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積読本をご紹介します

リゾバイターでアドレスホッパーをしていた頃はミニマリスト然と少ない荷物で生活していた。そうでないと身動きが取れなくなるから。
去年の秋から京都に定住し、案の定増えているのが本であった。

もともとKindleは愛用していて、漫画はKindleで読んでいる。以前一度だけKindleで小説を読んだら、読みにくくて内容が全く頭に入ってこなかった。それ以降は、小説(活字)だけは紙の本で買うようにしている。

保管場所があるという安心感から、本屋に気軽に入って、数冊持ってレジに行く。
毎回会計は三千円を超えるが、これが不思議と、無駄な出費とは思えない。読書沼とは罪深きものである。

そんな生活で増えつつある積読を、一度見返してみよう。


2024年5月現在の積読本

2024年5月現在の積読

無類の読書家の方々に比べれば、まったく痛くもかゆくもない程度の量である。
とはいえ、私は積読本は枕元に置くようにしている。となるとまあまあの狭いスペースに積み上げていくので、これが積んだなぁという錯覚に陥る。

私の場合、一度読んだ本はあまり読み返すことがない。読んだ本を本棚に仕舞うと手に取ることがない。なので未読の本を本棚に並べるのに抵抗があって、枕元に置いている。
眠る前の読書時間は本当に良い。

積読本と言ってはいるが、私の場合中途半端になっている本もここにあるので未読、読み途中、混合であるのは先述しておきたい。

(ちなみに撮影のためにタイトルが分かるようにしているが、活字本(小説)に関しては積読のものはブックカバーをかけたままにしている。)

以下、私の趣味をご覧あれ。

単行本編

単行本

今年は大河ドラマが紫式部ということもあって、その手の本が書店の目立つところに平積みされていた。
もともと平安時代が好きで、陰陽師が好きで、源氏物語が好きなので、自ら探す手間なく興味のあるジャンルの本が並べられているのはとても購買欲を刺激されるものだった。
見覚えのある内容ばかりだが、やはり何度見ても楽しいと思える平安時代の生活様式。もはや懐かしさすら感じるレベルである。

ちなみに私の家にテレビはないので、大河ドラマは視れていない。

単行本

左上から順に
①魔女の秘薬事典~忌々しくも美しい禁断のハーブ~(ひみつの本棚シリーズ)
②毎日の暮らしが輝く52の習慣/ブレッド・ブルーメンソール著、手嶋由美子&ディスカヴァー訳
③「十二国記」30周年記念ガイドブック
④シャーロックホームズの凱旋/森見登美彦

順に語らせてもらいたい。
魔女の秘薬事典
ハリーポッターから魔法の世界の、陰陽師から魔術の世界の知識を吸収している人間なので、この手の本は大好物である。子供向けドラゴンの本なんてあればすぐに手に取る。
装丁も良い。

毎日の暮らしが輝く52の習慣
これはいわゆる自己啓発本になるだろう。ミニマリスト、改め、足るを知る暮らしを遂行中の私からすると、なかなか興味深い内容だ。
一日一項目程度にゆっくり読み進めている物なのでなかなか読み終わらないが、この本に関してはその読み方の方がいいと思っている。習慣は急には身につかないものなので、ゆっくり生活に沁み込ませるほうがいい。

「十二国記」30周年記念ガイドブック
私が十二国記にハマったのは2022年の12月だった。当時はまだリゾートバイターでアドレスホッパーだったが、読み始めてしまったが最後、ハマるしかなかった。
スーツケースの大部分の重量はこのせいだったと思う。スーツケースに文庫本7、8冊入れて移動するという、苦行にも思えるようなことを厭うことなくしていた。当時の私、若い。
アドレスホッパー時代は大判の本は邪魔になるのでなかなか手が出なかったが、定住したとなればその問題もないのですぐに買った。買って、以来、積読であるが。

シャーロックホームズの凱旋
敬愛している森見登美彦氏である。もはや宗教と言っても過言ではないかもしれない。私が趣味で書く小説の文体も、森見登美彦氏からの影響が大きいと思われる。
発売初日に買ったが、結局今は別の読みたいものがあるので積読している。

文庫本編

文庫・新書

左上から順に
①陰陽師 鳳凰ノ巻/夢枕獏
②陰陽師 生成り姫/夢枕獏
③陰陽師 龍笛ノ巻/夢枕獏
④営繕かるかや怪異譚/小野不由美
⑤なぜ働いていると本を読めなくなるのか/三宅香帆
⑥これさえ知っておけば、小説は簡単に書けます。/中村航

①②③陰陽師シリーズ
言わずもがな、夢枕獏先生のシリーズである。
以前から読みたいと思っていたのだがなかなかの長編で手が出せなかったのだが、定住を期に購入。ずぶずぶと沼にハマっている。
先日(2024年4月)映画「陰陽師0」が公開された。それに先だってNETFLIXでもオリジナルアニメとして陰陽師がアニメ化された。世は呪術全盛の時代である(誇大)。
現在積読が読み進まない理由の大半はこれである。先が読みたくて陰陽師ばかり優先しているのである。源博雅が大好きである。

営繕かるかや怪異譚
十二国記の小野不由美先生繋がり。「緑の我が家」「鬼談百景」は読んでいて、「屍鬼」「残穢」も読みたいところ。

なぜ働いていると本を読めなくなるのか
先日秒速で辞めた職場に勤めていたときに、驚くほど読書欲がわかなくなってしまった。そのタイミングでこの本が刊行されたので、すぐさま買ってしまった。
3月までは普通に労働し、普通に読書が出来ていた。職を変えた瞬間から本を開くことさえ億劫になってしまって、藁にも縋る思いで買った。しかしその仕事も辞めて読書欲が戻ってきたので、今は積読。そのうち読む。

これさえ知っておけば、小説は簡単に書けます。
私が小説を書き始めたのは15歳(中学三年生)の頃で、以来特に小説の書き方という本を読んだことはない。一度、三浦しをん先生の「マナーはいらない」を読もうと思って、結局書店で見つからなかったので読んでいない。
今更どうということもないのだが、書店で立ち読みして「お!」と思う文言が目についたのでとりあえず買ってみた。

その他

積読ではない小冊子

大垣書店京都本店でPOPUPSHOPが開催されていて、その時に見つけた小冊子。
私の好きが詰まっている。
インテリアにもなると思って購入した。これだけ見ると私が物騒な人間のように思えてくる。

読書のお供

BOOK DARTS
これは私の長年のお気に入りである。栞のかわりに使うのだが、ページの途中どこまで読んだかも目印を付けられるので重宝している。あとふとした拍子に本から落ちてしまうことも防げる。
なかなか販売しているところを見かけないのだが、先日久々に再会を果たした。

付箋
心に留まった文言があると付箋をつけるようにしている。
とはいえ、最近はもっぱら陰陽師を読んで博雅のかわいいエピソードの部分に付箋をつけるとこが多い。博雅、愛い男よ……。

読書嗜好はその人の内面を言葉少なに表現できる。

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