[翻訳] プレイを減らし、座学を増やす by Freenachos

今回の翻訳記事は、オランダ人ポーカープレイヤーである Freenachos (フリーナチョス) によるRun It Onceポーカージャーナルへの投稿から抜粋です。

Freenachosの知人が語った「プレイを減らし、座学を増やすことでハイステークスに到達した」という話を引用した投稿になっています。
普段プレイばかりで十分座学ができていない人は読んでみてください。僕（訳者）も初めてこの投稿を読んだ頃、あまり座学ができていなかったので、とても影響を受けた投稿でした。

Freenachos

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Direction+Action=Result

[Freenachos] ハイステークスプレイヤーの一人が最近、彼自身のマイクロから今いるハイステークスまでの道のりについて詳しく書いていました。とても価値のある内容だったので、彼の許可をもらってこちらで共有したいと思います。

残り数か月分の生活費しか残っておらず、もうこれ以上負け続ける余裕はないほどバンクロールは減っていた。今年の初めは私は政府からの支援に頼って生活をしたが、それも終わってしまった。もしこのまま負け続けたら、ゲームオーバーだった。

もう間もなく辞めることになるだろうと思いながら、自分と約束をした。この最後のチャンスがうまく行かなければ、辞める。
私の計画はとても単純だった。2か月プレイを辞めて、1日も休みなく、毎日14時間勉強することをコミットする。それが私のやったことだった。私は、すべてのゲームツリーの形（SRP IP PFR, SRP OOP PFC, etc）でデータベースを自分でシミュレーションし、重みづけしたフロップのサブセットの中のすべてのターン、リバーを丹念に調べた。どのハンドクラスが、どのアクションを取るか細かく分析し、ノートに書き留めた。あまり食べていなかったし、寝ていなかったので、最後には体重が20ポンド (≒9kg) 減っていた。振り返ってみると、あまりに不健康で、誰かにもおすすめなんてできない。

この計画はうまく行った。12月になり、私は2か月プレイしていなかった。最後の金をGlobal Pokerに入金し、すぐにクラッシュし始めた。その月、バンクロールはほとんどないところから、$10K以上になった。1月にはさらに$10K、2月に$20K。私はステークスを駆け上がり、ただ勝ち続けた。ゲームツリー全体を自分の手で調べるのは、実際すごく価値があるとわかった。

これ以上GTOの勉強を続けるのは、効果が薄れていくと思い、4月ごろパトリック (Freenachos) にデータコーチングを依頼した。彼に共有してもらったデータを使い、いま私はGTOとデータをブレンドした戦略を構築しようとしている、2knlをクラッシュすることを目指して。

昔の自分を振り返ってみると、やるべきことはこの2つだと思う。1つは、プレイの量を減らすこと。量は重要ではない。もし、疲れていて、楽しめていないのであれば、時間を無駄にしている。2つ目は、お願いだから勉強してくれ。自分が充分勉強できていると思っているかは関係ない。全く充分ではない。私も自分を2か月間部屋に閉じ込めるまでは、ものすごく勉強していると思っていたけど、充分じゃなかった。200nlより下にいるすべての人には、勉強とプレイは75:25の比率をおすすめしたい。

[Freenachos] 面白いことに、私は彼と全く逆の方法を取っていました。私はハイステークスゲームをやり始めていた2020年半ばまで、ソルバーを全面的に（そして正しく）使えていませんでした。私と彼に共通しているのは、お互い本当にポーカーが好きで、何時間も疲れることなく勉強できることでした。ここ3週間で私がもっとも恋しかったことは、パソコンの前に座って、理解できていないことについて研究することでした。（訳注：Freenachosは直近3週間、休暇を取って旅行をしていた）
正直、すべての人がこのプレイヤーのようにハードに勉強する必要はないと思うし、このようには人にアドバイスしませんが、今日からでも勉強を増やし、プレイを減らすことはできます。私がやったことでとても役立ったことは、セッションを30~60分の座学から始めることです。それほど多いとは思わないでしょうけど、一貫して継続すれば、平均的なレギュラーよりはかなり多いでしょう。

翻訳元： One day, I'll see the light | Run It Once

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翻訳は以上です。読んで頂いてありがとうございました！

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