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おこらいえ

今日の読売新聞「編集手帳」に県立輪島高校の校長先生のブログが紹介されてました。
さっそく,ホームページを見てみました。
被災した生徒への温かいメッセージが毎日書かれていました。
2月27日に書かれた「卒業おめでとう」というメッセージが心に響きました。
笑いを交えながら,中島みゆきさんの「時代」の歌詞を引用したメッセージです。

今まで自分が聞いてきた卒業式の学校長式辞は,ひとつも心に残っていません。
スポーツ選手や偉人の話や名言,使い古された言葉など借り物の言葉だったからです。

輪島高校の校長先生は,飾りがない借り物でない言葉で書かれていました。だからこそ,心に響いたのでしょう。
最後は,こんな言葉で締めくくられていました。

輪島に残るみんな 一緒に 新しい街作ろう
一旦輪島を離れるみんな きっと いつか 帰っておいで
みんなが驚く街 作って待っとるし
令和6年1月1日 
そのちょうど2ヶ月後 みんなは 輪島高校を巣立っていきます

輪島高校ブログ「おこらいえ」

教師は,伝達者でなはく影響者とならなくてはいけないのです。
地震直後の1月3日に書かれた「学びを止めてはいけない」も心が震えた記事でした。