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月と花あしらい

一雨ごとに秋が近づくのを感じるこの頃。一年で一番月が美しく見える時期である「中秋の名月」ももうすぐです。

そんな中、去年「新しいお月見」イベントにお花で参加させて頂いたのを思い出しました。2020年の中秋の名月の頃には、尾花(ススキ)とピンポンマム(菊)をいけたのでした。

お花屋さんで、イベント事と絡めて花を売り出す取り組みは年中ありますが、「お月見とセット」というのはまだあまり見かけません。月との組み合わせで思い浮かぶ植物といえばススキがあります。最近の流行りで言うならパンパスグラスのスワッグやリースもお月見に似合いますね。
ただ、もう少し小ぶりで気軽に飾れる切り花もあったらいいですよね。


そこで今年は中秋の名月の頃にどんな花がいいかしら~、とここ最近いけた花を見返してみると…

秋の七草のひとつ、女郎花(オミナエシ)ばかりいけていました。
黄色の繊細な花がふわっと集まり、楚々とした印象ながらも野趣を感じられる花です。

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女郎花は小ぶりな花なので、他の花との組み合わせもしやすいです。

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取り合せは
・木苺の枝
・竜胆(リンドウ)
・女郎花
晩夏、初秋といった雰囲気です。

もう少し秋が深まったイメージの花であれば、このような感じ。

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同じ女郎花でも花の組み合わせでグッと秋が深まります。

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取り合せは
・ケイトウ
・花茄子
・女郎花
オレンジの色合わせはなんだか美味しそうです。お食事にはこんな花を合わせたら華やいでいいかもしれません。色の力で少しハロウィンぽさもありますね。
それにしても女郎花が万能すぎて、この時期何をいけても組み合わせたくなってしまいます。もちろん女郎花だけをバサッとグラスにいけてみる、そんなあしらいも素敵ですね。

明るい黄色のこの花は暗がりでも美しく楽しめます。
野の山を感じさせるこの花、花持ちもいいのでとてもお勧めです。
ぜひ、中秋の名月の頃いけてみてください。


余談ですが、こちらはふと見上げて撮った8月中旬頃の月。
月の明かりが綺麗な夜は、一日を頑張ったご褒美を貰えたような嬉しい気持ちになりますね。

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去年参加させて頂いた「新しいお月見」のこころみ。
お月見文化を復活・リデザインするという目的なのですが、みんなで新しくイベントを作っていく高揚感もありとても面白いです。

新しいお月見は今年も開催されています。
みなさんも参加してみてくださいね。


↓ 他にも花の写真など ↓



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