【アルバイトのガクチカ】実際のESを用いて作成のポイントを簡単に解説!

■3つのガクチカを記載

以下のアルバイト関連の3つのガクチカについて
実際に添削した修正後のESを記載しています。
・ジムの退会者数減少に貢献
・居酒屋での料理の提供スピード向上に貢献
・アパレル店での購買体験満足度の向上に貢献

また、皆様が自身のガクチカにも転用できるよう、
修正したポイントを記載しています。

■ジムの退会者数の減少に貢献

▽概要

アルバイトリーダーとしてジムの退会者数を1か月平均50から22名への減少に貢献した。

✓「平均50から22名への減少」:結果が数値的にわかりやすく出せる場合、一番始めに持ってくる。

▽課題

アルバイト先であるフィットネスジムは、例年以上に退会者数が増加していたことが課題だった。
同期5人と共に会員と退会者に対してヒアリングを行ったところ、スタッフの人員削減から表出したケアの低下が原因だと特定した。
また、ヒアリングから有料のパーソナルトレーニングを取り入れている会員の満足度が高いことが判明。
ケアの質だけでなくスタッフとの交流機会の多さが満足度の高さに由来していると分析した。

✓「~が課題だった」:課題を明確に提示。
✓「同期5人と」:チームで活動したことをアピール。
✓「ヒアリング」:断定した課題は仮説のみでの特定したものではなく、実際のお客様の声を拾い上げたものだと伝える。
✓「ヒアリング」:営業職の業務においても再現性のある経験をしてきたことをアピール。
✓「ケアの低下が原因だと特定」:退会の原因を「満足度の低下」という抽象的な表現で片づけるのではなく、明確な原因を特定することで実効策の納得感を高める。
✓「~会員の満足度が高い」:有料トレーニング者の満足度の高さの要因を分析(もう一段深く分析した)したことを伝え、思考力をアピール。
✓「交流機会の多さ」:「ケアの質の向上」だけでなく、「交流機会の増加」も方向性として掲げることで、実効策の納得感を高める。

▽実効策

そこで無料のカウンセリングを実施し、会員へのアドバイスの場を設け、パーソナルトレーニングの魅力を力説した。
加えて、カウンセリングで得た情報をまとめアルバイト同士で共有し、得た知識を会員に対して継続的に還元した。

✓「力説した」:単に「伝えた」と表現するのではなく、「力説した」とすることで想いや熱意が籠もり、相手に泥臭く提案できることを連想させることができる。
✓「ノウハウの共有」:実際の業務でも再現できる施策をしてきたことを伝える。
✓「継続的に還元」:継続力をアピール

▽結果

上記の施策を行ったことで、新規でパーソナルトレーニングを行う会員が約15名増加。
また、以前より会員との交流が深まり、全会員に対してケアの改善に繋がった。
結果、3か月後には退会者数を大幅に減らすことができた。

✓「新規で~約15名増加」:営業職にも活かせる結果が出たことをわかりやすくイメージしてもらえるよう、ケアの改善だけでなく、「新規顧客獲得」経験も伝える。
✓「全会員に対して」:有料のパーソナルトレーニングをつけていないお客様に対しても満足度の向上ができたことを伝える。

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■居酒屋での料理の提供スピード向上に貢献

▽概要

少人数営業の居酒屋のキッチンアルバイトにてお客様満足度向上に貢献したことです。

▽課題

当初、料理の提供スピードが遅いという苦情が多発していました。
お客様の期待に応えたい想いがあり、提供スピードの向上に向け、策を二点講じました。

✓「お客様の期待に応えたい」:お客様のために頑張りたい考えを持っていることを伝える

▽実効策

一点目は、仕込み量の柔軟な変化です。
ピーク時間帯に仕込みが足りなくなることが多くあり、仕込みに関しての流れがまとまっていませんでした。
この課題に対し、予約状況や曜日、天気、ロスが出ないことを考慮して適宜仕込む量を変化させることで、ピーク時間帯での不足の際に仕込みから作り直す時間を削減しました。
また、予測に基づいた仕込み表を作成し、全体に共有し、仕込みの流れをまとめました。
二点目は、スタッフのパフォーマンス向上に尽力したことです。
少人数という条件下の中で、チームの力を最大化させるには、互いの業務の把握と共有が必要であると考えました。
そのため、ホールとキッチンという垣根を超えてスタッフ全員が同じ仕事をできるよう教育をしました。
さらに、バイトリーダと店長と協力し、スタッフの学習度合いに合わせて段階的に教えていくよう意識しました。

