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嵌められた令和元年7月

こんばんは。西高童貞です。

いつもは刑務所を出てきてからの話を書いていますが、たまには刑務所に入る前の話を…

私が逮捕されたのは令和元年7月。
いつものように朝帰りで歩いて自宅に帰ってる時でした。

なんか妙に嫌な気がする…

なんと表現すればいいか難しいですが、何か胸騒ぎがするような感じです。
まぁ大体が杞憂に終わることが大半なので、あまり気にしていませんでした。

後から刑事に教えてもらった話ですが、その時には既に自宅マンションに帰る道は全て刑事に封鎖されていたので、胸騒ぎがするからといって逃げることもできなかったのですが…

そのまま自宅マンションのエントランスを鍵で解錠して中に入ってエレベーターに行くまでに柱が何本かあるのですが、今でも忘れません

その数本の柱から刑事が一斉に出てきて後ろのエントランスからも5、6人きて合計10人位にあっという間に取り押さえられました。

瞬きをする暇もなかったですね。気づいたら体を抑えられていました。
でも私は案外冷静で「あぁ遂にこの時が来たか」位にしか思ってませんでした。
どうせ20日パイ不起訴で出れるしと考えていたので。

そのまま用意されてたエルグランドに乗せられてまず逮捕状を見せられて、
「この事件に覚えはあるか?間違いないな?」
と聞かれます。

こんなもの私にとってはなんてことない事です。弁護士の先生と散々シュミレーションをしてきたので。

なんだったらこれが逮捕かとテンションが上がってたくらいです。

私の答えは勿論
「言いたくないです」これの一点張りです。

ニュースで事件の容疑者が逮捕されて、
容疑者は容疑を認めているとか否認しているとかあるじゃないですか。

ごく稀に、警察は容疑者の認否を明らかにしていませんと言ってる時ありませんか?
あれって共犯者がいるパターンで警察がマスコミに明かさない時もあるんですけど、私みたいに言いたくないですとしか供述しなくて、指印もしなかった場合もそうやって報道されます。

その後は、所持品の没収です。
持ってる物全部出せと言われてトレーに出します。

次は携帯の暗証番号を聞かれます。
ここが刑事が1番聞き出したいところなので、こちらが言いたくないと言ってもしつこいです。

私もかれこれ20分位聞かれてましたが、あまりにもしつこいので
「刑事さん口臭いんで黙っといてもらっていいですか」
この一言で刑事も諦めてくれました。正確には滅茶苦茶怒ってましたが。その頃は私もツンツンしてたので……

そしてそのまま警察署へ連行です。この時は長い長い留置所生活になるなんて思ってもみなかったです。

警察署につくと、○○対策室となっていて私の事件の対策本部が作られていたんですよ。
管轄の警察署だけでは対処仕切れないと捜査に府警本部が出てきていて結構な人数がいました。

私が連れられて入ると拍手をする刑事が居たり…

それから指紋取られてDNA取られたりするんですが、これから捕まる人に向けて。
DNA採取はあくまでも任意なので断れます。なんで断るの?って刑事に聞かれますが、口臭いですって言えば大丈夫です。

初っ端から調書とらるのですが、私は全て完黙で調書にサインすらしていません。
留置所に居た5ヶ月間くらいとても長かったですね。

ワンピースのインペルダウンの最下層は無限地獄って名前じゃないですか?
留置所に一度入ったら分かりますよ。何もできない、させてもらえないっていうのが1番しんどいです。

畳4畳くらいの部屋で2人多かったら3人ですからね。あのしんどさを味わった人間だったら大抵のことには耐えれますよ。

次回は無事に?嵌められた話でも。

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