かけてしまうので病児保育に預けていました。あとは帰りが絶対遅くなるので、寝かしつけも遅かったです。子ども目線で考えたら やはり生活リズムの調整がね...。本当はもっと早く寝かしつけしたかったってのはあります。

ーーSTリハビリパートとwebライターの複業について、ご家族はどのような反応を示していますか?

家族は「いいんじゃない」って感じです(笑)子ども達は興味を持ってくれますね。

基本自分で考えて行動に移す。何かを言われるような感じではありませんね。
私がやるよと決めたら「なるほど頑張ってね」 みたいな感じです(笑)
なので、反対もされてないですね。

ーー仕事と子育ての両立をする上で、一番に重要視していることは何ですか?

仕事量の調整だと思います。バランスが大事ですね。在宅ワークなので、常にある程度の調整はしますね。例えば訪問リハビリの繁忙期が分かってるときには、事前に(案件を)抑えるようにしています。 

その他では、子どもが精神的に不安定になって「学校に行きたくない」など言うようになれば抑えると思います。子どもの様子が徐々に安定したら今度は案件を増やそうかな?みたいな感じですね。

とはいえ、どんなときもギリギリまで案件を受けないようにしています。

Kindleでのブックライター

ーーwebライターとして安定的に稼げるようになった後に、ものかきキャンプ(ライター講座)にも挑戦されましたね。なぜ、ものキャンを受講しようと思いましたか?

ライティング力を高めたいと考えていたんです。それでいくつかの講座をチェックしていました。

とはいえ、SEOだけに限定すると今後どうなるのかなっていう疑問はありましたね。今やAIも出てきていますし、コピーライティングやマーケティングなど色んな視点で学べる講座を受けたい...。

そんなときにライター仲間から、ものキャンを勧められました。なので、最初は自分が電子書籍を出版するなんて想像すらしていませんでした(笑)

ーーものキャンでは、ライティングだけではなくTwitter運用術やchatGPTなど多岐に渡って学ばれたとお聞きしています。ずんさんにとって、ものキャンで一番の学びになったと思える点はどこにありますか?

実はTwitter の細かいところに関してだと、しっかりと吸収できていないんです(汗)

一番の学びは書く仕事って素敵だなと思えたことですね。

 Kindleに限った話じゃないですけど、お金儲けってマイナスのイメージを持つことも多いと思うんです。だけどライティングを通して、ほしいと思っている人に必要なサービスを届けることができる。

誰かの悩みを解決しながら、私も書くのが楽しくなる。まさにウィンウィンの関係ができるいい仕事だなと思いました。

ーーそして、ついにKindleで電子書籍が出版されました。ズバリ、タイトルを教えていただけますか?

「子育てママの時間管理術」です。

ーーどういった内容にまとめられましたか?また、どういった方に読んでほしいと思いますか?

過去の自分が難しくて悩んでいた時間管理のことですね。仕事と子育ての両立に悩んでる方に読んでもらえたらうれしいです。

「フルタイムだけじゃなくて いろんな働き方があるのね」 というのを知ってもらえればいいかなと思います。

ーー電子書籍での出版は文字数に換算すると、2万文字はあるとお聞きしています。通常のライター案件でも、なかなか2万文字を書く機会はないかと思われます。もちろん本の出版も初めてのことですね。途方もない作業の中で苦労した点はありますか?

文字数を書くこと自体は そんなに問題ではなかったんです。

だけど、どういうテーマなら自分の強みとして人に読んでもらえるのか。
まさにテーマの選定が一番迷いましたね。リサーチも大変だったし、需要があるものが書けないところが苦労しました。

ーー電子書籍の出版により、今後ずんさんのキャリア形成にどういったベネフィット(ハッピーな未来)を期待されていますか?

電子書籍は何かいいサービスを持っている方にとっては、アピールできるチャンスになると思います。自分の書籍もそうなんですけどね。

なので、自分が出版したことをキッカケに、他の方のいいサービスなどを紹介するお手伝いをしたいです。一連の流れをKindleプロデュースといいます。そちらの仕事につなげたい気持ちが一番ありますね。

夢や目標

ーーKindleプロデュースについて深掘りしてお聞きします。具体的には、クライアント向けにコンサルをされるということでしょうか?あるいは、クライアントの要望を汲み取って、ずんさんがブックライターとして執筆代行される形でしょうか?

どちらもアリだと思います。ご自身で書きたい方は一緒に相談して、私がサポート役という形でいいと思います。私が書く場合は、事前にミーティングしなきゃいけないとは思いますね。何かしらいい形でかかわりたいです。

ーー今年は挑戦の年とツイートされていましたね。Twitter、ものキャン、webライターラボそしてブックライター。ずんさんは1年後、5年後、10年後というスパンで目標を立てているのでしょうか?

はっきりとスパンを決めての目標は立てていません。でも1年ぐらいしたら、公務員時代の収入を超えて 安定的に稼ぎたい気持ちはありますね 。そして誰かの悩みや問題解決をして、やりがいをもって仕事をしたいと思っています。

ーー現在は、ものキャンに続いて「ものがく」を受講されていますね。電子書籍2冊目も視野に入れてのことでしょうか?

(出版を)目指したい人は目指す。そんな感じですね。自分としてはKindleプロデュースもしていきたいので、そのためにも何冊か出そうとは思います。

ーー次回作のテーマは考えていますか?

次は自分がテーマというよりは、両親に関係した本を出そうと思ってますね。両親は三宅島という島で農業をしていますが、せっかくなので紹介につながるような本を出そうかと考え中です。Kindleプロデュースの練習にもなるので(笑)
そちらをやろうかと思います。

ーー本日はお忙しいところ、インタビューにご協力ありがとうございました。
これからも、ずんさんのご活躍を心より応援しています。



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