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社員ブログを頑張りたいけど、書くのがしんどい人に。いい記事書くためのブログ9選

こんにちは、てらみです!
ひと昔前はWebディレクターを名乗っておりましたが、最近はスタートアップ企業で採用広報をしております。

さてみなさん、会社からこんなお願いされてませんか?

「入社エントリー書いてよ!」
「社員ブログ書いてよ」
「社員ブログ、今月中に書けないかな?」

ええ、わたしも日々このようなお願いを会社のみなさんにさせていただいてご飯を食べております。

お願いをしていると、「ブログを書いたことがない」「文章を書くのが苦手」「伝えたいことを上手く書けない」「書いてもあまり反応がない」と、三者三様、様々に文章を書くことに苦手意識をもっている方も多くいるようです。確かにな、その気持ちは結構わかります。

社員ブログがしんどいは、テクニックを知れば楽になる

わたしも、かつては社員ブログの権化のような企業でブログ発信をしていました。在籍時の記事はこちら。2年いたけど、7本程度ですね。あまり多くないですね。今でもブログに書くことに意識的な社員ではありますが、やはり書くこと自体はしんどいです。

『書くのがしんどい』という本もありますが、書くのはなぜしんどいのか。

これは私の考えですがこの3つの無限ループが、書くのをしんどいを生んでいると考えています。

  1. 伝えたいことが上手く書けない

  2. 読者に上手く伝わらず、反応がない

  3. 書いてて手応えがなくてしんどい

特に「社員ブログ」は、会社の広報や採用という目的を持って、"仕事"として書いているため、成果と言えそうな「読まれている・伝わっている」という手応えがないと、書くことへのモチベーションが下がってしまいがちだと思います。

記事が読まれないのは、必ずしもあなたの文章がつまらないのではありません。読みやすさや文章の見せ方で損をしていて、うまく伝わっていないから。伝わりやすいブログ・文章にはテクニックがあり、それらを使えているだけで、圧倒的に文章は伝わりやすくなるとわたしは考えています。

このいくつかのテクニックを知ることが、社員ブログを書くのがしんどいから抜け出す、楽になるための方法だと、私は伝えたいです。

この記事の目的

この記事では、わたしがこれまでのキャリアで得た、コンテンツを書くことやブログを上手く書く方法をを共有することで、これから社員ブログを書かねばならない人や、今社員ブログを書くことに苦労している読者の方の一助になればと思っています。

わたしの知っている多くのノウハウは、先人のライターや編集者、上手な社員ブロガーさんたちが、すでに体系的にまとめて記事にしてくれており、それに基づいています。

なので、今回は文章の書き方のテクニックや記事ライティングの基本を教えてくれる、わたしの中のオールタイム・ベストをご紹介しようと思います。

このような方におすすめです

  • 社員ブログを書きたいが、「書くこと」に不安がある

  • 人生でブログを書いたことがないので何から始めればいいか分からない

  • 社員ブログ・ビジネス記事を書いているが、もっと文章をよくしたい

まずはここから〜社員ブログ入門〜

伝わる文章は何が違うかを知る

伝わる文章は何が違うのでしょうか?おすすめするのはこちら。

この記事の良いところ
 非ライターの社員が書いたブログへのフィードバックが実例付きで掲載されている
・ブログ初心者が、意識すべきポイントが5つにまとまっている

この記事では、LIGでは社員は毎月自由に書きたいテーマを決めて、ブログを書いています。そのLIGブログに出された社員ブログのフィードバックを実例付きで掲載された、世にもあまりない記事です。文章がよくなるポテンシャルをまずは知ってみるとイメージがつきやすいのではないでしょうか。

最後に、「より伝わる記事にするための5つのSTEP」という社員ブログを書く上でここだけは意識できるといいよというポイントがまとまっていますので、ファーストインプット、まずはここからとしておすすめの1本です。

誰に伝えたいかを考える

「読まれたい」と強く目的を持ったときに、「読まれたい読者」を強く意識すること・解像度を上げることが、届けたい"誰か"に向けて文章を届けるための近道です。

読者目線を考えるためのこちらの記事がおすすめです。

この記事の良いところ
・誰に届けるかを考えるための考え方が分かる
・想定読者の解像度の上げ方が分かる
・読者目線でよい記事とはなにか?が具体が分かる

わたしの感覚上、社員ブログが読まれるか読まれないかの分かれ道は、「一人目のインフルエンサーを掴めるか」だと思っています。ここで言うインフルエンサーは有名人のことではなく、あなたの記事を誰かに伝えてくれる人のことです。

友人や知人、フォロワーのあの人、こういう職種の人、どんな形でもいいのでまずはたった一人の読者に確実に届けること。これを意識できることで、文章の伸びしろは何倍も変わってきます。

知ってるだけで文章がグッと良くなる〜文字校正編〜

「ひらく」と「閉じる」

下記の単語をブログで使うとき、皆さんはどちらを選んでいますか?