✓「一点目は~」「二点目は~」と実効策を並列させて構造にすることで分かりやすくさせる。
✓「ピーク時間帯に仕込みが足りなくなることが多々あり」:課題の起こっていた背景を伝えることで、実効策の納得度を高める。
✓「全体に共有、仕込みの流れをまとめた」:働きかけ力、仕組み化する力があることをアピール。
✓「互いの業務の把握と共有が必要」:施策実行理由を明確に記載する。
✓「教育しました」:働きかけ力、教えるための行動ができることを伝える。
✓「段階的に教える」:実効策をより効果的なものにするための工夫を怠らないことをアピール。

▽結果

結果、半年間でピーク時間帯における提供スピードは、30分から15分まで減らすことができました。
そして、覆面調査における「提供スピードの満足感」の評価を5段階評価2.6から3.4に向上することができ、店長からも改善に対する高い評価をいただきました。

✓「30分から15分まで減らす」「5段階評価2.6から3.4に向上」:結果を相手がイメージしやすいように明確に数値で示す。
✓「店長からも改善に対する高い評価」:定性面での評価も記載。

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■アパレル店のお客様満足度の向上

▽概要

ユニクロのアルバイトでお客様満足度の向上に貢献したことです。

✓「ユニクロの」:有名なお店なので、「アパレル店」と表現するよりも相手がイメージしやすくなる。

▽課題

入社当初、お客様からの商品の在庫有無のお問い合わせに対して、品切れの場合は「在庫はございません」とお伝えするのみの対応をしておりました。
しかし、商品の販売機会を逃している、お客様に良質な購買体験を提供することができていないという理由で社員の方からご指導をいただきました。

✓「在庫はございません」:当時の実際の対応方法を相手がイメージしやすいよう、実際に使っていた言葉を引用。
✓「商品の~という理由で」:「販売機会の増加」

▽実効策

そこで、販売機会の増加、お客様の購買体験の満足度向上のため、ファッションに対する研究や提案方法の変更を行いました。
具体的には、在庫が品切れの場合に欠品の事実を伝えるだけでなく、なぜその商品が欲しいのかご要望を必ずお聞きして、ご要望にお応えできるような代替商品を提案することを心掛けました。
また、ファッションに関してインターネットや本からの情報収集だけでなく、同期や先輩社員からもアドバイスをいただき素直に学びを吸収しました。
これにより、相手のニーズを的確に把握し、ご要望に合った代替商品を明確な根拠を持って提案することができました。

✓「販売機会の増加、お客様の購買体験の満足度の向上」:実利益+お客様志向のどちらも考慮できることを伝える。
✓「ご要望を必ずお聞き」:「ヒアリング」をしてきたことを伝え、学生時代の経験が入社後の業務でも再現できることを伝える。
✓「代替商品の提案」:要望にできるだけ応えようとする姿勢があることを伝える。
✓「情報収集」:業務でも活きてくる経験をした来たことを伝える。
✓「同期や先輩から」:働きかけ力をアピール。
✓「アドバイスをいただき」:学ぶ意欲をアピール。
✓「いただき」:「もらう」ではなく「いただく」という言葉を使うことで謙虚さを暗にアピール。
✓「素直に学びを吸収」:素直さがあることをアピール。

▽結果

ご要望に対して経験と知識に基づいた自分独自の価値を加えた結果、お客様の満足度向上に貢献することができました。
そうした取り組みを評価していただき、店舗で正社員でも獲得することが難しい「グッドスタッフ賞」を頂くことができました。

✓「経験と知識に基づいた自分独自の価値を加えた結果」:単に「結果、」とするのではなく、付加価値の提案をしたことを明確にアピール。
✓「グッドスタッフ賞」:お客様満足度の向上がきちんと社内でも評価されたことをアピール。
✓「正社員でも獲得することが難しい」:「グッドスタッフ賞」の獲得難易度を伝える。

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以上です。
ご意見などがあればいただけますと幸いです。

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