「良い」と「よい」
「私」と「わたし」
「無い」と「ない」

ちなみに私は後者、つまり"ひら"いた状態の言葉選びをすることが多いです。このように、書き言葉で漢字を使うのか、ひらがなで書くのかを選ぶ作業が「ひらく」と「閉じる」です。

これらに詳しい記事はこちらです。

この記事の良いところ
・「ひらく」と「閉じる」の事例が網羅的に掲載されている
・ 編集者ごとで分かれる見解も掲載されている
・ その他、ライティングで守るべきお作法も掲載されている

文芸系の趣味を嗜んだことがある人はご存知の方が多いと思うのですが、その方面にご縁がない方には、ぜひ知ってほしいテクニックです。

「ひらく」と「閉じる」をマスターできると、文章の可読性があがる他、硬い文章・やわらかな文章のトーンのコントロールができるようになります。

読点「、」の打ち方

「、」をあなたは自信を持って打てていますか?読点の打ち方が、人による癖や解釈が別れやすいものだと思っています。

厳密に、読点はこう打たなければいけない、という厳格なルールがあるわけではありませんが、読点を打つ場所次第で文章の意味合いが変わってしまうこともあるので、注意を払わなくてはいけません。

こちらに詳しい記事がこちらです。

この記事の良いところ
・「、」を打つタイミングがパターン化されている
・ それぞれのパターンに例文がついている

自己流のルールとしては、主語と目的語がでてきたタイミングや、その他読みやすさを考慮して調整しています。「ひらく」と「閉じる」は目で見たときの読みやすさに貢献しますが、読点をきちんと打てるようになると、意味が正確で伝わりやすい文章になります。

より上手で伝わりやすい文章へ〜推敲編〜

冗長表現などを削る

思いつくままに文章を書き下していると、言い回しがついつい過剰になりがちです。言いたいことを伝える上で、できるだけ文章はシンプルに、を意識すると言いたいことがはっきりと、伝わりやすい文章になります。

「情報量の割に文章が多い」というのは、社会人の文章によくある問題です。文章に苦手意識がある社会人はつい、無駄な言葉を多く含めて、簡単な事柄をわざわざ難しく言い換えてしまいます。しかし、「情報量が同じなら短い文章ほど伝わりやすい」という原則を忘れてはいけません。

ビジネスに役立つ上手な文章の書き方11のコツ | knowledge / baigie

具体的な推敲の仕方で、おすすめはこちらの記事です。

この記事の良いところ
・ビジネス文章を題材に説明をしてくれている
・取り入れやすい具体的なコツにまとめてくれている
・添削前と添削後の事例付きで分かりやすい

なくても伝わる装飾語、丁寧すぎる言い回し、これらを削ることができると文章が見違えるほど、意味がストレートに伝わるパッとした文章に変わります。この記事は具体例を多く交えて解説してくれています。ビジネス記事を題材にしてい点でも、社員ブログを書く人に参考にしやすい記事です。

文章の見た目を整える

紙とWebの大きな違いは、文章が"視覚"で読まれることだと思っており、これを推敲において私は最も大切にしています。印刷された紙を読むときと違って、文章の頭から一字一句丁寧に読まれないのがWebの文章です。

パソコンやスマホでスイスイとスクロールされ、つまみ読まれることを想定して、1画面あたりの情報量をコントロールしたり、視覚的なメリハリをつけることが必要になります。わたしは以下を意識しています。

  • 3〜4行程度で改行する

  • 太字を使う

  • 基本的に段落改行を使って改行する

  • 引用囲みやリストなどの装飾を使う

  • 画像の挿入や、記事やツイートなどの埋め込みを使い、1〜2スクロールごとにメリハリを作る

文章を視覚的にデザインする方法については、それのみを扱った体系的な記事は少ないのですが、note編集部が公開している記事は、noteでの見た目の作り方を解説してくれています。

この記事の良いところ
・挿入画像付きで分かりやすい
・noteのキホンを教えてくれる公式記事!
・構成〜推敲までのプロセスのコツを網羅している

文章を視覚的にデザインする方法については、いつか記事にしたいなぁと思っています。

有料noteで参考になる記事

この他、有料ですが参考になるプロのエディターやライターの記事を紹介します。

タイトルの付け方

タイトルの付け方ひとつで、その記事が読まれるか・読まれないかが変わってしまうので、プロのノウハウを知っておくことは非常に有利なことです。

特徴的なタイトルでみなさんも一度は見にしたことがあるオウンドメディア『新R25』の編集長の方が公開している有料noteが、ノウハウを取り入れやすくおすすめです。

この記事のいいところ
・有名なオウンドメディアで使われているタイトル付けの秘訣を知れる
・シンプルなルールで取り入れやすい
・タイトルの良し悪しの観点がわかる

分かりやすいルール・鉄則を教えてくれるので、タイトル付けの品質を担保しやすくなりました。社内で記事レビューをするときは、この記事のルールに則ってタイトル問答をしています。

細かいことは言わず秒で使えるテク

ここまで、いろいろと文章を伝わりやすく上手に書くための基本を述べてきましたが、「そんなことはいいから今から使えるテクニックを教えてよ!」という方にはこちらのnoteがおすすめです。

この記事の良いところ
・ライターが使っているテクニックを網羅的に多く紹介
・秒で取り入れやすい!

この記事で扱っているような内容はこの中でも網羅されていますし、項目も多いので自分の文章にすぐに取り入れられるものを見つけやすいと思います。

おわりに

この記事では、文章が書くのが苦手という方に、わたしがいつもおすすめしている記事をまとめました。

ライティングに関するノウハウ記事は世の中にたくさんありますが、その中でも私が、Webディレクターやコンテンツ発信の仕事をするうえで、信頼してきた使える記事たちです。

本当は社内向けのドキュメントにまとめる予定だったのですが、世の中にこれを必要にしている方も多いと思ったので、個人のnoteで公開することにしました。会社で社員ブログを頑張っている方、もしよかったらこちらの記事を社内にシェアしていただければと思います。

あなたが知っている良い記事があればぜひ教えてください!随時、追加したいと思います。

以上、てらみんでした


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